お茶を満喫するミュージアム①

先月、久しぶりに会うお友だちと島田市を訪ねました。
お友だちはお茶が大好きなので、まずは「ふじのくに茶の都ミュージアム(旧・お茶の郷博物館)」へ。

私は何度も行っていますが、いつも一人で行くため、企画展だけ見てサッと帰ってしまいます(^^;
今回はお友だちが一緒なので(お友だちはこのミュージアムは初)ゆっくり、じっくり展示を見て、せっかくなので体験もしてきました。

このミュージアムは、抹茶挽き体験、ブレンド体験など、いろいろな体験メニューがあります。
100~200円ととても安いので、行かれる方はぜひ体験してみてください~。

選んだのは「世界のお茶体験モロッコのお茶)」です。
私はモロッコには行ったことがなく、モロッコで飲まれているお茶についてはよく知らなかったので、興味深く、おもしろかったです。

モロッコをはじめとするイスラム教圏ではお酒を禁止する宗派もあり、お茶が身近な飲み物だそうです。
もともとモロッコではハーブティーが飲まれていましたが、18世紀頃からイギリスから緑茶が輸入されるようになり、合わさってミントティーが誕生したとか。

緑茶に生のミントと砂糖を入れて、お湯を注いで抽出。お茶に砂糖を入れるのは私自身は好きではありませんが、熱い国では甘いお茶が好まれるようですね。

アッツァイという、決まった喫茶形式があり、家の長がお客様のために目の前で淹れるのだそうです。

もうひとつ体験したのは茶道体験。いつもやりたいなと思いながら一人じゃなあ、と思っていたので、今回初めて茶室でお抹茶いただきました。

このミュージアムには、小堀遠州という大名茶人が手がけた茶室日本庭園が復元されていて、これが、お金をかけた見事な復元でして、大きな目玉になっています。

庭園は、1634年に遠州が手掛けた「後水之尾院の仙洞御所の東庭」を復元しています。池の周りを歩き、舟を浮かべて舟遊びなどをした池泉回遊式・舟遊式の庭園。

現在残されている遠州の絵図面などをもとに、京都の石清水八幡宮の滝本坊と、伏見奉行屋敷の一部を復元した茶室「縦目楼(しょうもくろう)」には、 書院や数寄屋、茶屋といった茶室が4室あります。

池の上に張り出すようにして造られた「空中茶室」は、「向峯居」とよばれています。下の写真は、向峯居から日本庭園をのぞんだもの。

遠州は、珠光(じゅこう)、武野紹鴎(たけのじょうおう)、千利休、古田織部と受け継がれた「わび茶」を基盤としつつ、王朝の雅や和歌の世界を融和させ、独自の「綺麗さび」という茶の湯を確立しました。


↑ お茶をいただいた鎖の間「臨水亭(りんすいてい)」。

(つづく)

みかんの花のワークショップ♪

お友だちに誘ってもらって、三ケ日みかんの花のワークショップに参加してきました。

三ケ日(みっかび)みかんは静岡県内の特産品として有名ですが、ゴールデンウィークのあたりにみかんの花が最盛期になるそうです。
桜の開花が早いと、みかんの花の開花も早いそうで、今年はちょうどゴールデンウィークにあたり、4日に行ってきました。

ワークショップはアロマの半田先生と、みかん農家の外山さんご夫妻で、毎年開催されているそうです。
昨年はコロナで中止になったので、今年はよけいに楽しみにされていた方がたくさんいらっしゃいました。私は今回が初めての参加。

内容は、自分たちで三ケ日みかんの花を摘み、水蒸気蒸留をして「芳香蒸留水」を作るものです。

三ケ日みかんの収穫体験は以前、させていただいたことがありますが、みかんの花は初めて。
みかん畑に入る前から、風に乗って、もう、みかんの花の香りが漂ってきます。

これが青島みかん(温州みかん)の花。かわいい~清楚~。

きれいな花を摘むなんて、赤毛のアンならかわいそうというところかもしれませんが。
でも、これらの花が全部みかんになったら、栄養が分散してとっても小さくなってしまいます。
大きく甘いみかんにするためには、間引き(摘花、摘蕾)が必要なのですよね。

1時間半ほど、無心に花摘みに没頭。
茶摘みが大好きな私、花摘みもやはりはまりました(;^ω^)
むんむんするみかんの花の香りの中で、ぷちぷちと、何も考えずに摘む作業は精神的にもいいのではないかと私の場合は思います。

チンキにするための花と、芳香蒸留水を作るための花を、たくさん摘みました。

チンキにするのは花びらだけのほうが、花粉も出なくてよいですよと言われていましたが、途中で面倒くさくなって、花全部入れてしまいます。
瓶いっぱいに花を入れ、ひたひたにウォッカを入れて、チンキは完成。熟成するまで、冷暗所で保存です。

