イギリス旅行記:二日目その2

ロルベンデンには、『秘密の花園』の作者バーネットが住んだお屋敷があり、そこの庭が物語の背景になったといわれています。
以前は一般に公開していたのですが、現在は高級アパートになっていて見ることはできません。
でもリサーチのために(実は私、バーネットも研究しているので)、特別に見学させていただく許可をいただきました。

スタッフの方が丁寧に案内して下さり、かなりの時間を過ごしました。
別れ際、これからの予定を聞かれ、「これからケンブリッジへ行きます。翌日はヨーク、その後はスコットランドを巡ります」と言ったら、「スコットランド!!」と驚かれ、「おかしな人たちがいるところじゃないか…」と、露骨に嫌悪感を示しました。

イングランドとスコットランドの確執がいまだ残っているのをあらためて感じました。これではとても「スコットランドが好きなんです」とは言えません…雫 「おかしな人たち…ですか…」と私たちがつぶやくと、もう一度「おかしな人たちだ」と断言するように言ったのが、妙に笑えました。

ケンブリッジまでは順調に行けば2時間、迷っても3時間くらいと予想。
今日はあとはケンブリッジの宿に着けばよいだけなので、時間にはわりと余裕があります(夜10時まで明るいし)。
スタッフの方が素敵な町だよと教えてくれた、道中の町テンターデン、とっても活気があってかわいい町だったので、寄り道することにしました。

お店が閉まるぎりぎりの時間(何しろ、こっちは店が夕方4時か5時にしまってしまうんです)で、何件かお店を見ることができました。イギリス初のショッピングはチャリティーショップでした。
OxfamやCancer Researchなど、イギリスにはたくさんのチャリティーショップがあります。リサイクルショップのようなお店ですが、商品は買い取りではなく寄付で、売上金はチャリティに使われます。

それぞれオリジナル商品を作っていて(だいたいエコバッグが多い)、キャンサー・リサーチのオリジナルのエコバッグがとってもかわいい柄だったので、早速購入。
そのあと、おいしそうなお惣菜&お菓子屋さんを見つけました。
すべて冷凍でしたが、電子レンジで解凍してもらえば宿に持って行って夕食にできると思い、お願いしましたが、食品の安全上それはできないと言われ、泣く泣く(本当においしそうなお惣菜屋さんだったのです)あきらめました。しょうがない、ケンブリッジで食べることにしましょう。

ということでいざケンブリッジへ。M20号に入ったところまでは順調でした。
M道路は日本でいうところの高速道路、整備も行き届き、車線も多くて、目的地まで一番早く行けます(混雑はもちろんありますが)。料金ももちろん無料です。

M20からM25、そしてM11に入れば、ケンブリッジまで迷うことなく着けます、分岐さえ間違えなければ。

この分岐がくせものです。イギリスのM道路は、そのまま走っているといつしか普通の道路に入っていたり、普通の道路がそのまままたM道路につながっていたりして、終点、始点がわからないんです。

案内板はあるのですが、やはり慣れてない私たちにはわかりにくく、やはりです…間違えました号泣

M25への分岐がないなー、ないなー、おかしいなーと思っていたら、いつしかロンドン郊外へ入ってしまっていたのです。
絶対に間違っていないと私が固く信じていたので、ロンドンの電車の駅が見えるまで、延々と走ることになってしまいました(ごめんよー)。

「間違っていると思う! 一度確かめよう!」と友人に促されてやっと停車し、地図を確かめると、グリニッチ天文台のあるグリニッチまで来ていたんです。顔面蒼白……。どこで間違ったんでしょう???

かなり中心部に入ってきてしまったので、M道路まで出るのも一筋縄ではありませんが、3人力を合わせて、何とかM11号に入れた時は拍手喝采、大喜びです!!!

