長崎・佐賀旅行③ ハウステンボス

私が泊まったウォーターマーク・ホテルは、ハウステンボスの入園ゲートからは遠い、一番奥にありますが、送迎バスも出ていますし、何より、私が行きたかった「パレス・ハウステンボス」のすぐそばなので、私にとっては都合がよかったです。

入り口で枯葉を集めているスタッフが作った心憎い演出。ハウステンボス 2019.11.19(私が訪れた日) と書いてあるのがわかりますでしょうか? これに気づかず、ちょっとふんづけてしまった私です…(。-∀-)

パレス・ハウステンボスは、17世紀にハーグの森に建てられ、現在はオランダのベアトリクス前女王のお住まいになっている宮殿の外観を、オランダ王室の特別のご許可をいただいて忠実に再現したもの。ベアトリクス前女王の宮殿を、オランダ市民は愛情をこめて”ハウステンボス(森の家)”と呼んでいたそうで、その名をこのテーマパークの呼称として使うことを王室が認めてくれ、その宮殿の再現のための実測にも応じてくださったのだそうです。

なぜそこまでの信頼関係が築かれていたのかというと、HPには、長崎オランダ村がきっかけだったと書いてありました。大人気を博した長崎オランダ村は両国の文化の懸け橋となり、オランダ王室や政府から認められる存在になっていたので、ハウステンボスの企画がスムーズに運んだようです。時計ひとつに至るまで、忠実に再現されているとのことで、そのあたりはHPの説明をご覧ください→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/special/palace_huistenbosch.html

宮殿内では、美術作品の収集をライフワークとする八木英司氏が約35年かけて収集した、ルノアールや円山応挙などの、西洋と東洋の巨匠の作品約90点が展示してありました。これはかなりの見ごたえがありましたよ。ここもパスポートだけで見れるんですから、ハウステンボス、あなどれませんね。
上の写真は宮殿裏にある、オランダ・バロック式庭園です。この庭園は18世紀、フランスの造園家ダニエル・マローがオランダの宮殿のために設計したものの、実現はしなかった「幻の庭園」だそうで、保存されていた図面をもとにハウステンボスが甦らせたものだとか。300年の時をへて実現した庭園…なんともロマンチックですね!でも、寒くてとても奥まで歩いていく気力がなかったです…。夜のライトアップの時にまた来ようと思っていましたが、それも、疲れ果ててしまって諦めました。次の機会のお楽しみですね(;^_^A

見たいところはまだまだあるので、ピッチをあげて!宮殿のあとは、「ポルセリン・ミュージアム(磁器美術館)」へ向かいました。有田陶器市を目的に佐賀を訪れた私たちなので、陶磁器のミュージアムは外せませんよね。
有田、伊万里の磁器は遠くヨーロッパへ輸出され、人々に愛されました。その後、模倣されるようになり、ヨーロッパの磁器発展に大きな影響を与えたのです。そうした歴史を知ることができるのですが、子どもにもわかりやすい説明が随所にほどこされていて、それを読んでるだけでもためになるんですよね。

このミュージアムで度肝を抜かれたのが「磁器の間」。鏡張りの壁、全部に磁器がびっしり!!!

ドイツ・ベルリンにあるシャルロッテンブルグ宮殿の「ポルセレイン・キャビネット」を再現したものだそうです。 当時、高価だった磁器を約3,000点も飾りつけた富と権力の象徴ともいえる空間。西洋美術の中に、燦然と存在感を持つ東洋の磁器が溶け込んで、人々を圧倒します。ハウステンボス、すごすぎる…。写真も自由に撮っていいんですよっ!もう、お友だちと二人で、興奮して何枚も撮ってしまいました!!!

