映画「ブライト・スター」

ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~
 を観てきました~~~!
 イギリス映画で、歴史的に有名な詩人の実話。イギリスを代表するロマン派詩人ジョン・キーツの、純粋なラブストーリー。
 そう聞いただけで、観ることを即決した映画です。
 キーツは、日本人にはなじみがない詩人ですね。
文学にうとい私が、なぜキーツを知っているのかというと、名作「赤毛のアン」に、キーツの詩の引用が出てくるからです。
「ナイチンゲールに寄せる歌」からの。
赤毛のアンには、他にも、シェイクスピアやワーズワースなどの、著名な作品からの引用がちりばめられているのです。
子ども向け、あるいは少女小説と言われ、ランクが下だと見られがちな赤毛のアンですが、実は、文学作品からの引用が宝物のように隠されている、知的な作品でもあります。
そのあたりは、松本侑子さんの訳された「赤毛のアン」シリーズ(集英社文庫)にくわしく書かれているので、読んでみてください。
 さて、ジョン・キーツです。彼は25歳の若さで、結核により1821年、この世を去りました。まだ世に認められ始めたばかりであり、また、愛する女性と婚約までしていたのに…。
 ただ、この映画は、キーツが愛した女性ファニーの目線で描かれています。監督も、「ピアノ・レッスン」の女性監督さんです。主役はあくまでファニー。恋する女性の微妙な心の動きが、うまく表現されています。当時の女性はいろいろな制限があり、自由奔放な恋はできませんでしたので、そのへんのことも、映画を観ていると時代背景などがよくわかります。
 とにかく、映像が美しい…!!! 美しすぎて、もう、うっとりします。特に花!! 水仙、ブルーベルの咲き乱れる野原。そこに、19世紀の洋服を着た美男美女の、似合うことといったら。
 映像は、映画の公式サイトからダウンロードしたものです。こんな風景を観られるだけでも、映画館へ行く価値があると思います!!!
 衣装もすてきなのです! 最初はブリリアントカラーの派手な洋服を着ているファニーですが、キーツへの愛が深まっていくにつれて、落ち着いた色の、シンプルな洋服になっていきます。これは意図的にそうしているのかわかりませんが、私には最初の頃のど派手な衣装がすごく違和感があり、若さゆえのイノセント性を表しているのかな、なんて勝手に思ってしまいました。
 ただ、ファニー役の女優さんが、太り気味のような気がしますが…当時の洋服のせい?!
病弱なキーツと対象に、はつらつとした印象の女性を配したのかしら…??? あまりにも、ファニーのたくましさ、強さが強調されすぎて、二人が並ぶと違和感が…。キーツが押されてしまっている…ダッシュ
 英語がわかれば(韻をふむ美しさとか)、キーツの詩のすばらしさがわかれば、もっと映画を深く味わえるのにな、と残念ですが、それでも二人の愛がひしひしと感じられるよい映画でした。
僕らが夏の三日間を生きる蝶であったなら
平凡な50年を生きるより
深い歓びの日々になる
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