藤が満開!フラワーパーク②

前回の続きで、浜松フラワーパークを訪ねた話です。

藤棚は、ハナショウブ園のほうまでずっと続いています。ノダナガフジの次は、シロフジの藤棚。

そしてこちらは、わ~すごい!ぶどうみたいな藤、重そう(笑)
これは八重黒龍(ヤエコクリュウ/八重咲き)だそうです。

浜松フラワーパークには、原種のツツジ園があります。これも原種だと思いますが、満開手前といったところ。

広い園内、飽きさせないように、ポイントポイントに、お花畑がつくってあります。白とブルーの淡い花畑が私の好み♪

こちら、温室の横にあるモザイカルチャー
テーマは「森の仲間たち」。クマの高さは7m。おおきいです!となりのシカも迫力ありますよー。奥にはタヌキ。手前のブランコに座って記念撮影できるようになっています。

モザイカルチャーとは、寄せ集めを意味する「モザイク」と、文化の「カルチャー」からなる造語だそうで、フランスの造園技術から発生したようです。

金属のフレームに花や緑を植え込み、大型の立体作品に仕上げる園芸アートのことで、実は浜松は、以前、日本で初めてモザイカルチャーの世界大会「浜名湖立体花博(浜松モザイカルチャー世界博2009)」を開催したんです。

この浜松フラワーパークも会場になり、私ももちろん行きました。目標を上回る86万人の来場者を達成したとのこと。
その成果を一過性のものにしないため、「日本のモザイカルチャー発祥の地・浜松」として、その後もずっと、モザイカルチャーを発信しているそうで、このフラワーパークのモザイカルチャーも、模様替えをします。
私、このモザイカルチャー、好きなんですよね。なので、必ずチェックします。

こちらのモザイカルチャーは、2016年に公募により決定した、浜松フラワーパークのマスコットキャラクター「ふらまる」。

2時間以上歩いて疲れたので、最後にカフェレストランで「こなみソフト」をいただきました。
ここの名物は「まじめな野菜カレー」なんですが、昼食はもう家ですませてから来たので。
塚本こなみさんの名前がついたソフトです! こなみ農園こだわりのキンカンを使った特製キンカンソースがかかっているとのことで。
キンカン?と思ったけど、甘ったるくない大人のソースで気に入りました。

また、違う花の季節に来たいと思います。

藤が満開!フラワーパーク①

今年は暖かいためか、桜の開花も早く、前倒しになっているようで、
藤の花も、ツツジも、例年より早く開花しているようです。

あまりに天気がよかった先日、浜松フラワーパークへ行ってきました。
最後に行ったのは7~8年前になりますか・・・・その時はアジサイと菖蒲の花の時期でした。

今回は藤の花が目当て。
あしかがフラワーパークを藤で再生させた塚本こなみさんが、浜松フラワーパークの理事になってから丸8年。
浜松フラワーパークも以前とは違って本当にお客さん目線で見せ方も考えられ、
行こうという気持ちになります。
大赤字になっていた浜松フラワーパーク、それにはやっぱり理由があるわけです。

塚本さんは、以前取材させていただいたことがある樹木医さんです。
あしかがフラワーパークを再生させるきっかけは、根元径が100cm以上もある巨大な藤の移植を依頼されたことでした。

ですから、塚本さんが理事になった浜松フラワーパークも、藤はポイントなのです。
とか言いながら、今年やっと藤を見に行ったわけですが(^^;

平日ながらすごい人でした。広いし、屋外だし、コロナの心配も少ないと思われるんでしょう。ずっと家に籠っているのもストレスですしね・・・

そういえば、塚本さんが、フラワーパークといいながら、エントランスを入っても花壇がなく、フラワーパークに来た!という気持ちにならないのは問題だと思ったそうで、今は、エントランスを入るとたくさんの花が出迎えてくれ、テンションをあげてくれるんです。


フラワーパークの顔(?)でもある、大噴水。1時間に2回、音楽とともに噴水が舞い上がるショーがあります。

フラワーパークは広いので、まずは目的の藤棚と、吉谷桂子さんが手がけるスマイルガーデンへ。

まだまだ、長さは短いですが、でも美しいですね。夜はライトアップもされているので、ポールにつけられたライトが、けっこう写真に撮るとじゃまだったりする・・・( ̄▽ ̄;)

風に揺られて気持ちよさそうです。

奇跡!人のいない藤棚が撮れました!(笑) ノダナガフジの藤棚です。

右の小道が、スマイルガーデン。紫の藤をつける藤棚とスマイルガーデンの間に、シロフジが植えられ、アクセントになっていますね。

スマイルガーデンには、イングリッシュガーデンの定番の植物がいろいろ植えられています。紫、オレンジ、黄色と、色合いをまとめて植えられているので、場面が変わるごとに色の世界が変わって飽きません。

