遠州の小京都・森町 その1

先日、北部の山あいにある森町まで足をのばしてきました。森町の呼び方は「もりまち」で、もりちょうではありません(めずらしいですよね)。
浜松からは車で50分以上かかるので、すてきな町ながら、行くには相当の気力がいるので、しょっちゅうは行けないところ(笑)

秋葉山本宮秋葉神社(この間、浜松に移住した熊谷真実さんが「旅サラダ」で紹介していた)へ通ずる秋葉街道の宿場町として賑わったところで、お寺や蔵や古い建物なんかが今も残っている趣きから「遠州の小京都」としても知られています。

治郎柿や、生で食べても甘いと大ブームになったトウモロコシ「カンカン娘」でも有名です。

思い切って行った目的は、金曜日しかオープンしていないベイクショップ「ハミングバード」さんのスコーン。インスタをフォローしていて、お昼過ぎに在庫があればそのお知らせがアップされ、お取り置きをしてくれるのです。無事にお取り置きができたので、午後のドライブへ♪

せっかく行くならいくつか立ち寄りたい・・・ということで、まずは萩の寺として有名な「蓮華寺」へ行ってみました。蓮華寺は行基が開創した森町で一番古いお寺なんだそうです。
法然が、この蓮華寺を訪れた際、辺りに萩の花が咲き乱れている姿を見て、まさに萩の寺だ、と言ったことから名所になったとか。

秋の七草のひとつである萩は、秋の花、というイメージがありましたが、4~10月という長い期間、種類によって咲くんですね。
蓮華寺には15種類くらいの萩が咲いているそうですが、私が行ったのは10月はじめなので、もう全体的に萩は終わりのようで、ちょっと寂しかった。

きれいに咲いている部分を探して…(;^_^A

萩は、私の故郷・仙台市の花(ミヤギノハギ)なので、小さい頃から見慣れていて、萩を見るために出かけていくということはなかったですが、小さくて可憐な花は見てみてほっとしますね。

蓮華寺では、時期的に、萩よりも、彼岸花が生き生きしていました。彼岸の時期に咲くので彼岸花と呼ばれていますが、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)というすばらしく立派な名前もあるんですよね。

赤い彼岸花を見ると、小さい頃の記憶がよみがえってきます。たぶん、知らない人が多いと思いますが、仙台では彼岸の時期に、”木でできた彼岸花”をお墓に供えていたのです。ぐぐってみたら「削り花」というそうで、カンナで削ったみたいに薄くて、くるくるっと巻いた花びらは、本物の彼岸花そっくりでした。
なぜ覚えているのかというと、叔母がそれを作っていたからです。毎年、作っている叔母を見て育ったので、私の中では彼岸花=叔母が作る削り花、と、頭の中で固定化しちゃったようです。赤い染料にどぼん、と花をつけるのを手伝った記憶もうっすらと・・・。
秋の彼岸だと思っていたら、ネットでは春の彼岸に供える、と書いてあり、理由は、寒い東北では生花がなかなか手に入らなかったからだと。そうかぁ・・・寒い春に作っていたんだ・・・。

発祥は仙台で、明治時代に、廃藩置県で収入源がなくなった仙台のためにお医者さんが考案したとか・・・。
今は作る人が少なくなったそうですが、まだスーパーに出てくることは出てくるらしい。いつか、本当にこの風習がなくなってしまうかもしれませんね・・・。

削り花を造っていた叔母は、去年亡くなりました。叔母は、お正月近くなると、注連縄(家庭で飾るリースみたいなもの)も作っていました。両手で縄をくるくるっと、あっという間に編んでいく作業は、それはそれは見事でした。やらせてもらったけど、全然、私はうまくできなかったなぁ。
私は小さかったから、なぜ一年を通して叔母がそんなにいろいろなものを作っているのか、わからなかったけれど、内職だったんですよね。夫を早くに亡くし、一生懸命、家族のために働いていた叔母、本当に立派でした。


ムラサキシキブ。この名前も叔母に教えてもらったんでした。あれ、私、叔母っ子だったのかな。

萩と彼岸花から、子どもの頃の話になってしまった(;’∀’)
森町さんぽはつづきます。

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これは、地元・浜松の秋葉神社信仰をヒントに書いたファンタジーです。

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