摘んだ花を容器いっぱいに入れて、蒸留器にかけます。
火を焚いてハーブを下から蒸すことで蒸気が出て、その蒸気を冷やして液体にしたのが芳香蒸留です。蒸留作業はすべて外山さんがやってくださって、私は見て写真撮っただけ(^^;

芳香蒸留水は、「フローラルウォーター」「フラワーウォーター」「アクアローム」「ハイドロゾル」とも呼ばれています。紀元前から、薬用やスキンケアに使われていたそうです。

透明な水のように見えますが、この中にはみかんの花の水溶性の芳香成分が含まれていて、香りがすごい!!!
リラックス効果があり、ストレスやイライラも緩和してくれるそうです。
それに、肌の新陳代謝を高め、潤いを与え、キメを整えて肌の若返りの美容効果もあるとのことです。化粧水として使えます♪

バラと並んで世界でも最強の美容系・回復系ハーブがネロリ〔ビターオレンジ(和名:ダイダイ)の花から抽出される精油〕ですが、このネロリは、みかんと同じミカン科ミカン属なので、青島みかんの花の蒸留水にはネロリとほぼ同じ効果が期待できます。

蒸留水ができるまで2時間ほどかかるとのことで、その間に、お昼ごはんと、香水づくり。

お昼は手づくりのキーマカレー。ごはんがオレンジ色しているのは、外山さんの100%みかんジュースで炊いたからだそうです。みかんの香りがふわっとして、見た目にも鮮やか~(≧▽≦)
カレーもおいしくいただきました。

摘みたてのみかんの花と、みかんの葉を使ったハーブティーも出してくださいました。こちらも香りがよく、青味のある味がフレッシュハーブらしくて、私は好み♪♪

香水づくりは、ウォッカに、自分の好きな精油を入れて出来上がり。

出来上がった蒸留水をおのおの持参した容器に入れたら、ワークショップは終了です。

蒸留水、チンキ、香水と、お持ち帰りがたくさんあってうれしいことばかり。
余った花がたくさんあったので、こちらもみんなで分けてお持ち帰りしました。お風呂に入れて、贅沢な香りを楽しみながらのバスタイム。
まだまだ香りは残っているので2日くらい使えるかな?香りの強さには驚きしかありません。

実は私、アロマのアドバイザーの資格があるものの、まーったく活用できていないので、今回ワークショップに参加させていただき、もっとどんどん活用していかなくちゃ、と思いました!
開催してくださった半田先生、外山さんご夫妻、誘ってくださったお友だち、ご一緒の時間を過ごしてくださったみなさま、ありがとうございました!

ちなみに、温州みかんで思い出しました。
先日、ファーマーズマーケットで見つけて買った、温州みかんのパイ

JA浜松が作った、期間限定のスイーツみたいです。三立製菓が作っているので、おいしかったですよ。

そして、三ケ日にある「カフェレストランプレール」さんで行う「不思議の国のアリスのお茶会」のほうは、1名様の残席がございますよ(*^▽^*)

2021年5月28日(金)
時間:14:30~16:00 残席1
場所:カフェレストランPrele(プレール)
浜松市北区三ケ日町大崎16-212階
駐車場有(複数名でのご参加の方は乗り合わせでお願いします)
参加費:2,500円(ケーキセット、資料、お土産込み)

お申込みは私まで。

藤が満開!フラワーパーク②

前回の続きで、浜松フラワーパークを訪ねた話です。

藤棚は、ハナショウブ園のほうまでずっと続いています。ノダナガフジの次は、シロフジの藤棚。

そしてこちらは、わ~すごい!ぶどうみたいな藤、重そう(笑)
これは八重黒龍(ヤエコクリュウ/八重咲き)だそうです。

浜松フラワーパークには、原種のツツジ園があります。これも原種だと思いますが、満開手前といったところ。

広い園内、飽きさせないように、ポイントポイントに、お花畑がつくってあります。白とブルーの淡い花畑が私の好み♪

こちら、温室の横にあるモザイカルチャー
テーマは「森の仲間たち」。クマの高さは7m。おおきいです!となりのシカも迫力ありますよー。奥にはタヌキ。手前のブランコに座って記念撮影できるようになっています。

モザイカルチャーとは、寄せ集めを意味する「モザイク」と、文化の「カルチャー」からなる造語だそうで、フランスの造園技術から発生したようです。

金属のフレームに花や緑を植え込み、大型の立体作品に仕上げる園芸アートのことで、実は浜松は、以前、日本で初めてモザイカルチャーの世界大会「浜名湖立体花博(浜松モザイカルチャー世界博2009)」を開催したんです。

