茶×アート「かけがわ茶エンナーレ」①

11月14日(日)まで、静岡県掛川市で開催されているイベント「かけがわ茶エンナーレ」。
お茶の産地・掛川で、アーティストと市民が手をとりあい、掛川の魅力を再発見すべく、さまざまな企画が行われています。

なかなかホームページにイベント情報があがらず(コロナ禍なのでぎりぎりまで検討していたのかもしれませんが・・・)、ちょっと残念でした。いまだ、このイベントが行われていることは知られていないようで、もったいない。

私は、やっと先日、大日本報徳社と、竹の丸を訪ねました。

特徴的な門の向こうにそびえるのは、大日本報徳社の大講堂。入り口の部分は、掛川御殿にそっくりです。寺院建築をてがけた宮大工によるものとか。

茶エンナーレのロゴ(幟に描かれている)とか、かっこいいんですよね。もっと知ってもらいたいですよね。

小学校に置かれていることの多い、有名な二宮金次郎像。大人になった金次郎は二宮尊徳として、苦しんでいる農民の暮らしを豊かにしようと尽力。彼の教え(思想)は全国に広まり、掛川でも盛んだったそうです。

上の写真は、尊徳の教えを広めるため、1903年に建てられた大講堂。
民間が建てた木造の集会場としては日本最古だとか。国指定重要文化財。
テレビ「百年名家」でも紹介されて、一度入ってみたいと思っていました。

私塾もつくられ、農学を教えたので、瓦には「農」の文字。

この日は、翌日に大会が開かれるとのことで中は見られず・・・(;O;)
でも、茶エンナーレのイベントで、夜に入れたんですよ。

灯りがもれる大講堂も美しい・・・。洋の要素も入っているのが心をくすぐります。

日本茶インストラクター協会掛川支部のみなさんが、3回シリーズで企画されたワークショップの2回目。静岡文化芸術大学の新妻淳子教授の講演会「掛川の建築文化」が開かれ、聞かせていただきました。

二階からステージをのぞむ。建てられた当時はガス灯だったそうです。

二階の窓から、掛川城が見えます。
掛川は、古い建物が残っていて、新妻先生はその建物をいくつか詳しく解説くださいました。古い建物が大好きな私、楽しく聴かせていただきました(#^.^#)

講演会のあと、日本茶インストラクターのみなさんが、緑茶のアレンジティーを出してくださいました。みかんと、はちみつが層になっていて、飲んでいる間に味が変わっていきます。

茶エンナーレのアート展示は上の写真の「仰徳記念館」(↑)と、昭和2年に建てられた鉄筋コンクリート造りの報徳図書館の建物で行われています。

大日本報徳社の敷地内には、

当時の貴重な建物が残っていて、見るべきところがいっぱい。

仰徳記念館は、有栖川宮熾仁(たるひと)親王邸として建てられたものを、宮内庁から下賜され、移築したものだそうです。

中に入ってみると、鬼頭健吾氏のアートが展示されていました。「無題」。

狭い部屋から飛び出したい!みたいに、フラフープがからみあっているのが迫力です。

図書館のほうは、火事から本を守るため鉄筋コンクリートで建てたそうです。関東大震災で、東京の木造図書館が焼けてしまったことから教訓を得てとのこと。

こちら図書館でのアート展示は、田中彰氏。
お魚がいっぱい。まるで水族館。

田中氏は、茶エンナーレ会期中、ずっと掛川に滞在し、掛川に生息する魚を自分で釣り上げ、それを木版画に仕立てる(行った日も作業をされていましたよ)。

版木は、地元の木を使いたいとのことで、杉を使ったそうです。通常は杉は使わないそうですが、使っているうちにとても使いやすいことがわかったとか。
木と魚はつながっている、との言葉にはっとさせられました。

地元の方に釣り場を教えてもらったり、ワークショップで、釣った魚を見ながら版木を作ることもやったそう。

茶エンナーレのための版画がとても素敵で写真を撮らせてもらいました。

実際に作家さんとお話ができて、とても楽しい時間でした。これからどんな題材でアートを仕上げていくのか、期待しています!

長くなったので、竹の丸のことは次回へ。

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