日が暮れてきて、だんだん、園内もライトアップが始まりーー”光の王国”へと変化していきます。

またアムステルダム・シティへ来ました。色とりどりの傘が並ぶ、アンブレラ・ストリートは、夜になると明かりがついて、幻想的な雰囲気になります。

アンブレラ・ストリートにある「ショコラ伯爵の館」へ入ります。カカオで財を成したちょっと変わった伯爵の不思議な館、という設定。館内、どこもかしこもチョコレート、チョコレート色です。チョコレート色のドレスも着ましたが、恥ずかしいのでここではアップしないでおきます(笑)

チケットを購入すると、ホット・チョコレート(蛇口から出てくる~~~♪)と、チョコレートがもらえます。

外はすっかり暗くなり…美しい光の街は、昼間とはうってかわった姿。ハウステンボスは、夜に来るといいですね~。クリスマスだったから、よけいにきれいだったかも。ただ歩いているだけでも楽しい(≧▽≦) 園内に一泊する計画を立ててよかったです!

歩き回りながら、「ギヤマン・ミュージアム」も訪れました。江戸時代、日本で”ギヤマン”と呼ばれていたガラス。その語源はオランダ語の「ダイヤモンド(DIAMANT)」にあるとか。ミュージアムには、世界各国から集めた贅沢なガラス製品が飾られており、まばゆいばかりです。

上の写真の、豪華絢爛なシャンデリアは1840年代にフランスで作られたもの。幅2.2m、高さ3.5m、重さ750kg。4628個のガラスパーツと、65個のガラスの火屋から作られているそうです!今やここまでの透明感をもつガラスは製造できないといわれる逸品とのことで、これまた、シャンデリアの写真も何枚も撮影する私たち…(笑)

夜7時に、事前予約していたレンタカーの手続きのため、入国ゲートまで急いで向かいます。明日の朝、レンタカーで有田へ移動するためです。
レンタカーを駐車場に移動したあとは、さすがにもう歩きたくなかったので、ドルトームンまでクルーズ船に乗りました。酔うかなと思いましたが、本当に短い距離をゆっくり走るので、大丈夫でした(;^ω^)
そして、昼間にのぼった展望台に、再びあがりました。これは――!!!見る価値ありですね!

ホット・チョコレートでおなかもまだ減ってないし、そんなにはいらないね、ってことで、夜ごはんは軽くミニちゃんぽん。お土産も買っていたら、巡回バスの最終便に間に合わず…(;O;)疲れ切った身体に鞭打って(笑) ホテルまで歩いて帰りました…。

↑途中、お高くて手が出ないホテル・ヨーロッパの、ロビーだけでも堪能しよう!と、入ってみました。さすが、クリスマスデコレーションもゴージャスです。

ふらふらになって、やっと、ウォーターマーク・ホテルに到着。イルミネーションが、お疲れ様、って言ってくれているようで心が安らぎました(笑)
「ハウステンボス」は、東京ディズニーリゾートに匹敵するほどの広大さ。
無理はしないようにしようね!と言いながら、結局は閉園ぎりぎりまで歩き回ってた私たち…(^▽^;)
なんと、2万歩以上歩いてました(。-∀-) きつかった…。その夜、私の両足は湿布にくるまれましたよ(旅行の必需品!!)


ハウステンボスのお土産。

(つづく)

 

長崎・佐賀旅行② ハウステンボス

昨年11月の佐賀&長崎旅行日記が、一回目を書いてから滞っていました。
一回目はこちら→https://mikiokuda.com/2019/12/15/saga1/

先の日記にも書かせていただきましたように、悲しい出来事があって、年末年始は心も身体もぼろぼろでした。この休みの間に、少しずつ回復することができました。みなさまにはご心配をおかけし、お悔やみのお言葉もたくさんいただきました。心より感謝もうしあげます。

これから、また少しずつ、書き始めますね。

さて、佐賀&長崎旅行の二回目。
いよいよ「ハウステンボス」を満喫します。入り口に、その日のイベントのタイムテーブルが張り出してあるので、どれを見るか、お友だちと相談。お友だちが歌劇を見たいというので、会場のホールへ向かいました。

広い園内にはバスや、運河を走る船で移動ができるのですが、タイミングよく来なかったので、歩いていきました。途中、オランダらしい水車が並ぶエリアを通り抜けて…アトラクション・タウンへ。
実は私は宝塚歌劇団のショーを一度も見たことがないんです(;^ω^)なので、興味津々で、ショーを大いに楽しみました。
このハウステンボスは独自の歌劇団を持ち、養成学校もあるんですよね。”歌劇を超えるLIVE歌劇”とのうたい文句。入場料だけでプロのショーが見れるなんて(有料のショーもありますが私が見たのは無料のもの)感激するほどの、歌もダンスも演出もすばらしいものでした!残念ながら、写真撮影はNG。

行ったのが11月後半なので、時期的に園内はクリスマス一色でした!!