この浜松フラワーパークも会場になり、私ももちろん行きました。目標を上回る86万人の来場者を達成したとのこと。
その成果を一過性のものにしないため、「日本のモザイカルチャー発祥の地・浜松」として、その後もずっと、モザイカルチャーを発信しているそうで、このフラワーパークのモザイカルチャーも、模様替えをします。
私、このモザイカルチャー、好きなんですよね。なので、必ずチェックします。

こちらのモザイカルチャーは、2016年に公募により決定した、浜松フラワーパークのマスコットキャラクター「ふらまる」。

2時間以上歩いて疲れたので、最後にカフェレストランで「こなみソフト」をいただきました。
ここの名物は「まじめな野菜カレー」なんですが、昼食はもう家ですませてから来たので。
塚本こなみさんの名前がついたソフトです! こなみ農園こだわりのキンカンを使った特製キンカンソースがかかっているとのことで。
キンカン?と思ったけど、甘ったるくない大人のソースで気に入りました。

また、違う花の季節に来たいと思います。

藤が満開!フラワーパーク①

今年は暖かいためか、桜の開花も早く、前倒しになっているようで、
藤の花も、ツツジも、例年より早く開花しているようです。

あまりに天気がよかった先日、浜松フラワーパークへ行ってきました。
最後に行ったのは7~8年前になりますか・・・・その時はアジサイと菖蒲の花の時期でした。

今回は藤の花が目当て。
あしかがフラワーパークを藤で再生させた塚本こなみさんが、浜松フラワーパークの理事になってから丸8年。
浜松フラワーパークも以前とは違って本当にお客さん目線で見せ方も考えられ、
行こうという気持ちになります。
大赤字になっていた浜松フラワーパーク、それにはやっぱり理由があるわけです。

塚本さんは、以前取材させていただいたことがある樹木医さんです。
あしかがフラワーパークを再生させるきっかけは、根元径が100cm以上もある巨大な藤の移植を依頼されたことでした。

ですから、塚本さんが理事になった浜松フラワーパークも、藤はポイントなのです。
とか言いながら、今年やっと藤を見に行ったわけですが(^^;

平日ながらすごい人でした。広いし、屋外だし、コロナの心配も少ないと思われるんでしょう。ずっと家に籠っているのもストレスですしね・・・

そういえば、塚本さんが、フラワーパークといいながら、エントランスを入っても花壇がなく、フラワーパークに来た!という気持ちにならないのは問題だと思ったそうで、今は、エントランスを入るとたくさんの花が出迎えてくれ、テンションをあげてくれるんです。


フラワーパークの顔(?)でもある、大噴水。1時間に2回、音楽とともに噴水が舞い上がるショーがあります。

フラワーパークは広いので、まずは目的の藤棚と、吉谷桂子さんが手がけるスマイルガーデンへ。

まだまだ、長さは短いですが、でも美しいですね。夜はライトアップもされているので、ポールにつけられたライトが、けっこう写真に撮るとじゃまだったりする・・・( ̄▽ ̄;)

風に揺られて気持ちよさそうです。

奇跡!人のいない藤棚が撮れました!(笑) ノダナガフジの藤棚です。

右の小道が、スマイルガーデン。紫の藤をつける藤棚とスマイルガーデンの間に、シロフジが植えられ、アクセントになっていますね。

スマイルガーデンには、イングリッシュガーデンの定番の植物がいろいろ植えられています。紫、オレンジ、黄色と、色合いをまとめて植えられているので、場面が変わるごとに色の世界が変わって飽きません。

藤と同じ時期に満開だった、コデマリ。『赤毛のアン』にも出てくる植物です。

まだまだ写真があるので、続きます。

 

茶畑のテラスでティータイム♪

前回の、静岡の里山散策の続きです。目的の「グリーンエイトカフェ」さん。
エイトは、無限の意味の∞の記号です。

お茶工場の一角をリノベーションしてカフェにされています。静岡の地元のテレビ局は3社あるのですが、どの局でも取材を受けてテレビ放映されています。
静岡県はお茶処なので、お茶×カフェというテーマだと必ずこのグリーンエイトさんが登場していますね。

イートインも、テイクアウトも、どちらもできます。
グリーンエイトさんはもちろん緑茶も作っておられますが、紅茶を主力商品にしているのが、他のお茶カフェとは違うところ。”和紅茶”のグリーンエイト、で、どんどん打って出ているんですね。
パッケージも黒を基調にしておしゃれにデザイン。

ストレート紅茶は、苦さのレベルで9種類に分けているのでわかりやすいですよ。一番人気は、苦さのレベルがゼロの、つゆひかりという品種で作った紅茶だそうです。

カフェでのイートインで、私は期間限定の和紅茶のパンケーキセットを注文。ドリンクは種類豊富な中から選べますが、フレーバーも何もついてないオーソドックスな紅茶を選びました。
(魅力的なフレーバーティーもたくさんあり迷いましたが)