藤と同じ時期に満開だった、コデマリ。『赤毛のアン』にも出てくる植物です。

まだまだ写真があるので、続きます。

 

茶畑のテラスでティータイム♪

前回の、静岡の里山散策の続きです。目的の「グリーンエイトカフェ」さん。
エイトは、無限の意味の∞の記号です。

お茶工場の一角をリノベーションしてカフェにされています。静岡の地元のテレビ局は3社あるのですが、どの局でも取材を受けてテレビ放映されています。
静岡県はお茶処なので、お茶×カフェというテーマだと必ずこのグリーンエイトさんが登場していますね。

イートインも、テイクアウトも、どちらもできます。
グリーンエイトさんはもちろん緑茶も作っておられますが、紅茶を主力商品にしているのが、他のお茶カフェとは違うところ。”和紅茶”のグリーンエイト、で、どんどん打って出ているんですね。
パッケージも黒を基調にしておしゃれにデザイン。

ストレート紅茶は、苦さのレベルで9種類に分けているのでわかりやすいですよ。一番人気は、苦さのレベルがゼロの、つゆひかりという品種で作った紅茶だそうです。

カフェでのイートインで、私は期間限定の和紅茶のパンケーキセットを注文。ドリンクは種類豊富な中から選べますが、フレーバーも何もついてないオーソドックスな紅茶を選びました。
(魅力的なフレーバーティーもたくさんあり迷いましたが)

この歳になりますと、たくさん食べられなくなりまして(;’∀’)
このセットだけでおなかがいっぱいになってしまうのは確実。でも、私はこのグリーンエイトさんのもう一つの目玉である茶畑テラスを利用したかったので、悩みました。
茶畑は、ドリンクやスイーツとセットなのです。イートインでパンケーキセットを頼むと、茶畑テラス利用でまたドリンクを頼まないといけません。おなかがだぼだぼになってしまいます・・・
と、お店の方が! 和紅茶のパンケーキはカフェの中で食べて、ドリンクは茶畑に持っていくのはどうですか?と。カフェの中で食べる時に、ドリンクがないと寂しいと思うので、ちょこっとお茶をお付けしますよ、との嬉しいご提案をくださいました。こういう心遣いがうれしいです。

パンケーキの中に和紅茶が使われているのはもちろん、添えられているソフトクリームも、自社の紅茶を使った和紅茶のソフトクリームだそうです。
今回は食べられませんでしたが、和紅茶プリンを乗せたパフェもあって、その和紅茶プリンも、自社の和紅茶を使ってオリジナルで作っているそうです。
どこまでもこだわっているところにも、プライドが感じられますね。

店内でパンケーキを食べたあと、いざ、話題になっている茶畑のテラスへGO♪
お店から10分ほど歩いていったところにある自社の茶畑の中に、広いテラスがあって、そこでテイクアウトしたお茶やスイーツをいただくことができるのです。

周りに家もなく、お店の方も着いてこないので、茶畑を独占できる!!
みなさん、寝転んだり、写真を撮ったり、歌を歌ったりと、好きなように過ごしているそうですよ。

地図を見ながら、てくてく歩くこと10分。
茶畑の中に、テラスが見えました~(≧▽≦) 白い傘が見えますか?

上を通っているのは、第二東名高速道路。これができたおかげで、静岡県内の山間部へのアクセスが格段によくなりました。


このお茶の品種はやぶきただそうです。
テラスは土足禁止。くつをぬいであがります。気持ちがいいです。

テイクアウトした紅茶(氷も、紅茶で作った氷なので、解けても味が薄くなりません)と茶畑の写真、素敵でしょ。解放感も満点!!!

通常は30分で入れ替えだそうですが、私のあと、テラスを予約している方がいらっしゃらなかったので、好きなだけお過ごしください~と言われました。でも、私、一人なので( ̄▽ ̄;) 30分でお店に戻りました(笑)

自分の茶畑がない限り、こんなふうに、茶畑の中でゆっくり過ごすということはないので、とてもいい企画ですよね、人気があるのもわかります。
ご興味ある方はぜひ行ってみてくださいね。茶畑は事前に予約されたほうが確実です。

山間部まで行くのは遠い・・・という声を受けて、グリーンエイトさん、静岡駅に、テイクアウト和紅茶専門のお店を今年オープンされました!
コロナ禍であっても、どんどん打って出る姿勢、若い社長さんのチャレンジ精神が伝わってきます。
お店の名前は「ニガクナイコウチャ」。紅茶=苦い、を払しょくしたい、苦くない自社の人気和紅茶をドーンを打ち出しているのですね。


