イギリス旅行記:初日その3

さて、もう一人の友人とも会え、換金もしたので、レンタカーを借ります。
ハーツの送迎バスは、やはり事務所へ直行でした。

事務所のスタッフは2人、接しているお客さんのほか、2組が列に並んでいます。これならすぐに順番が回ってくると思っていると、10分たっても同じ人たちと接しているんです。
どうしてそんなに時間がかかるのかわかりません。スタッフが少ないということよりも、一人にかかっている時間がすごく長いと思います。(入国審査と同じだ…)

結局、私の順番が回ってきたのは40分以上たってからです。(こんなにすいているのに)
車はオペル・ベクトラ。コンパクトタイプを予約しましたが、やはり大きな車がきました。オートマを頼んだので、コンパクトタイプといっても、このクラスしかないのでしょう。

イギリスは圧倒的にマニュアル車が多く、オートマはとても少ないのです。マニュアル車なら軽自動車くらいの小さい車がたくさんあるのですが、オートマだと私たちからすると大きすぎる車が来てしまうのは、以前の旅行(8年前)の時もそうでした。今もそう。状況がまったく変わらない国です(>_<)

イギリスの道路は狭くてくねっていて、先が見えないので、小回りのきかない大きな車は運転しづらい。ミニが生まれたのが納得できる環境です。

一応「これコンパクトタイプですよね」と聞くと、「もっと大きい車をご希望ですか」だって。違うってば…雫

手続きは終わったけど、車がない。「今、クリーニングしてるから、あと数分待って」と言われ、数分待っても(もちろん)来ないので、外に出て念のため探してみました。車の係の黒人さんが数人がかりで探してくれますが、やはり「クリーニングしてるから数分待って」。

当然、数分待ってもきません。10分くらいして、やっと車が到着。
はあー、長い時間かかったよ…。

スタッフにも確認し、M25号に入るルートは完璧、でした、途中までは。

M25の標識が見え、喜んだのもつかのま、「North」と「South」の文字が。「えーーーっと、どっちだっけーー」と考えているうち「North」に入ってしまいました。
私たちは、くまのプーさんの舞台であるハートフィールドに行きますので、方向は南です。「間違えた…」。

Uターンしなくちゃいけないのですが、次の降り口がやたらと遠く…。やっと降りた時にはもう、どこにいるのかさっぱりわからなくなっていました。
スコットランドの地図は持っていますが、イングランドの地図は大まかなものしか持っておらず、今いる場所がはっきりわかるほど細かい地図はありません(ナビは値段が高いのでつけなかったのです)。

友人がすかさず「詳細地図を買おう!」とガソリンスタンドに入っていってくれました。
地図を買い、レジのおじさんに今どこにいるのかを聞きます。レジに並んでいたおじさんたちもみな、地図を見てああだこうだと言ってくれます。
「どこに行きたいの?」
「ハートフィールドです」
「じゃあ、この道だよ」
と教えてもらった道はロンドンへ向かっています。
「いや、そこじゃなくて南のほうのハートフィールドなんです」
「そっちは行ったことないなー」っていう具合です。

とにかくM25号「South」に入りたいと言って、引き返す道を教えてもらいました。が、走り始めるとどの車線にいればいいのかわからず、標識もなんだかあいまで、教えてもらった道とは違うところに「M25」の文字が入っているので混乱するばかり。ひえええーーーどうしたらいいのおおーーー。

と、プっプーと後ろのトラックがクラクションを鳴らし、隣りに入ってきました。トラックのおじさんが窓から何かを言っています。さっき、レジに並んでいたおじさんです!
曲がろうとしている私たちに「まっすぐ行け」と指さします。わかった! まっすぐだね! それしか道はない!

まっすぐ行ったけれどもその先はどうするんだ? トラックのおじさんは見守るようにずうっと後をついてきてくれ、分かれ道でまた隣りにぴたっとついて「右へ行け」と合図。そしておじさんは左へと曲がっていきました。

ああ、なんて親切なおじさんなんでしょう!!! 私たちの前に現れた神様といってもいい。涙が出るほどありがたかった。

どの道を来たのかわからないけど、さっき間違えたところに出ました!
今度は間違えないように、三人とも神経を集中。そうしてやっと、M25号「South」に入りましたーーー!!!

あああーーーーなんて長い時間に感じられたことか。(実際長い時間だったけど)

イギリス人の車のスピードに驚き(以前も驚いたがやっぱりねとまた驚いた。120キロは当たり前)、ウインカーとワイパーを間違えたり(日本とは逆についているので)と、車の中は大騒ぎでしたが、なんとか間違えずに行くことができました。

宿についたのは21時を過ぎていました。私と友人はツイン、もう一人の友人もツインの部屋を別ルートで予約していましたが、着いてみると一部屋しかないと言うのです。
ネット予約にミスがあったか???
ちゃんと空港から、遅れると電話だってしたじゃない…。そこでまた数十分取られ、結局友人は近くのホテルに同じ料金で泊めてもらうことで落ち着きました。

もうくたくたです。
おなかがすいたね。でも、もう開いているパブはないと言われ…。どうする???

そういう時のために、いつも何か食料を残しておくようにしています。飛行機の中でもらうスナックや飲み物、朝食の時に食べきれなかったマフィンとかジャムとか、フルーツとか、部屋についているお菓子とか。
そんなせこいことを…と思いますが、これに助けられたことが何度もありました。
今回も助けになったわけです。
お菓子ばっかりでしたが、なにもないよりましです。私と友人と二人が残していたので、なんとか三人でまかなえる量があり、ささやかながら無事の到着を乾杯しました。

こうしてドタバタの初日は終わったのです…。

(つづく)

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