この歳になりますと、たくさん食べられなくなりまして(;’∀’)
このセットだけでおなかがいっぱいになってしまうのは確実。でも、私はこのグリーンエイトさんのもう一つの目玉である茶畑テラスを利用したかったので、悩みました。
茶畑は、ドリンクやスイーツとセットなのです。イートインでパンケーキセットを頼むと、茶畑テラス利用でまたドリンクを頼まないといけません。おなかがだぼだぼになってしまいます・・・
と、お店の方が! 和紅茶のパンケーキはカフェの中で食べて、ドリンクは茶畑に持っていくのはどうですか?と。カフェの中で食べる時に、ドリンクがないと寂しいと思うので、ちょこっとお茶をお付けしますよ、との嬉しいご提案をくださいました。こういう心遣いがうれしいです。

パンケーキの中に和紅茶が使われているのはもちろん、添えられているソフトクリームも、自社の紅茶を使った和紅茶のソフトクリームだそうです。
今回は食べられませんでしたが、和紅茶プリンを乗せたパフェもあって、その和紅茶プリンも、自社の和紅茶を使ってオリジナルで作っているそうです。
どこまでもこだわっているところにも、プライドが感じられますね。

店内でパンケーキを食べたあと、いざ、話題になっている茶畑のテラスへGO♪
お店から10分ほど歩いていったところにある自社の茶畑の中に、広いテラスがあって、そこでテイクアウトしたお茶やスイーツをいただくことができるのです。

周りに家もなく、お店の方も着いてこないので、茶畑を独占できる!!
みなさん、寝転んだり、写真を撮ったり、歌を歌ったりと、好きなように過ごしているそうですよ。

地図を見ながら、てくてく歩くこと10分。
茶畑の中に、テラスが見えました~(≧▽≦) 白い傘が見えますか?

上を通っているのは、第二東名高速道路。これができたおかげで、静岡県内の山間部へのアクセスが格段によくなりました。


このお茶の品種はやぶきただそうです。
テラスは土足禁止。くつをぬいであがります。気持ちがいいです。

テイクアウトした紅茶(氷も、紅茶で作った氷なので、解けても味が薄くなりません)と茶畑の写真、素敵でしょ。解放感も満点!!!

通常は30分で入れ替えだそうですが、私のあと、テラスを予約している方がいらっしゃらなかったので、好きなだけお過ごしください~と言われました。でも、私、一人なので( ̄▽ ̄;) 30分でお店に戻りました(笑)

自分の茶畑がない限り、こんなふうに、茶畑の中でゆっくり過ごすということはないので、とてもいい企画ですよね、人気があるのもわかります。
ご興味ある方はぜひ行ってみてくださいね。茶畑は事前に予約されたほうが確実です。

山間部まで行くのは遠い・・・という声を受けて、グリーンエイトさん、静岡駅に、テイクアウト和紅茶専門のお店を今年オープンされました!
コロナ禍であっても、どんどん打って出る姿勢、若い社長さんのチャレンジ精神が伝わってきます。
お店の名前は「ニガクナイコウチャ」。紅茶=苦い、を払しょくしたい、苦くない自社の人気和紅茶をドーンを打ち出しているのですね。


こちらが静岡駅のお店。ホテルに戻って、夕方こちらのお店にも行きました。
ドリンクだけでなく、和紅茶ソフトやパフェもあります。
2席ですが、ちょっとした椅子もあるので、ささっとその場で食べていくことも可能です。

黒いパッケージだけでなく、かわいいイラストがついたティーバッグもいろいろ売っていて、これがちょっとしたプレゼントにぴったり、と、売れているそうですよ。
お茶が売れない時代だと言われて久しいですが、さまざまな工夫でがんばっておられるお茶農家さんもたくさんいらっしゃいます。お茶処・静岡、ふんばって、がんばってほしいです、応援しまーす(^^)/

静岡の里山のカフェ

静岡プチ観光のつづきです。

三保の松原を散策したあとは、清水区の山間部、両河内(りょうごうち)と呼ばれるところへ向かいました。
お茶の取材で、山間部に行く機会は多かったものの、両河内へ行くのは今回が初めてです。
現在、両河内という地名は合併により消えてしまいましたが、地元の方々は今も、美しい里山であるこのあたりを両河内と呼んでいます。

起伏にとんだ地形、澄んだ川が流れ、お茶には最適といわれる寒暖差が激しく朝霧がたつ条件も、お茶栽培に適しており、知る人ぞ知る銘茶の産地だそうです。

その両河内で和紅茶を作られているグリーンエイトさんが、カフェを作られたことは前から知っていて、静岡の地元のテレビ局でもしょっちゅう、取り上げられているので、行きたくてたまらなかったのですが、今回、やっと実現です!