こちらが静岡駅のお店。ホテルに戻って、夕方こちらのお店にも行きました。
ドリンクだけでなく、和紅茶ソフトやパフェもあります。
2席ですが、ちょっとした椅子もあるので、ささっとその場で食べていくことも可能です。

黒いパッケージだけでなく、かわいいイラストがついたティーバッグもいろいろ売っていて、これがちょっとしたプレゼントにぴったり、と、売れているそうですよ。
お茶が売れない時代だと言われて久しいですが、さまざまな工夫でがんばっておられるお茶農家さんもたくさんいらっしゃいます。お茶処・静岡、ふんばって、がんばってほしいです、応援しまーす(^^)/

静岡の里山のカフェ

静岡プチ観光のつづきです。

三保の松原を散策したあとは、清水区の山間部、両河内(りょうごうち)と呼ばれるところへ向かいました。
お茶の取材で、山間部に行く機会は多かったものの、両河内へ行くのは今回が初めてです。
現在、両河内という地名は合併により消えてしまいましたが、地元の方々は今も、美しい里山であるこのあたりを両河内と呼んでいます。

起伏にとんだ地形、澄んだ川が流れ、お茶には最適といわれる寒暖差が激しく朝霧がたつ条件も、お茶栽培に適しており、知る人ぞ知る銘茶の産地だそうです。

その両河内で和紅茶を作られているグリーンエイトさんが、カフェを作られたことは前から知っていて、静岡の地元のテレビ局でもしょっちゅう、取り上げられているので、行きたくてたまらなかったのですが、今回、やっと実現です!

その前に(笑)
グリーンエイトさんに行く途中にある「望月竹次郎商店」さんに、ちょっと寄り道しました。
ナビもあり、わかりにくい場所にあるわけではないのですが、迷いました( ̄▽ ̄;)
昭和シェルのスタンドのすぐ横だったんですね。スタンドは現在は営業していないので、スタンドのところに車を停めてもいいですよ、と言われました。奥の駐車場へ向かう道路がものすごく狭いので、これから行かれる方は、スタンドのところに停められるといいと思います。

昭和の駄菓子屋さん、たばこ屋さんを思わせる懐かしい雰囲気。実際、子どもたちのために店内では駄菓子が売っていました。
次から次へと、近所の人たちがやってきて、地元の人々の憩いの場になっているのがよくわかります。

自家製のマフィンなどの手づくりおやつの他、ここの名物は夏はかき氷
そして冬は壷(本当に大きい壷で焼いている)焼きのサツマイモです。

行った時には、もう壷焼きサツマイモは終わっていて(´;ω;`)残念でしたが、砂糖はほとんど使っていないというスイートポテトパイを楽しました(これがランチ代わり(^^;)。

飲み物はもちろん、コーヒーではなく紅茶。地元のグリーンエイトさんの紅茶を扱っています。

グリーンエイトさんの紅茶に加え、なんと、ニューヨークのHarney&Sons紅茶が何種類もあるではありませんか!!!
ハーニー&サンズの紅茶は、高級ホテルで使用されていてイギリスでも評価が高いブランド紅茶です。
都会のティーショップでもなかなか扱っているお店がない、ましてや静岡の山の中で、ハーニー&サンズの紅茶に出会うとは。

嬉しくなって、ハーニー&サンズの「アフリカンオータム」を注文。これはルイボスティーをベースに、オレンジやクランベリーを混ぜたハーブティーです。
正確には紅茶じゃないけど・・・紅茶はこれからグリーンエイトさんに行って飲むから、ね。

どうしてこの紅茶を扱っているのですか、と聞いたら、アメリカの住むお友だちからおいしいよと教えてもらったのだとか。ハーニー&サンズの紅茶をご存知なんですか、うれしいです、とオーナーさん。私もうれしいです(*^▽^*)

パイもおいしかったし、雰囲気ものんびり、まったりしていて、長居したくなりますね。
ここからグリーンエイトさんまで、どんどん山をあがっていきます。

興津川(おきつがわ)です。アユ釣りの名所でもある清流。川底が見えるほど澄んでいます!!私は川のある場所が大好きなので、一人で盛り上がりました(≧▽≦)

グリーンエイトさんの目印になっている、とっくりの形をした建造物が見えてきました。これはグリーンエイトさんのものではなく、和田島浄水場の配水搭なんだそうです。コンクリート製、高さ45m。
この配水塔の真横にあるグリーンエイトさん↑
カフェは緑の屋根の工場の中です♪

(つづく)

 

