プリンス・エドワード島ツアー日記 その5

ヴィクトリアをあとにし、次はボーデン・カールトンへ。コンフェデレーション・ブリッジのたもとにある、いわゆる”道の駅”です。お土産店もたくさん並んでいます。
 コンフェデレーション・ブリッジは、私が住んでいる時は賛成派、反対派が分かれてまだ作るのか作らないのか、喧々諤々やっていた頃です。その後1997年に結局橋はできあがりました。全長12・9km。この橋は、対岸のニュー・ブランズウィック州(本土)へつながっています。私はまだ車で一度もこの橋を渡ったことはありません。どちらかというと橋には反対だったので、なんとなく渡る気が起きないまま、今に至っています(~_~;) この橋ができたため、アンのように、舟で島へ渡ろうと思ったら、フェリー航路は、もうひとつの対岸、ノヴァ・スコシア州とつながる「ウッド・アイランズ・フェリー」のみとなりました。
 時間がなくなってしまったので、2年前のように、橋のたもとには行けなくなってしまいました(遠くから眺める場所での撮影タイムのみ)。このボーデン・カールトンには、アンファンのお楽しみスポットがあります。アンの格好をして記念撮影ができる場所があるのです。Cavendish Figurinesという、赤毛のアンをモチーフにした陶器の置物を手描きで作っている会社の、来場者サービスとして始まったものですが、今では広い撮影スポットを持つ目玉となりました。個人で行く場合は有料のようです。
 私は何度も撮っているので今回はいいかな~と思ったのですが、みなさんの興奮の渦にまかれて結局撮ってもらいました(^_^;)

 マシューの格好もできるようですが、やっぱりアンですよね!! Cavendish Figurinesは、手描きできる職人さんたちが高齢になり引退してしまったので、もう製造はしていないそうです。名前も「Shop&Play」となっていました。在庫がなくなるまで販売はしていますが、なくなったら、本当に終わりなんだそうです。これはものすご~くショック。私が初めてPEIを訪れてから今までずっと、見慣れてきた置物なので…寂しさがつのります。(といってもそれなりのお値段がするので私は1つしか持っていませんが…)買おうと思っている方は、在庫がなくなる前にお買い求めくださいね。
 このあと『赤毛のアン』の作者モンゴメリが、教師をしていた小学校へ向かいました。朽ち果てていた建物を、モンゴメリの業績を伝えるために有志が募金をつのってととのえたものです。1897~1898年まで、モンゴメリは代理教師として、このロウアー・ベデック村の小学校で教鞭をとりました。
 この場所も、家からは離れていて通えないので、モンゴメリは下宿生活をしています。その下宿先の息子ハーマン・レア―ドにモンゴメリは恋をしてしまいます。
 モンゴメリの下宿した家は個人の所有だったので、観光客は外から眺めるだけでしたが、な、なんと!! 去年2016年、その家が売りに出され、カフェになったという情報が!!! これはアンファンなら、行かなくてはいけません!!!!! ここでランチをしましたよ(*^_^*)


 私はずうっと前、取材ということで、住んでいた方に特別に見せていただきましたが、その家がこうしてカフェに生まれ変わっているなんて、感無量です。モンゴメリが使っていた部屋は2階で、自由に見ることができます。
 内装もとってもかわいいんですよ♪


 テーブルの一つには、赤毛のアンの英語のページが、テーブルクロスとして使われています。粋なはからい!!


 サラダと、クラムチャウダー、焼き立てスコーン(島の人はビスケット、と呼んでいます)付き。そしてデザートは…アンにちなんで、ラズベリーコーデュアルケーキ!!!

 ツアーのみなさんの分がずら~っと並んでいる姿が迫力があったので思わずパチリ。このカフェは、紅茶の種類もた~くさん。好きなものを選ばせてくれて、かつ、一人一人の分をティーポットで出してくださるという丁寧さ。大人数だったので、とても大変だったでしょうに、本当にあたたかいおもてなしをしてくださいました。

 紅茶好きにはたまらないカフェですね~。ここは絶対、また来たいと思いました!!! ただ、ここでのランチにだいぶ時間が取られてしまったので…次のサマーサイドは時間を短縮。『アンの幸福』で、アンが下宿した塔を持つ柳風荘をイメージさせる、塔のある家を見たら、急ぎ、今日の最終目的地ビデフォード牧師館へ車を走らせます。
 モンゴメリは3つの小学校で子どもたちを教えました。ビデフォード、ベルモント、そして先ほど見学したロウアー・ベデックという順番です。ビデフォードは初めて教師を務めた地。ビデフォード牧師館に下宿しました。子どもたちの生き生きした様子、思わず笑ってしまう回答など、モンゴメリは日記に教師生活を事細かに書き残しています。『アンの青春』で、アンは小学校の先生になりますが、その背景にはモンゴメリ自身の教師生活が色濃く反映されているのですね。
 この牧師館も、朽ち果てていたのを、有志がきれいに修復復元したもの。アンファン、モンゴメリファン、地元の人々の努力があってこそ、楽しい観光ができるのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
 このビデフォード牧師館は、シャーロットタウンからは片道2時間ほどかかる遠方のため、1~2日しか滞在しない観光客はなかなか来れないところなのですが、私のツアーでは丸4日をあてているので、アン関連、モンゴメリ関連の場所はすべて網羅しています。アンのファンの方々には、ぜひ、島での滞在を少なくとも3日はあてて、ぜひともこちらまで、足をのばしていただきたいなと思います(^◇^)
 シャーロットタウンへ帰るバスの中は、もちろん、みなさんお休みタイム。楽しいツアーの一日目は、無事終了です。
(旅行日記はつづく)
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