その前に(笑)
グリーンエイトさんに行く途中にある「望月竹次郎商店」さんに、ちょっと寄り道しました。
ナビもあり、わかりにくい場所にあるわけではないのですが、迷いました( ̄▽ ̄;)
昭和シェルのスタンドのすぐ横だったんですね。スタンドは現在は営業していないので、スタンドのところに車を停めてもいいですよ、と言われました。奥の駐車場へ向かう道路がものすごく狭いので、これから行かれる方は、スタンドのところに停められるといいと思います。

昭和の駄菓子屋さん、たばこ屋さんを思わせる懐かしい雰囲気。実際、子どもたちのために店内では駄菓子が売っていました。
次から次へと、近所の人たちがやってきて、地元の人々の憩いの場になっているのがよくわかります。

自家製のマフィンなどの手づくりおやつの他、ここの名物は夏はかき氷
そして冬は壷(本当に大きい壷で焼いている)焼きのサツマイモです。

行った時には、もう壷焼きサツマイモは終わっていて(´;ω;`)残念でしたが、砂糖はほとんど使っていないというスイートポテトパイを楽しました(これがランチ代わり(^^;)。

飲み物はもちろん、コーヒーではなく紅茶。地元のグリーンエイトさんの紅茶を扱っています。

グリーンエイトさんの紅茶に加え、なんと、ニューヨークのHarney&Sons紅茶が何種類もあるではありませんか!!!
ハーニー&サンズの紅茶は、高級ホテルで使用されていてイギリスでも評価が高いブランド紅茶です。
都会のティーショップでもなかなか扱っているお店がない、ましてや静岡の山の中で、ハーニー&サンズの紅茶に出会うとは。

嬉しくなって、ハーニー&サンズの「アフリカンオータム」を注文。これはルイボスティーをベースに、オレンジやクランベリーを混ぜたハーブティーです。
正確には紅茶じゃないけど・・・紅茶はこれからグリーンエイトさんに行って飲むから、ね。

どうしてこの紅茶を扱っているのですか、と聞いたら、アメリカの住むお友だちからおいしいよと教えてもらったのだとか。ハーニー&サンズの紅茶をご存知なんですか、うれしいです、とオーナーさん。私もうれしいです(*^▽^*)

パイもおいしかったし、雰囲気ものんびり、まったりしていて、長居したくなりますね。
ここからグリーンエイトさんまで、どんどん山をあがっていきます。

興津川(おきつがわ)です。アユ釣りの名所でもある清流。川底が見えるほど澄んでいます!!私は川のある場所が大好きなので、一人で盛り上がりました(≧▽≦)

グリーンエイトさんの目印になっている、とっくりの形をした建造物が見えてきました。これはグリーンエイトさんのものではなく、和田島浄水場の配水搭なんだそうです。コンクリート製、高さ45m。
この配水塔の真横にあるグリーンエイトさん↑
カフェは緑の屋根の工場の中です♪

(つづく)

 

名勝・三保の松原

静岡英和女学院旧宣教師館ミス・カニンハムさんで、イースターのお茶会を開催させていただいたことは先の日記に書きました

私が住む浜松から静岡市までは、新幹線で2駅、けっこう遠いのです。なので、静岡に行く時は観光気分でもあり(笑) 今回も一泊して、行ってみたかったところをめぐってきました。

一つは、日本三大松原(三保の松原、虹の松原、気比の松原)にも数えられる、国の名勝・三保の松原
あまりに有名すぎる場所です( ̄▽ ̄;)
でも、今まで一度も行ったことがありませんでした。近くまでは何度も行っているんですけどね(;^_^A
いつでも行けると思うと行かないものですね。
ほかの松原2つも、まだ行ったことがありません・・・いつか行きたいです。

三保の松原は、2013年に富士山世界文化遺産に認定。正式名は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」

約7kmの海岸に、約3万本の黒松が生い茂り、松林の緑、打ち寄せる白波、海の青さと富士山が織りなす美しく、神々しい風景は、歌川広重の浮世絵や、数々の絵画・和歌にも表現されてきました。

訪ねた日は、ニュースで黄砂がひどいと報道されていて、晴れてはいるけれどなんだかどんよりとした感じでした。

ルートの最初に出てくるのが、羽衣の松です。
天女伝説(天女が舞い降りて松に羽衣をかけたとされる)で知られる羽衣の松。
私が知っているのは、羽衣を見つけた男が、羽衣を天女に返さず、天に還れなくなった天女は男と結婚するが、その後、羽衣を見つけて天へ戻っていくというお話。
いろいろな説があるようですが、この三保の羽衣薪能では、男は自分を恥じてすぐに羽衣を返し、天女は舞いを踊りながら空に消えて行く、というストーリーだそうです。