オランダには行ったことがないけど、歩いていると日本にいるのを忘れてしまい、海外旅行気分~~。


ゴミ箱も、建物に合わせて、こんなにかわいらしい♪

お昼になったので、アムステルダム・シティで、佐世保バーガーを食べました。旅行に来たらご当地グルメをいただきたいですものね。といっても、普通のハンバーガーでしたが…(笑)
佐世保には旧日本海軍があり、戦後はアメリカの海軍基地がおかれて、いろいろなアメリカ文化が入ってきました。ハンバーガーもそのひとつで、はじめはアメリカ人向けに販売していましたが、佐世保流に変化して行って、ご当地バーガーとして盛り上げたわけですね。作る店によってサイズも味も中身も違う…オーダーを受けてから作る、という点だけが共通しているようです。浜松餃子と似てますね(^^; 浜松餃子も、餃子の下にゆでたもやしが敷いてある、ってだけが共通です…。

アムステルダム・シティで行きたかったのは、ミッフィーのお店。看板に、ナインチェ、と書いてありますが、これがミッフィーのオランダでの名前。ミッフィーは英語名で、日本ではうさこちゃん。オランダ人のデザイナーで絵本作家のディック・ブルーナさんが生み出した絵本の主人公。ハウステンボスのオリジナルのミッフィーグッズもあります。
2年前に病気でお亡くなりになった、私のお友だちが大好きだったキャラクターです。ミッフィーをみるたびに、優しかった彼女の笑顔を思い出します。ブルーナさんのアトリエを訪ねるオランダツアーにも参加して、ブルーナさんにお会いしたこと、サインしてもらったことを嬉しそうに話してくれた彼女。今、天国でブルーナさんとお話しているでしょうか…。

ミッフィー・サブレ。か、かわいすぎる…(≧▽≦)

運河を渡ると、アート・ガーデン。秋バラ祭りが開催されていました。この日はものすごく寒かったけれど、けなげに咲いているバラもたくさんありました。


こちらはヨハン・シュトラウスという名のバラ。

アート・ガーデンの横に建っている、ハウステンボスのシンボルタワー「ドルトームン」の展望台へ向かいました。タワーは105m、展望台は80mのところにあり、こちらも無料で入れます。


左奥の建物が、私たちが泊まるウォーターマーク・ホテル。右下の豪華な建物がホテル・ヨーロッパ。お高くてとても手が出ない…(;^_^A このホテル・ヨーロッパと、


上の写真の船が停まっているハーバーゾーンは、ハウステンボスの外(園外)になります。(他にもハウステンボスのまわりには一般の方が普通に使用したり、住んでいる一角があって、車が自由に出入りしていて、テーマパークだけど”街”であるってことで、生活感がただよっているのがおもしろいところです)。
私たちが泊まるホテルは園外にあるので、ホテルにチェックインするために、一旦ゲートを出ます。

そこで出会ったのがこちらの馬車。パスポートの対象外ですが、馬車ツアーもあります。だれも乗らない…乗ってあげたいけど…いくらかもわからないのでこわくてね(^^; あとで調べたら、大人1,500円でした。このくらいなら乗ってもよかったな。

ウォーターマーク・ホテルへ向かう道には飲食店が並び、「アンパンマン」のやなせたかし氏がデザインした佐世保バーガーのマスコットキャラクター「佐世保バーガーボーイ」の看板を見つけましたよ。

街並みにすっかり溶け込む、クラシックカーが停まっているのも絵になります。このクラシックカーを貸し切っての場内ツアーもあるようです。

「ワンピース」の海賊船サニー号も停まっていました。これに乗って30分の遊覧ができますが、今回は時間がありませんでした(それに、私は船酔いするのでおそらく乗れないの…(。-∀-))。船の中もワンピース好きにはたまらない空間のようですよ。

こちらが、泊まったウォーターマーク・ホテル。一番奥にあって、料金も一番安いけれど、十分に満足できる、素敵なホテルでした。

クリスマスのデコレーションもホテルごとに違います。このウォーターマーク・ホテルは白を基調とした上品で大人な雰囲気。さりげなく有田焼が置かれているのも気に入りましたよ。

チェックイン後、少し休んで、再び園内散策へ乗り出します!

