下田の開国紅茶

下田へ泊まりがけで行った目的は、黒船祭りのほかに、もうひとつありました。
 それは「下田開国紅茶」です。毎月「月刊 茶」に国産紅茶の生産者さんを訪ねる記事を書かせていただいており、下田にも紅茶を作っている方がいるのを知りました。
 下田開国紅茶は、下田を盛り上げる町づくりの一環として、NPO法人下田にぎわい社中さんが手がけています。お祭りで忙しい中、時間をあけてくださり、案内とお話をうかがわせていただくことができました。(ありがとうございます!)
 紅茶を作るきっかけは、全国で地紅茶サミットの音頭を取っておられる、鳥取の「紅茶の会」の方との出会いだったそうです。
 日本の開国後、米国総領事館が下田に置かれ、初代領事のハリスが将軍に紅茶を30g献上したと、文献に残っている。おそらくそれが、日本に初めてもたらされた紅茶だろう。そこを強調して、下田紅茶を作ったらどう、とのアドバイス。
 早速に茶畑を探したそうですが、事業として茶を作っている方はおられなかったのだとか。やっとのことである程度の広さの茶畑を見つけ、管理もやってくれるならどうぞ、ということでお借りすることになったのだそうです。
 ただ、製茶工場がないため、摘み取った茶葉は、鳥取の「紅茶の会」へと送られ、そこで紅茶に加工していただいているそうです。

 ストレートの紅茶は「ペリー・ティー」。そしてフレーバーをつけた紅茶が3種類、「ハリス」「吉田松陰」「プチャーチン」と、下田に関係する人の名前がつけられています。将軍に献上された紅茶30gにあやかって、30gのパックにしたそうです。
 紅茶うどんや、紅茶飴、紅茶アイスもあります。下田の物産品を扱う「よろず交流館らくら」に行けば、購入できるし、通販もしています。
 ストレートの「ペリー・ティー」を飲んでみました。緑茶に使う「やぶきた」品種で作られているので、緑茶の風味が残る、やさしい味わいになっています。
 市民が町おこしにがんばっている姿は楽しげで、生き生きとしていいですね。この紅茶の始まりからかかわっていた方は、市長さんになられたそうですよ。

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