伝説が本当だったと思えるほど、堂々とした立派な羽衣の松。
この松は三代目だそうです。初代「羽衣の松」は宝永4年(1707年)の宝永大噴火とそれに伴う地震で海に沈んだとか。

羽衣の松から、砂浜へ出て海へ。
本当なら、砂浜の向こうに富士山がそのお姿をきれいに見せているのですが、黄砂のためなのか、ま~~~ったく見えず( ;∀;)

遊歩道をてくてく歩いて、富士山がよりよく見えるスポット(↑)まで行ってみましたが、やっぱり、輪郭さえも見えず・・・がっかり。

すぐそばにできた文化創造センター「みほしるべ」の中に、フォトスポットがあり、見える時はこんなふうに、富士山が見えるのです↓

ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんが描いた絵が、看板になっています。羽衣をまとった、ピンクの天女がかわいい。

松原のあるここは半島でして、安倍川上流部や有度山(うどさん)の南壁から波によって運ばれた土砂が堆積し形成された砂嘴(さし=洲浜)になっているのですね。波に洗われて栄養の少ない洲浜に茂るのが黒松だそうです。

これが、昨年3月にできた、文化創造センター「みほしるべ」の外観。
富士山と三保松原、羽衣伝説、三保松原と芸術作品などの深い関わりについての展示がされています。
よく知らなかった松原の成り立ち、いかに富士山と松原が関係が深かったか、描かれてきた松原の作品などを見て、三保の松原への理解が深まりました。

冬季の土日祝日には足湯が稼働します。平日に行ったので残念ながら足湯は楽しめませんでした(。-∀-)

先日始まったばかりのサービスとして、静岡県内初のGPS連動型音声ガイド「おともたび三保松原編」があります。「みほしるべ」の、ショップのところにあるQRコードをスマホなどで読み取り、地図に示された場所に近づくと、地元の方の声で、地元ならではの案内音声が流れ始めるというしくみ。
テレビで見て知っていたのですが、QRコードがどこにあるのかわからず(あとからテレビでショップのところにあると知った( ̄▽ ̄;))、滞在時間もあまり長く取っていなかったので、利用しないで終わってしまったのが残念。館内のスタッフの方がもっと積極的に宣伝したほうがいいのではないかと思いました。

手前にちょうど停まっていた「お茶のまち静岡市」と書かれた、お茶色のタクシー。静岡だな~~~と感じますね。お茶農家とタクシーがコラボして、茶どころ静岡ならではのツアーをタクシードライバーが案内する試みもされているようですよ。

みほしるべの横に、まっすぐ伸びる約500mの松並木。「神の道」と呼ばれています。羽衣の松に来臨した神が、御穂神社に向かう時に通られるのだそうです。写真の奥に、御穂神社があります。
道の両側の松は、樹齢200~400年だそうで、歴史の奥深さを感じます。
以前はこのボードウォークがなく、人が歩けば歩くほど松の根を傷めると問題になっていました。やっとこの歩道が整備されて、松たちもほっとしているのではないでしょうか。

みほしるべのミュージアムショップは小さいながら充実していました。いろいろ買いたいものがありましたが、ぐっとこらえて・・・。数個に絞りましたよ。
レストランがありませんが、飲み物は売っていて、和紅茶、ありました!
天女のポストカードがついているミルクラスクをお土産に購入↑
パッケージのイラストも気に入りました(パッケージ、大事ですよね)。

このあと、静岡の山間部へ向かいます。
(つづく)

掛川さんぽ②掛川城御殿

掛川さんぽ前回のつづきです。

掛川城の脇から下りていき、次に見たのは「掛川城御殿(二の丸御殿)」。


まず驚かされるのは巨大な式台玄関。こちらは藩主や家老が使い、それ以外の武士は ↓ こちらの東側玄関。

さらに下の足軽は北側の土間から入るようになっていたそうです。

こちらの御殿、全国で4軒しか現存していない、城郭御殿の1つだそうで・・国の重要文化財に指定されています(そんなに貴重な建物だったのね( ̄▽ ̄;))

現在の御殿は、大地震のあと、時の城主・太田資功(すけかつ)によって1855~1861年にかけて再建されたもの。
明治元年までは掛川藩で使われ、その後は勤番所と学問所、女学校や町役場、掛川市役所などと、時代に合わせて用途がかわるものの、使われ続けてきました。そのおかげで現在まで建物が残ったのですね。

 

御殿内部は、謁見の場としての「書院棟」、城主の公邸「子書院棟」、そしてオフィスの役割を持つ「役所棟」と、用途に応じて分けられ、それぞれ位の上下によって部屋も分けられていました。