名勝・三保の松原

静岡英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハムさんで、イースターのお茶会を開催させていただいたことは先の日記に書きました

私が住む浜松から静岡市までは、新幹線で2駅、けっこう遠いのです。なので、静岡に行く時は観光気分でもあり(笑) 今回も一泊して、行ってみたかったところをめぐってきました。

一つは、日本三大松原(三保の松原、虹の松原、気比の松原)にも数えられる、国の名勝・三保の松原
あまりに有名すぎる場所です( ̄▽ ̄;)
でも、今まで一度も行ったことがありませんでした。近くまでは何度も行っているんですけどね(;^_^A
いつでも行けると思うと行かないものですね。
ほかの松原2つも、まだ行ったことがありません・・・いつか行きたいです。

三保の松原は、2013年に富士山世界文化遺産に認定。正式名は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」

約7kmの海岸に、約3万本の黒松が生い茂り、松林の緑、打ち寄せる白波、海の青さと富士山が織りなす美しく、神々しい風景は、歌川広重の浮世絵や、数々の絵画・和歌にも表現されてきました。

訪ねた日は、ニュースで黄砂がひどいと報道されていて、晴れてはいるけれどなんだかどんよりとした感じでした。

ルートの最初に出てくるのが、羽衣の松です。
天女伝説(天女が舞い降りて松に羽衣をかけたとされる)で知られる羽衣の松。
私が知っているのは、羽衣を見つけた男が、羽衣を天女に返さず、天に還れなくなった天女は男と結婚するが、その後、羽衣を見つけて天へ戻っていくというお話。
いろいろな説があるようですが、この三保の羽衣薪能では、男は自分を恥じてすぐに羽衣を返し、天女は舞いを踊りながら空に消えて行く、というストーリーだそうです。

伝説が本当だったと思えるほど、堂々とした立派な羽衣の松。
この松は三代目だそうです。初代「羽衣の松」は宝永4年(1707年)の宝永大噴火とそれに伴う地震で海に沈んだとか。

羽衣の松から、砂浜へ出て海へ。
本当なら、砂浜の向こうに富士山がそのお姿をきれいに見せているのですが、黄砂のためなのか、ま~~~ったく見えず( ;∀;)

遊歩道をてくてく歩いて、富士山がよりよく見えるスポット(↑)まで行ってみましたが、やっぱり、輪郭さえも見えず・・・がっかり。

すぐそばにできた文化創造センター「みほしるべ」の中に、フォトスポットがあり、見える時はこんなふうに、富士山が見えるのです↓

ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんが描いた絵が、看板になっています。羽衣をまとった、ピンクの天女がかわいい。

松原のあるここは半島でして、安倍川上流部や有度山(うどさん)の南壁から波によって運ばれた土砂が堆積し形成された砂嘴(さし=洲浜)になっているのですね。波に洗われて栄養の少ない洲浜に茂るのが黒松だそうです。

これが、昨年3月にできた、文化創造センター「みほしるべ」の外観。
富士山と三保松原、羽衣伝説、三保松原と芸術作品などの深い関わりについての展示がされています。
よく知らなかった松原の成り立ち、いかに富士山と松原が関係が深かったか、描かれてきた松原の作品などを見て、三保の松原への理解が深まりました。

冬季の土日祝日には足湯が稼働します。平日に行ったので残念ながら足湯は楽しめませんでした(。-∀-)

先日始まったばかりのサービスとして、静岡県内初のGPS連動型音声ガイド「おともたび三保松原編」があります。「みほしるべ」の、ショップのところにあるQRコードをスマホなどで読み取り、地図に示された場所に近づくと、地元の方の声で、地元ならではの案内音声が流れ始めるというしくみ。
テレビで見て知っていたのですが、QRコードがどこにあるのかわからず(あとからテレビでショップのところにあると知った( ̄▽ ̄;))、滞在時間もあまり長く取っていなかったので、利用しないで終わってしまったのが残念。館内のスタッフの方がもっと積極的に宣伝したほうがいいのではないかと思いました。

手前にちょうど停まっていた「お茶のまち静岡市」と書かれた、お茶色のタクシー。静岡だな~~~と感じますね。お茶農家とタクシーがコラボして、茶どころ静岡ならではのツアーをタクシードライバーが案内する試みもされているようですよ。

みほしるべの横に、まっすぐ伸びる約500mの松並木。「神の道」と呼ばれています。羽衣の松に来臨した神が、御穂神社に向かう時に通られるのだそうです。写真の奥に、御穂神社があります。
道の両側の松は、樹齢200~400年だそうで、歴史の奥深さを感じます。
以前はこのボードウォークがなく、人が歩けば歩くほど松の根を傷めると問題になっていました。やっとこの歩道が整備されて、松たちもほっとしているのではないでしょうか。

