梅ヶ島で紅茶を作った

先週の土日(8月4・5日)、静岡県の梅ヶ島で行なわれた一泊二日の「和紅茶集中セミナー」に参加させていただきました! 
 梅ヶ島の「隠れ茶を守る会」の要望で、単一農園茶を応援されている「お茶うけ屋」さんが企画。梅ヶ島の紅茶農家・佐野さん宅で手揉み紅茶作りと茶畑見学、そして翌日は、和紅茶専門店「紅葉」の岡本啓さんの和紅茶セミナーです。岡本さんは4~5日まで終日ご一緒してくださいました。
 …と書いている私、実は5日に福岡に行かねばならず、泣く泣く4日のみの参加となってしまいました。5日の岡本さんのセミナーは絶対に外せないと行く気満々だったのでしたが、決定になった日程を見て5日にかかっていて茫然…今でも心残りでございます。またいつか、別の所で受けたいと思っています!
 梅ヶ島。今回初めてうかがいました。浜松から、国道1号線で2時間半ほど。思ったより近いと思いました。川沿いの道をどんどん緑深い山奥へとのぼっていく感じは、川根とそっくりです。くねくね道を地元の方はびゅんびゅん車を飛ばしていくのにびっくり。先が見えない山道は私には怖くてたまりませんのに…。
 佐野さんのお茶畑は、昔地震で崩れてきた砂利土にあります。家の横は崖。山がとても近い。緑がまぶしいです。

 佐野さんの工場で、参加者全員の自己紹介&お弁当タイム。静岡県内からの参加は私を含め2名のみ、あとは東京などの遠方からお越しの方が10名ほどと多く、紅茶好きのみなさんのバイタリティに圧倒されてしまいました。

 梅ヶ島の緑茶の葉が入ったおにぎりなど、地元の食材で作られたお弁当。とってもおいしかったです!
 さて、いよいよ紅茶作り開始。男女ペアになって、前日に佐野さんが摘採し23時間ほど萎凋(いちょう:摘んだ葉をしおれさせる)してくださった葉を揉んでいきます。私はなんと~岡本さんとペアになりました~。
 茶葉の品種はおくゆたか。一番茶のみを紅茶にしているという佐野さん。今回のイベントのために摘んでくださった葉はちょっとこわめ、固い茎がちくちくと痛いので丁寧に取っていきます。

 どんな紅茶の味にしたいかで揉み方も違ってきます。海外紅茶のように苦味を出すなら強くこすりつけるように(そのかわり、葉はバラバラになってしまいますが)。私は岡本さんのアドバイスに従って、最初はやさしく、そしてしんなりしてきたら緑茶のようなすりこむ感じで…。葉の形状は残す方向でいきます~。
 この揉捻作業はとっても体力がいります(それで男女ペアなのですね)。時々葉の香りをかいで状態を確めながら、汗びっしょりになってがんばります。

 作業の一方で、手作りと機械作りの違いを知るために、佐野さんが機械での作業もやってくださいました。24年前から無農薬栽培紅茶「山霧の香り」を作り続けてこられた佐野さん。機械も自分であれこれ工夫をしながらやっているそうです。納得のいく紅茶ができたことはないと、謙遜されていましたが、こつこつと努力をして続けてこられたことに頭が下がります。
 それぞれのグル―プがあらかた出来上がったところで、発酵棚に移します。グループそれぞれの茶葉の違いがすでに見えています。おもしろいですね!

 写真の発酵棚は佐野さんの手作りです。農家さんによって発酵方法はだいぶ違うようで、そういった農家さんの工夫や研究成果を目の当たりにできるのも、農家さん巡りの楽しさですね。

 発酵を待つ間、散策組と、休憩組とにわかれました。私は明日のことを考えて休憩組~~~(汗) 佐野さんとお茶を飲みながら5名、まったりとおしゃべりして過ごさせていただきました。ちょうど「東京紅茶」の生産者さんが参加されていて、住宅街の中でお茶農家をする御苦労やお茶への思いなども聞かせていただけました。
 発酵後、乾燥機へ茶葉をうつし、乾燥を待つ間、標高ほぼ1000mにある天空の茶畑へ案内いただきました。放棄されていた茶園を、2009年に隠れ茶を守る会のボランティアの方々が手入れし、現在は「くさぎ里」(今回みなさんが宿泊されたペンション)の方が管理されているそうです。いや~~ここに行くまでもものすごい山道をのぼっていくのです…!! 酔い体質の私、ちょこっと酔ってしまいました…しかし!!!
 がんばっていった天空の茶畑、それはそれはすばらしいところです!!!

 あーでも高い所が苦手な私、血の気が少し引きました…こんな段差、こんな高いところでお茶作業されている農家のみなさんにただただ、畏敬の念を覚えます…。
 ここの茶葉で作られた緑茶はすべて「くさぎ里」さんで消費されるのだそうです。くさぎ里さんでしか味わえない、特別な緑茶といえるでしょう。
 楽しい時間はあっという間で、もう夕方の6時、帰らないといけない時間になってしまいました。ああ、残念! できあがった手揉みの紅茶と、機械で作った紅茶の2種類をお土産にいただき、私は後ろ髪引かれながら、一人さびしく帰路につきました…。
 お泊まりのみなさんはくさぎ里で楽しい一夜を過ごされたのだろうなあ~! 翌日は各グループの紅茶をはじめ、みなさんが持ち寄った和紅茶、海外紅茶をいろいろテイスティングもされるとのこと。そのあたりの様子は隠れ茶を守る会さんや、お茶うけ屋さんのブログでご覧ください。
 隠れ茶を守る会さんのブログを拝見しましたら、なんと岡本さん、4日がお誕生日だったのだとか!!! 遅ればせながら、おめでとうございます。そして、いろいろありがとうございました。
 隠れ茶を守る会さん、お茶うけ屋さんにも心から感謝を申し上げます。

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