エリザベス女王崩御に寄せて

ついこの間、ドキュメンタリー映画『エリザベス女王の微笑み』を観て来たところだったので、エリザベス女王の崩御のニュースに言葉を失いました・・・。

最期までご立派に公務をこなされ、長く苦しむことなく逝かれた女王。96歳まで、生き切った!とご自分でも思われたのではないかしらと思いました。
最長在位70周年もたくさんの国民に祝ってもらえて、本当によかったですよね。
心よりご冥福をお祈りいたします。

↑ ニュースにもなったこちらの写真。現地時間9月6日に、トラス首相が、女王の休暇先であるバルモラル城で新首相として任命していただいた時のもの。

女王はスコットランドのバルモラル城におられて、そこでお亡くなりになったのです。スコットランドびいきの私としてはしみじみと胸に迫るものがありました。スコットランドの人々はもっとでしょう。

で!! 女王が着られているタータンのスカート。あ!!!これは!!

はい、「バルモラル・タータン」です。

バルモラル・タータンは王室の方々しか身につけられない特別な王室タータン。
数年前、私が関わらせていただいた「タータン展 ~伝統と革新のチェック~」で、初めてイギリス本国を離れて他国で実物が公開されました。
国から出すことを許可してくださった王室の心の広さに感激したことを今でも覚えています。(交渉したのは私ではないですが・・・(^▽^;))
もう、二度と日本で実物を見る機会はないだろうなぁ・・・

↑ タータン展の図録(書籍として販売しています♪)

バルモラル・タータンをデザインしたのは、ヴィクトリア女王の夫君のアルバート殿下。
ヴィクトリア女王は、エリザベス女王の次に在位の長かった君主です。
上の写真の右側の壁にかかっている絵が、ヴィクトリア女王です。

バルモラル城を建てたのはヴィクトリア女王とアルバート殿下。
お二人は政略結婚が当たり前だった当時、恋愛結婚されました。
お二人ともスコットランドを訪れて、スコットランドが大好きになられたのです。
それで自分たちのお城を持とうとなった次第。

芸術に秀でていたアルバート殿下は、お城の設計にも関わり、城の中のインテリアなどにも関わり、そしてバルモラル・タータンまでデザインしてしまいました。
このあたりで採れる御影石をイメージしたので、落ち着いた灰色のタータンになっているのです。

 

↑ ネットから取ったものですが、当時のバルモラル城の一部屋。
見ていただくとおわかりのように、タータンがあちこちに使われています。
王室タータンの「ロイヤル・スチュアート」のバリエーションが多いですが、バルモラル・タータンもたくさん使われています(手前ソファにかかっているのがおそらくバルモラル・タータンかと)。
アルバート殿下自ら、バルモラル・タータンのキルトを着ていましたし、子どもたちや女官たちにもタータンの衣装を着せていたようです。
(そういえばドラマ「女王ヴィクトリア愛に生きる」のシーズン3はNHKでまだ放映されていませんね・・・早く放映してください<(_ _)>)

タータン好きとしては、エリザベス女王がバルモラル・タータンを身につけられている写真が見れて、おそらく公務としては最後の写真がこれというのはやっぱり泣きたくなるのでした。

 

こちらもネットから拝借。次の君主となるチャールズ三世と、カミラ夫人。
バルモラル・タータンを身につけておられます。
お札もチャールズ三世に変わるそうですね。私が今持っているエリザベス女王のお札、1枚大事に取っておこう。

タータンはファッション業界では定番のアイテムですが、今年はいつも以上にタータンが注目を浴びるかもしれませんね!

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