入ってすぐの三の間、次の間は、謁見者が控える部屋。


太田家の家紋。


こちらは藩主が政務を離れてくつろぐ小書院。


御殿のほうから見上げる掛川城。


藩主の居間である長囲炉裏の間から、小書院をのぞむ。部屋はふすまで仕切られています。
まさに時代劇さながらの佇まいですねー。杉良太郎さんが寄贈したという甲冑なども飾られていました。

身分が下の者が使う部屋になると、部屋の造りも、日当たり、明るさ、素材も違ってくるのがよくわかります。


↑ 御殿をあとにして坂を下っていくと見えてきた、和とも洋とも、寺院とも見えるこの立派な建物。これが『百年名家』でも紹介されていた「大日本報徳社」です。

上の写真は裏から見たもので、表はこちら↓
二宮尊徳が唱えた報徳思想を広めるため、尊徳の弟子によって建てられた民間の講堂です。番組で中を見ましたが、多い時で600人入ったという大きくて立派な講堂でした。見学可だそうなので、ぜひとも日をあらためて訪ねたいと思っています。

坂をおりると、桜の名所となっている逆川です。掛川城の南側を流れる逆川は、当時は外堀の役目を担っていたようです。

約300本が植えられているという桜は、カンビザクラ系統の品種「カケガワザクラ」です(2014年に新しい園芸品種に認定)
私が行った時(2月25日)はまだ咲き始めでしたが、一本だけ満開の木があり、ヒヨドリが嬉しそうに飛び回っていました。今は満開なのではないでしょうか。


この時期限定という、桜のたい焼きを「観光案内処こだわりっぱ」でいただいて、一休み。


ここにもありました!たばこ、ならぬ、茶ばこの自販機。
スティック状のお茶が入ってるので旅行土産にいいですよ♪

まだまだ油断がならないコロナ禍です。気を付けながら春を楽しみたいですね。

掛川さんぽ①掛川城

古い建物や洋館好きなので、BS朝日の『百年名家はお気に入り。

このところ、静岡県の建物が何回か、紹介されています。
コロナ禍なので、八嶋さんと牧瀬さんは、現地の方が案内するのを画面越しに見てコメントする、というスタイルです。
他の番組でも、現地の方が案内するスタイルは増えていて、私はこのスタイルがほのぼのとしていて、臨場感があっていいなと思っています。
必ずしも、リポートするのはプロや有名人である必要はなく、経費をかけて現地に赴くだけが番組作りではないでしょう。

で、紹介されていたのは、磐田市の建物と、掛川市の建物。

磐田市の建物は「旧見付学校」「旧赤松家記念館」「花咲乃庄」が登場。どれも以前訪ねたことがあります(でも行ったのはだいぶ前なので、また行こうかな~(*^▽^*))。

掛川市の建物は、掛川城と、掛川城内の「掛川御殿」と「竹の丸」「大日本報徳社」でした。
竹の丸は5年前に訪ねましたが(この時は楽天ブログでした・・なぜか写真が削除されている・・・(*_*))、掛川御殿と掛川城は、そういえば、まだ行っていませんでした。

ということで、掛川城と御殿に、行ってきました!!
(掛川って、無料の駐車場がないんですよねぇ・・・それが観光のネックかと思うんですが・・・)

掛川城は、1854年の大地震で損壊。お城は再建されることなく明治に廃城。
その後、公園となりましたが、1994年に日本初の本格木造天守閣として復元されたのです。
天守閣の再建にあたっては、山内一豊が築城した高知城を参考に、残された図面に基づき復元したそうです。かかった費用は11億円で、そのほとんどは市民の寄付だったとか!!!( ゚Д゚)

山内一豊は、戦国~江戸時代の武将・大名で、掛川城主として入ったのは1590年で、10年在城しました。一豊は戦乱で傷んだ城の大改築を実施。掛川城に初めて天守閣を作ったそうです。また、同時に城下町の整備も行いました。

こちら、清水銀行の壁のレリーフ。一豊と、内助の功で有名な妻・千代が描かれています。
2006年の大河ドラマはこの一豊と千代でしたが、私は観ておらず・・・( ̄▽ ̄;)

もともと、掛川城は今川氏が築いたもの。徳川家康との戦さで家康の領有となり、その後、秀吉が天下統一を図り、家康に代わり一豊を入城させました。

お友だちのお父様がこの復元に関わったそうで、樹齢300年を越える厳選された青森ヒバを用い、「東海の名城」とうたわれた往時の美しさを忠実に復元しているので、見る価値のあるお城だと聞いてはいましたが、実際に行ってみて、本当に美しい城だと思いました。

決して大きくはありませんが、大きく複雑に見える工夫がされているそうです。

天守閣からの眺めは、さすがにすばらしい!