みほしるべのミュージアムショップは小さいながら充実していました。いろいろ買いたいものがありましたが、ぐっとこらえて・・・。数個に絞りましたよ。
レストランがありませんが、飲み物は売っていて、和紅茶、ありました!
天女のポストカードがついているミルクラスクをお土産に購入↑
パッケージのイラストも気に入りました(パッケージ、大事ですよね)。

このあと、静岡の山間部へ向かいます。
(つづく)

掛川さんぽ②掛川城御殿

掛川さんぽ前回のつづきです。

掛川城の脇から下りていき、次に見たのは「掛川城御殿(二の丸御殿)」。


まず驚かされるのは巨大な式台玄関。こちらは藩主や家老が使い、それ以外の武士は ↓ こちらの東側玄関。

さらに下の足軽は北側の土間から入るようになっていたそうです。

こちらの御殿、全国で4軒しか現存していない、城郭御殿の1つだそうで・・国の重要文化財に指定されています(そんなに貴重な建物だったのね( ̄▽ ̄;))

現在の御殿は、大地震のあと、時の城主・太田資功(すけかつ)によって1855~1861年にかけて再建されたもの。
明治元年までは掛川藩で使われ、その後は勤番所と学問所、女学校や町役場、掛川市役所などと、時代に合わせて用途がかわるものの、使われ続けてきました。そのおかげで現在まで建物が残ったのですね。

 

御殿内部は、謁見の場としての「書院棟」、城主の公邸「子書院棟」、そしてオフィスの役割を持つ「役所棟」と、用途に応じて分けられ、それぞれ位の上下によって部屋も分けられていました。


入ってすぐの三の間、次の間は、謁見者が控える部屋。


太田家の家紋。


こちらは藩主が政務を離れてくつろぐ小書院。


御殿のほうから見上げる掛川城。


藩主の居間である長囲炉裏の間から、小書院をのぞむ。部屋はふすまで仕切られています。
まさに時代劇さながらの佇まいですねー。杉良太郎さんが寄贈したという甲冑なども飾られていました。

身分が下の者が使う部屋になると、部屋の造りも、日当たり、明るさ、素材も違ってくるのがよくわかります。


↑ 御殿をあとにして坂を下っていくと見えてきた、和とも洋とも、寺院とも見えるこの立派な建物。これが『百年名家』でも紹介されていた「大日本報徳社」です。

上の写真は裏から見たもので、表はこちら↓
二宮尊徳が唱えた報徳思想を広めるため、尊徳の弟子によって建てられた民間の講堂です。番組で中を見ましたが、多い時で600人入ったという大きくて立派な講堂でした。見学可だそうなので、ぜひとも日をあらためて訪ねたいと思っています。

坂をおりると、桜の名所となっている逆川です。掛川城の南側を流れる逆川は、当時は外堀の役目を担っていたようです。

約300本が植えられているという桜は、カンビザクラ系統の品種「カケガワザクラ」です(2014年に新しい園芸品種に認定)
私が行った時(2月25日)はまだ咲き始めでしたが、一本だけ満開の木があり、ヒヨドリが嬉しそうに飛び回っていました。今は満開なのではないでしょうか。


この時期限定という、桜のたい焼きを「観光案内処こだわりっぱ」でいただいて、一休み。


ここにもありました!たばこ、ならぬ、茶ばこの自販機。
スティック状のお茶が入ってるので旅行土産にいいですよ♪

まだまだ油断がならないコロナ禍です。気を付けながら春を楽しみたいですね。

掛川さんぽ①掛川城

古い建物や洋館好きなので、BS朝日の『百年名家はお気に入り。

このところ、静岡県の建物が何回か、紹介されています。
コロナ禍なので、八嶋さんと牧瀬さんは、現地の方が案内するのを画面越しに見てコメントする、というスタイルです。
他の番組でも、現地の方が案内するスタイルは増えていて、私はこのスタイルがほのぼのとしていて、臨場感があっていいなと思っています。
必ずしも、リポートするのはプロや有名人である必要はなく、経費をかけて現地に赴くだけが番組作りではないでしょう。

で、紹介されていたのは、磐田市の建物と、掛川市の建物。

磐田市の建物は「旧見付学校」「旧赤松家記念館」「花咲乃庄」が登場。どれも以前訪ねたことがあります(でも行ったのはだいぶ前なので、また行こうかな~(*^▽^*))。

掛川市の建物は、掛川城と、掛川城内の「掛川御殿」と「竹の丸」「大日本報徳社」でした。
竹の丸は5年前に訪ねましたが(この時は楽天ブログでした・・なぜか写真が削除されている・・・(*_*))、掛川御殿と掛川城は、そういえば、まだ行っていませんでした。

