映画のために全国縦断

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 去年(2010年)、全国で上映された映画『アンを探して』。
 私も自分が住む浜松でなんとか上映をしてもらいたいと、精いっぱい応援団として動かせていただきました。おかげさまでたくさんの方に観ていただき、自分のことのようにうれしかったことを思い出します。監督さんやプロデューサーさんたちとお話させていただく機会をいただきこの映画製作と、上映の裏には、なみなみならぬ監督やプロデューサーさんのご苦労と奮闘があったことを知りました。
 映画は作るのにもお金がかかりますが、映画の宣伝にもお金がかかります。『アンを探して』は、せっかく見つかった配給会社が民事再生申請をしたために上映危機におちいりました。DVDにしてしまえば効率的とわかっていても、映画館で大画面で観てほしいという思いや、ますます映画館から人々の足が遠のいてしまうことになっては映画界がだめになってしまうと思い、それならば直接劇場に交渉しようと、映画監督、プロデューサーが自ら動き始めました。直接その土地をたずね、会って思いを伝える。ただ待っているのではなく!
 とはいえ、全国をめぐるにも、お金がかかります。旅のスポンサーを見つけなければなりません。そんなゼロからのスタート。苦労は実をむすび、小さなテントむし号で、沖縄から北海道までの、全国縦断映画館めぐりが始まったのです。
 旅は111日にものぼり、テントむし号の走行距離は17000キロにもなったのだそうです! 本当にお疲れだったと思いますが、やり遂げられた達成感もひとしおだったことでしょう。
 私は編集者になりたてのころ、編集長から足で動くのが基本だと教えられました。写真一枚を借りるのも、郵送してもらうのではなく、取りに行きなさいと。その時のことを思い出すような出来事でした。
 全国縦断のもようは、映画のブログでずっと見ていましたが、なんと、これが本になりました~~~きらきら 早速買ってきました!
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『映画バカ111日 にっぽん旅行記 
  ~「アンを探して」監督・プロデューサーの全国映画館めぐり~』
(かもがわ出版) 1890円 
*アマゾンでも販売しています!ぜひ読んでみて下さいマラソン
 オールカラーで、写真もたくさん載っていて、おせじではなく、とてもおもしろいです。(恥ずかしながら私の写真もちょこっと載っていました(汗))
 大きな映画館ではなく、町の小さな映画館を営む人々の熱い思い。映画館を町からなくしてはならないという使命感。映画は劇場で観るのが一番迫力があって楽しい、という思い出。
 そういう映画館、映画に関わる人々に、自信を持って『アンを探して』を売り込む監督さんたち。それにこたえようとたちあがり、一人、また一人と応援の輪が広がっていく…。
 映画は作るだけでは広まらない、上映する映画館、それを応援する町の人々、口コミで広げてくれる多くの観客がいったいとなって大きな流れになっていくのですね。
 そういうことをこの本から教えていただいた気がします。元気が出ました。私もがんばります。

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