和紅茶専門店@佐賀市

UPが前後してしまいましたが……先日、取材で九州へ行ってきました。博多で用事をすませ、一泊後、高速バスへ佐賀へ!
 佐賀は10年くらい前(?)だったでしょうか、訪ねたことがありますが、その時の印象とは違い、ものすごく都会的な香りがしました。目的は、何年も行きたいと願っていた、和紅茶専門店「紅葉(くれは)」。
 店主の岡本啓さんは、10年以上も前から、和紅茶に将来性を見出し、専門店をオープン。国産紅茶のレベルは当時はまだまだだったそうですが、それでもおいしい紅茶は存在していましたし、ブレンドしたり、やり方次第で絶対に行けるはず!と、茶農家さんをじかに訪ねて信頼関係を築きながら、今では和紅茶といえば「紅葉」! 岡本さん!!といわれるまでに有名になりました。
 何度か移転され、今回のところはずっと憧れていた場所だったそうです。お店がある一帯は歴史的建物が並ぶ観光地になっています。洋館好きな私、ここに大正時代に建てられたレンガ造りの「旧古賀銀行」があるのを知り、紅葉さんのオープン前に見学しようと訪ねました。
 が、「本日休館」の札が。えええ??? 休館日はちゃんと調べてきたんだけど……んん?ひなまつり準備のため、という言葉が……。翌週の2月11日から始まる「佐賀城下ひなまつり」の準備に入ってしまっていたのでした――がーん(;O;)



 上の写真の左側の洋館が旧古賀銀行。こんなに遠くから来たのに休館だなんて~~~~。他にも、見学ができる古い建物が何軒か並んでいるのですが、どこもすべて、ひなまつりの準備で休館になっていたんです。ほんと、悲しいことこのうえなし。
 とぼとぼと、町並みを見て歩いていると、一軒、開いているところがありました! 「佐賀市地場産品交流会館 肥前通仙亭」。ほかが休館だったと話すと、気の毒がってくださり、丁寧に、売茶翁の話をしてくださいました。煎茶道の祖である高遊外売茶翁は、佐賀生まれなんだそうです。資料もたくさんあり、売茶翁の紹介ビデオも見せていただきました。静岡から来たと私が話すと、静岡には年に何度か行きますよ、と話も弾んで。

 上の写真のような素敵な和室もあり、ここで煎茶や、抹茶が楽しめます。残念ながら私はこれはあとの予定を考えていただけませんでしたが、売茶翁せんべいと、ひなまつりの時だけしか売らないという鯛の金菓糖(砂糖菓子)が売っていたので購入してきましたよ。

 鯛の金菓糖、ミニサイズでお土産にもかわいいですが、地元の方もこれを買っていくのですぐに売り切れてしまうとのこと。佐賀の、鯛の砂糖菓子、そういえば、ケンミンショーでもやっていましたよね。砂糖を京都や江戸に運んだ、小倉から長崎に至る”長崎街道”の別名は「シュガーロード」。江戸時代からの伝統的な菓子がたくさんあり、その一つがこの「金花糖(きんかとう)」。鯛をはじめ、鶴や亀などの形にかたどられ、貴重な砂糖をふんだんに使った富の象徴として祝いの席を飾ったんだそうです。結婚式の「寿賀台(すがだい)」にはめでたい鯛の婚礼金菓糖は欠かせなかったとか。テレビではお~おきな鯛の菓子が登場してましたっけ。

 私が以前、下田で買った手作りお雛様と一緒に撮ってみました。かわいい~。
 さて、「紅葉」のオープン時間になりましたので!!! はいりま~す! 紅葉さんのある場所は、旧森永家住宅の敷地内にあり、「紅葉」さんが使っている北蔵のほか、南蔵と居宅も残っていて、すべてお店として再利用されています。

 南蔵から見たところ。右側の蔵が「紅葉」さんです。

 天井が高く、淡いセピア色が古さを感じさせていい感じ。奥が喫茶スペースです。許可をいただいたのでお店の中のお写真も。

 事前にお伝えしていたので、岡本さんが迎えてくださいました。メニューは、和紅茶だけでなく、外国産、フレーバーティーまで、種類がたくさん。悩んだ末、和菓子三種盛りと、鹿児島の和紅茶のセットにしました。


 時間が許す限り、飲み放題というメニューもあり、それにしたかったのですが、あいにく次の予定があったため断念。それでも1時間近く、岡本さんといろいろお話できたことだけでもありがたいことでした。近くにこんなお店があったら、毎日通ってしまいそうなほど、居心地のいい空間です。佐賀の方がうらやましい~~~。岡本さん、本当にありがとうございました。また来たいです!!!
 3月31日まで、「佐賀城下ひなまつり」の真っ最中。それも観たかったなあ~~~。佐賀駅の構内にもおひなさまが飾ってありましたよ。とても力を入れているおまつりなんですね。

≪つづく≫

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