ということで、掛川城と御殿に、行ってきました!!
(掛川って、無料の駐車場がないんですよねぇ・・・それが観光のネックかと思うんですが・・・)

掛川城は、1854年の大地震で損壊。お城は再建されることなく明治に廃城。
その後、公園となりましたが、1994年に日本初の本格木造天守閣として復元されたのです。
天守閣の再建にあたっては、山内一豊が築城した高知城を参考に、残された図面に基づき復元したそうです。かかった費用は11億円で、そのほとんどは市民の寄付だったとか!!!( ゚Д゚)

山内一豊は、戦国~江戸時代の武将・大名で、掛川城主として入ったのは1590年で、10年在城しました。一豊は戦乱で傷んだ城の大改築を実施。掛川城に初めて天守閣を作ったそうです。また、同時に城下町の整備も行いました。

こちら、清水銀行の壁のレリーフ。一豊と、内助の功で有名な妻・千代が描かれています。
2006年の大河ドラマはこの一豊と千代でしたが、私は観ておらず・・・( ̄▽ ̄;)

もともと、掛川城は今川氏が築いたもの。徳川家康との戦さで家康の領有となり、その後、秀吉が天下統一を図り、家康に代わり一豊を入城させました。

お友だちのお父様がこの復元に関わったそうで、樹齢300年を越える厳選された青森ヒバを用い、「東海の名城」とうたわれた往時の美しさを忠実に復元しているので、見る価値のあるお城だと聞いてはいましたが、実際に行ってみて、本当に美しい城だと思いました。

決して大きくはありませんが、大きく複雑に見える工夫がされているそうです。

天守閣からの眺めは、さすがにすばらしい!


↑ 一番右の山が粟ヶ岳で、「」という文字が山腹に作られています。山頂には展望休憩所「茶草場テラス」があります。このあたりはお茶の生産地なんですよ。ここに行った日記はこちら


↑ 右下に見える建物が、掛川御殿(二の丸御殿)で、これからここも見学しまーす。

(つづく)

竹原訪問記 その5

竹原散歩日記、最後となります。
その1

その2

その3

その4

最後に、竹原の町並みをアップします(#^.^#)


”原だから、竹?なんでしょうか。竹モチーフがあちこちで目につきました。竹が特産というわけではないようですが、用水路をカバーするように、さまざまな所に竹の格子がかけてありましたし(↓)。


こちらは観光案内所の天井にどどーんと飾ってあった、すべて竹でできた鯉。

アニメ『たまゆら』にも出てくるのですが、毎年、竹のお祭りが開催されているんですよね。やっぱり”竹”つながりなんでしょうか。「町並み竹灯り」は、10月の最終土日に行われるようで、5,000本の竹灯篭からあふれるろうそくの灯りで幻想的に町がライトアップするのだとか。
今年は新型コロナウイルスの影響で、中止になりました。コロナが収束して、いつか行きたい!!です!!


↑こちら、そのアニメ『たまゆら』で、楓(ふう)の祖母と母が営むカフェ「たまゆら」として描かれたカフェ。本当の名前は「ゆかり」というのですね。休業されていて入れませんでした(;O;) 残念。


↑ 小路(しょうじ)と呼ばれる狭い路地が、メイン通りから何本もあり、こういう路地から、人々の生活感がにじみでているので好きです。路地って、思わず入ってみたくなるんですよね。


軒先に飾られている花は、観光客をお迎えしようという各戸の気持ちの現れなんだとか。歴史ある町を大切に守りたいと、住民のみなさんが自主的に始めたそうですよ。素敵な取り組みですよね。


こちら、市の重要文化財になっている「松阪邸」の格子なのですが、これ、嵐が出演っしたJAL先得のCM「幸せのハート」篇(2019年6月から放映された)の撮影地になったところ。嵐がハートを探すというCMです。
私が住む東海地方では放映されていませんので(-_-;) 知りませんでした。動画で見て、あ~~ここだ~~~と。
実は、嵐が来たところがあるよ、って、歩いている私たちに教えてくれたおじさんがいまして。意味がわからなかったのですが、写真だけ撮って、家に帰ってCMをチェックしたというわけです。
ハートマークは、猪目(いのめ)という伝統的な日本の紋様だそうです。イノシシの目を表していて、魔除けや火除けの意味があるとか。日本の神社とかでも見られるようですよね。

とても暑い日で(行ったのは7月ですから(^^;)、海が近いからか、意外とじっとりとした暑さに、途中で喉がかわいて、途中で蔵カフェで休み、体力を補充。暑くても、雨が降るよりよかったかな。とても気持ちのいい散策ができました。