こうして無事ケンブリッジにたどり着くことができました。でもここで終わりません。
今日泊まるケンブリッジ大学寮まで行く道が、一本道とはいえ、やけに遠く感じられるではありませんか。

またしても道路番号が途中から消えてしまって、この道でいいのだろうかという不安がつきまといます。
さすがに大きな町なので、車もバスもたくさん走っていて、もうその混雑ぶりだけでブレッシャーですし、どっちの車線を走っていいのかも不安で、おろおろ。

道路案内板にはシティ・センターの名前しか書いおらず、地図は持っているけれど、通りの名前がしっかり書いてないところも多くて、かといって道路脇には停めて確認できるスペースはなく、車は詰まっているし、もう、ただ走るしかありません。

全然先が見えないいらだちを突破したのは、友だちです。
「もう聞くしかない! 人がいた!」と、散歩をしていたおじさんたちを見つけて、車をさっと停めて(停めていい場所だったのかはわかりませんよ…。でももうどうしようもないですから…)猛ダッシュ。

あの時ほど友だちが勇敢に見えたことはなかったです。あなたは偉い!
結果、道は正しかった! もう少し走れば大学があったんです。あー、よかった。

で、大学は無事見つけられましたが、入口がわからない。駐車場がないことは知っていましたが、入口が見つからず…。みんなで手分けして、うろうろ探し回っていたら、やっと大学のスタッフらしきおばさんが登場、むっとした顔で「入口はあっちよ!」と怒られた(親切に教えてくれていただけかもしれないけど、いらついていたことは確か)。

結局、玄関は走ってきた道沿いにあって、そこが正面だったのですが、大学は広くて壁に囲われているので、地図の上では玄関がどこにあるのかわからなかったのです。

荷物をさっとおろし、チェックインは友人に頼み、私と友だちは駐車場に車を入れに行くことに。駐車場の場所はちゃんと事前に調べてありましたが、これまた入口がわからない。(一方通行も多くて複雑なんですよー)

間違えて出口から入ろうとしてしまい、あわててバックで出たはいいですが、入口がわからないので、どの方向に行ったらいいのかわからない。一方通行の道だったので、そこに戻ってくるにはぐるりと回らないといけなかった。

ということで、横のホテルの人に聞きに走り、最終的に、ぐるっと回って駐車場に入ることとなりました。何やってるんだろ…。もう、クタクタでした。

大学に戻ると、窓口はもう閉まっていて、友人が部屋の鍵を持って立っていました。私たちはチェックイン時間(21時)の本当に終わりのギリギリに間に合ったと、友人が言い、私たちは一様にほーっと胸をなでおろしました。なんか、綱渡り状態???

部屋は大学寮なので、大きな勉強机がどーんとある、落ち着いたシンプルな部屋でした。セント・キャサリンズ・カレッジと書かれたオリジナルのバス・グッズがかわいい!!

写真はセント・キャサリンズ・カレッジの中庭と、オリジナル・グッズ

そのまま寝たかったけど、なにしろおなかがすいています。
町に出たのは22時近く。パブで「食べられる?」と聞いてみますが、もう食事は終わったとのこと。「開いている店ある?」と聞いて教えてもらったのが、「WAGAMAMA」。「わがまま」そう、日本語です。メニューを見ると、ラーメンとか焼きうどん、とか書いてあります。

なんだか嬉しくなって、あまりの疲労で口数少なかった私たち、ちょっと元気が出ました。私は「わがままラーメン」、友だちは「焼きうどん」を注文。それなりの見栄えのものが出てきたのですが、その味は……

写真を見ると、おいしそうに見えるでしょう?
でも、ラーメンじゃないことは確か。だし汁…薄いだし汁…かな、っていう味があるようなないような味。厚揚げだの、もどしたしいたけ、えびの天ぷらもどき、それになぜかチキン、そしてわけのわからない葉っぱだのがトッピングされていて…。
おなかがものすごーくすいていなかったら、「ふざけるなー!」とひっくり返したくなるような味でした。仕方なく食べましたけど…。これが1000円以上する値段なんですから…。

友だちの焼きうどんはまだましでした。なぜかカレー味でしたが雫
疲れもふっとぶ、衝撃的な店でした。

この「わがまま」というお店、帰国する際にヒースロー空港にあったんです!!!! ええええー!!! これは人気店だったのかーー!!! この味が通用しているのかー!? あいた口がふさがりませんでした。

(つづく)

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