(つづく)

 

 

 

長崎・佐賀旅行① ハウステンボス

10月に、一泊二日で清里旅行に行ったことを先日、書きましたが、翌11月にもまた旅行へ行きまして(;^ω^)
今度は二泊三日で、場所は九州。10月にも、久留米市美術館で行われた『タータン展』の講演会で九州に行っているので、今年二度目の九州です。

今回は純粋な個人旅行。目的は「秋の有田陶磁器まつり」です。有田陶器市は、春と秋と、年に二回開催され、春の方が盛大だそうですが、混雑が好きではないので、行くなら秋にと考えていました。
今年の秋の陶器市は11月20~24日までの5日間。混雑大嫌いな私なので、行くならもちろん、平日狙いです(笑)

また、以前から「ハウステンボス」にも行ってみたかったので、有田とハウステンボス(ハウステンボスは佐賀県ではなく長崎県ですが距離的には近い)、そして有田と同じ陶磁器の里である伊万里と波佐見も、近いので組み合わせました。いつものごとく、長い旅行記になるので、気長に読んでいただけたら幸いです。

2019年11月19日(火)
中部空港7:35発の便で長崎空港へ。浜松から中部空港までのエアポートバスは4:55発の始発に乗りました。
朝がとても苦手な私、朝4時起きでがんばり、エアポートバスではほぼ寝ていました。長崎空港までの飛行機の中でも寝ていましたが、熟睡ができなくてなんだか眠くて、時差ボケの症状になってしまいました(-_-;)
静岡空港から長崎空港までの便があったらよかったんですが…。ないので仕方ありません。
国内線は飲み物を持ち込めるのでいいですね。用意していったおにぎりを飛行機の中で食べました。機内では飲み物は無料で出してくれました。

9:10に長崎空港に着いて、そのまま、ハウステンボス行きのバスへ乗り込みました。今日はハウステンボス内のホテルに泊まります。入り口で、園内のホテルまで無料で荷物を送ってくれるサービスがあるので、そこでキャリーバッグを預け、身軽になって、いざ、園内へ。

実は何十年も前、独身の頃、ここが「長崎オランダ村」という名称だった時に一度訪れたことがあるんです。――とここまで書いて、本当にオランダ村がハウステンボスになったのかを調べてみましたら――

な、なんと。長崎オランダ村と、ハウステンボスとは別の施設だということが判明! 長崎オランダ村よりも規模の大きい「ハウステンボス」が1992年にオープンすると客足が鈍り、長崎オランダ村は2001年に閉園。
その後、食のテーマパーク→ポートホールン長崎と名称や役割が変わったものの、2017年に「長崎オランダ村」の名称に戻したとのこと。現在、入場無料で、さまざまなイベントが行われているそうです。

これを知ってびっくりしたのなんの。私のように、オランダ村とハウステンボスが同じと思っていた方は多いのでは?
私がオランダ村を訪れた時の記憶は、はる~か昔なのであいまいだったとはいえ、なんか、以前見た風景とは違うな…とは感じていました。きっと大きくリニューアルしたからだね!なんて思っていましたが、別の施設だったんですねぇ(;^_^A

オランダ村も、昔は長崎空港から舟で行けたので(ハウステンボスも長崎空港から舟で行ける)てっきり同じ施設だと信じ切ってました。どっちも同じ”オランダ”をテーマにしているから、よけいにややこしい…。
ともあれ、長崎オランダ村が現存していると知って、なんだか懐かしくなりました。機会があれば、今度は長崎市内観光と組み合わせて、また行ってみたいと思います。
(つづく)