午後3時過ぎに岡本さんとおわかれして、私はJR呉線→山陽本線と、各駅停車を乗り継いで(三原で新幹線に乗り換えてもあまり到着時間が変わらなかったので安い方で(;^ω^))倉敷へ向かいました。


電車の中からはずっと、瀬戸内海が見えました。おだやかで美しい瀬戸内海。癒されます。
天気は途中まではよかったのですが、天気予報通り、もくもくと雨雲が出てきて真っ暗になり、雨がドシャ―っと降ってきました。竹原で雨に降られなくて本当に幸運でした。
土砂降りでしたが、私は三原での乗り換え時以外はずっと電車の中だったので安全でした、そして倉敷駅に着いた頃には雨はやんでいて、が出ていました!!


大きくて、きれいな虹のアーチ。駅にいたみなさん、携帯で写真を撮っていましたよ。

竹原まで行ったのなら、うさぎの島で知られる大久野島にも行きたかったですが、時間がないので、また今度の楽しみにします。早く、コロナが収束に向かいますように・・・。

 

 

竹原訪問記 その4

竹原散歩日記、まだまだ続きます(^^;
その1

その2

その3

日本のウイスキーの父といわれる竹鶴政孝リタ夫人の等身大の銅像は、普明閣から町を見下ろした時に気になっていた洋館のとなりの広場にありました。


以前は図書館だったそうで、現在は歴史民俗資料館です。洋館はこの一軒だけとのことで、あとは洋風っぽい建物はこのコンクリートの建物くらいで、ほかは木造の町屋が並んでいる、見事な調和の町並みです。


後ろに見えるのが、さっき訪ねた普明閣。


「よいウイスキーづくりにトリックはない」との言葉が刻まれています。
この銅像が設置されたのは2015年で、作者は竹原出身の陶芸家・今井眞正(まきまさ)さん。銅像の多くは行政のお金で造られますが、これは企業や市民の寄付を中心に造られたとか。

竹鶴政孝(1894~1979)、愛称マッサンが全国的に知られるようになったのは、NHK朝ドラ『マッサン』(2014年後期)がきっかけでしょう。
ウイスキー製造技術を取得するため、本場スコットランドへはるばる留学。
日本で初めて、純国産のウイスキーづくりに取り組み、ニッカウヰスキーを創業、生涯をウイスキーづくりに捧げました。

奥さんは、スコットランド留学の時に知り合ったスコットランド人女性リタ・カウン。当時としては珍しい国際結婚。リタの家族からも、竹鶴の家族からも反対されたことは、ドラマにも描かれています。

欧米の模造品のウイスキーが作られていただけで純国産のウイスキーは作られていなかった1918年、マッサンは、勤めていた摂津酒造の社長が打ち出した純国産のウイスキー造りの命を受けて、単身、スコットランドへ赴き、ウイスキー造りを学びます。

私はウイスキーはじめ、お酒は飲まないのですが、スコットランド好きとして、マッサンとリタに興味を持ちました。朝ドラは全話みましたし、マッサンに関する展示会も東京まで観に行き、リタが日本へ来る際に持ってきたタータンも見てきましたよ。

テレビ『百年名家』で、竹鶴家の本家である竹鶴酒造を訪ねていた回をDVDに残していたので、もう一度見てみました。放映は2015年。
私は今回実際に行ったので、以前はぼーっと見ていた(笑)のが、ああ、あそこだ、と実感を持ってみることができました。やはり訪ねて自分の目で見るのは大事ですね。

『百年名家』は、ドラマ「マッサン」で、酒造り職人役だった八嶋智人さんが出ているので、ドラマのロケがされた竹鶴酒造は勝手知ったる我が家、という感じで生き生きとレポートされていましたよ。


竹鶴酒造は、今も酒造会社として営業していますが、家を一般公開はしていないので、中だけ見たいというのは無理だそうです。私はお酒を買わせていただいて、中の写真も、自分用に撮るだけなら…と、撮影させていただきました。
『百年名家』ではテレビということもあり、中を特別に撮影しているのでテレビの映像で楽しめます。

竹鶴酒造は「妻入り」の建物です。妻入りとは、屋根の棟に対して直角の壁に出入り口をもうけている家のこと。
一方、棟と平行する壁に出入り口をもうけている家を「平入り」といいます。
竹原は、妻入りと平入りの建物が混在しているのが特徴だそうです。
竹鶴酒造の建物にも見られる、灰色をしたねずみ漆喰(灰漆喰ともいう)と、格子(竹原格子)も竹原の家屋の特徴だとのこと。