↑ 一番右の山が粟ヶ岳で、「」という文字が山腹に作られています。山頂には展望休憩所「茶草場テラス」があります。このあたりはお茶の生産地なんですよ。ここに行った日記はこちら


↑ 右下に見える建物が、掛川御殿(二の丸御殿)で、これからここも見学しまーす。

(つづく)

茶農家さんのアフタヌーンティー♪②

前回のつづきで、鈴木茶苑さんでの限定コラボアフタヌーンティーのお話です。


日本の茶農家さんのアフタヌーンティーなので、洋風ではこないだろうなと予測していましたら、なんと!こんな素敵な曲げわっぱでフードが出てきました(≧▽≦)

井川(いかわ)メンパだそうです。
井川は、川根本町よりもさらに山奥へとのぼっていったいわゆる秘境で、井川ダムが有名。私はまだ井川までは行ったことがありません。
井川の曲物は鎌倉時代から造られたといわれており、室町時代に井川で金山が栄えると、金山の水替えに杓(ひしゃく)や曲桶が必要とされたため、盛んに曲物が作られたとか。
江戸時代末期になると、井川メンパは山村農民の生活用具をこえて、農村の副業生産物として近隣へ販売されていたようです。そこに、漆塗りの技術が加わり、現在の井川メンパが誕生したという流れのようです。

今では製作する人も少なく、手に入れるのは困難な品のようですが、伝統は大事に続いていってほしいですね。

鈴木さんのお話を聞きながら、奥様がお茶を淹れて出してくださいます。お茶は4種類、出してくださいました。

一煎目は、徳山郷煎茶「かぐら」
柚子あんロールとともに。

フードを担当した風工房さんとは何度もお茶に合うペアリングを研究し、このアフタヌーンティー用にお菓子を作ってもらったのだそうです。
この「かぐら」は、在来種を一晩萎凋させた萎凋煎茶。在来種は、品種茶ができる以前にそれぞれの土地に根づいていた茶の木。品種茶隆盛になり、抜かれてしまったりして、今では貴重な存在になってしまいました。
川根茶といえば、昔は在来だったそうです!

かぐわしい香り、川根の様子が浮かんでくるような、ほっとするお茶に、私たちはうっとり。

二煎目は、香り釜茶「山翡翠(やませみ)」。品種はふじみどり。
レモンカルダモンチーズケーキとともに。レモンは島田市産。
ふじみどりは煎茶用品種ですが、個性的な香りと独特の味が敬遠されているとか・・・。今年は青柳式の釜炒り機で製造してみたそうです。台湾式の釜炒り機のものより華やかな香りは抑えられているとのことで、ひかえめな釜の香りが心憎い。
写真のように、どのお茶も、たっぷり出してくださいます。

三煎目は、老練紅茶「くらさわ」
ツナといろいろ野菜のキッシュとともに。
老練、とつけたのは、お父様の勝彦さんが「爺が作っているから」と。
くらさわも煎茶用品種ですが、独特の香りがあるので紅茶にする農家さんはいらっしゃいます。さつまいものような甘い味わいが特徴です(苦くない)。
だいぶ前に、勝彦さんから、くらさわで作ってみたよ、と、試作品をいただいたことがありました。精力的にさまざまな品種で紅茶を試作されるので、次はどんなのを作るのかな、と、楽しみにしていました。

四煎目は、ほうじ紅茶「火恋し」
スコーンとともに。カフェ「うえまる」さんの、川根本町産ブルーベリージャム付き。
煎茶用の品種で作った紅茶を、強火で火入れし焙じた、紅茶の焙じ茶だそうです。甘みのある紅茶を焙じることでパンチを出しているとのこと。
ほうじ茶って、つきささるような感じがあって、私はあまり飲まないのですが、こちらのほうじ紅茶はやさしくて、和食にもあうなあと思いました。

たっぷりのお茶を4種類、どんどん飲んで、おなかがいっぱい。フードも全部食べられなかったので、お持ち帰りさせていただきました。

生産者さんがみずから、お茶作りのこと、お茶への思いを話してくださる機会(それも私たちだけに向けて)はそうあるものではありません。ペアリングばっちりのおいしいお菓子もすばらしく、本当に、充実した楽しい時間でした。鈴木さん、ありがとうございました<(_ _)>

こんないい企画を今回限りではもったいないですよ!とお話したら、今後もやっていきたいと思っているとのこと。やった~!(^^)! 楽しみにしています!

終了後、それぞれ気に入ったお茶を購入。私はやっぱり、老練紅茶ですね!和紅茶のセミナーを来年させていただくので、そこでみなさんにお出ししたいと思っています♪