竹原格子は一軒一軒デザインが違い、工夫が凝らされているので、それを見て回るのも楽しいそうです。

竹鶴家に話を戻します。竹鶴家は、頼家、吉井家と並ぶ竹原の三大塩田地主のひとつで、1733年からは酒造業も手掛けました。4棟の町屋が並ぶ店構え(2つ上の写真参照)。「兜造り」と呼ばれる妻側上部のひさしに注目。ひさしと接する両端の屋根が段違いになっているのです。これは、江戸時代、家の大きさを、梁間三間に制限されていた(梁の幅を約5・4メートル以内に)ため、三間より外側は一段下げたからだとか。兜のしころになぞらえて、しころぶきともよぶそうです。

『百年名家』では、政孝が生まれた茶室が紹介されていました。ドラマでは、マッサンは竹鶴酒造の跡継ぎ、となっていますが、実際は政孝は分家の息子なので、跡継ぎではないそうです。つまり、この竹鶴酒造は政孝の本家ではないのです。
ではなぜ、本家のこの茶室で生まれたのか、というと、ちょうど本家に来ていた時に産気づいて、出産、となったかららしい(まぎらわしいですね)。

テレビに出演されていた現当主も、この部屋で生まれたそうです。父を早くに亡くした現当主をマッサンは気にかけていたようで、現当主の結婚式にも出席している写真がテレビで紹介していました。じんとくるお話ですね。

竹原旅行記、まだ続きます。

竹原訪問記その3

竹原散歩日記、続きます。
その1

その2

高いところには体力があるうちに登っておきます(笑)
旧笠井邸のあと、坂と階段をのぼって、長生寺へ。


瀬戸内海が見える、気持ちのいい眺めです。
いいお天気でありがたかったんですが、7月だったので、とにかく暑かった。階段のぼるだけで息切れが・・・。
小道を通って、普明閣(西方寺観音堂)へと抜けていきました。


普明閣は1758年(室町時代)再建。京都の清水寺を模した観音堂で、本瓦葺きの二重屋根という特異なつくりが特徴です。


↑大林監督の『時をかける少女』で、二人が話ながら歩くシーンは、ここです。石灯籠でわかりますね。


舞台にあがることができます。眺めがすばらしい!!!


アニメ『たまゆら』でも、この舞台に主人公たちがあがる場面があります。


普明閣から西方寺へ抜ける石塀の道。これもアニメで描写されています。風情がありますね。


これです!!これですよ!! 西方寺から、本町通りへと下るこの階段。『時をかける少女』でも『たまゆら』でも使われています(^^)/
下から見上げたところ。
↓ ほら、下の映画のシーンの右側に見えてますでしょ?

現在、上の写真の右側の建物は取り壊されてなくなっていましたが、左側の古い建物は現存しています。明治4年築の妻入りの町屋で、ここは以前は郵便局でした。1874(明治7)年から郵便取扱所として使われ、竹原で初めての郵便局として約60年間も市民に親しまれていたそうです。
当時と同じ形の郵便ポストが設置されていて、現役で使われているそうです。

 


ちょうどお昼時になり、みんなお店に入ってしまったのか、誰もいない静かな本町通りの写真が撮れました! 平日だったことや、コロナ禍であったこともあり、人がいるといっても本当にすいていて歩きやすかったんですけどね。


お昼はこちらのお好み焼き「堀川」でいただきました。こちらのお店も、アニメ『たまゆら』で、主人公たちの行きつけのお店として登場します。
実はここ、老舗の醤油醸造所なんです。大林監督の『時をかける少女』では、主人公和子の幼馴染の吾朗の家として登場します。実際にこの堀川醤油醸造でロケされました↓
台本では苗字が違っていたのを、歴史ある醤油醸造所なので、そのまま使いましょう、と大林監督がおっしゃって、苗字が本物の堀川、になったとのこと。
上の写真の看板は、映画用に作られたもので、クランクアップの記念に寄贈してもらったんだそうです。今も現役で活躍しています。


映画と同じ角度で撮ってみましたよ♪


『たまゆら』では、入ってすぐにカウンター席がよく出てきますが、とても混んでいて、奥の席に案内されました。奥も広くてびっくり。
豚たま+イカ天を頼みました。イカ天が入ると美味しいんですよ、と岡本さんに教えていただいたので。確かに、味に深みが出て、おいしかったです!!! 『たまゆら』でも、イカ天なしのお好み焼きは考えられない、みたいなセリフがあったので、イカ天はやっぱりこのあたりの定番なのですね~。
久しぶりのお好み焼き、しみじみおいしく味わいました。

お昼のあとは、いよいよ、もう一つの目的テーマ、マッサンです。