モンゴメリの伝記

昨年、「赤毛のアン」の作者モンゴメリの伝記を書かせていただきました。


赤毛のアンの島で L・M・モンゴメリ』(文渓堂)

しばらくして、カナダであのメアリー・ルビオ教授によるモンゴメリ伝記が出版になりました。

Lucy Maud Montgomery: The Gift of Wings

ルビオ教授は、十年以上にわたって、モンゴメリの自筆日記を編集出版された方。モンゴメリの日記は全5巻にわたった。
私はすべて持っているが、一冊一冊がものすごいぶ厚く、文字もそれはそれは小さい。読むだけで目がしょぼしょぼになるけど、時間がかかっても読む価値のあるもの。

一部は日本でも翻訳出版されているが、ほんとにごく一部です。全巻の翻訳はいつになるんだろう。

モンゴメリ研究では第一人者だったモリー・ギレンさんが今月3日にお亡くなりになり(モリーさんのモンゴメリ研究書は日本でも翻訳出版されています)、ものすごくがっかりしたのだが、しばらくして注文していたルビオ教授のモンゴメリ伝記が届いて、少しは明るい気持ちになった。
ルビオ教授は現在最も信頼のおけるモンゴメリ研究者だ。

届いてびっくり! ぶ、ぶ厚い・・・。モンゴメリの日記以上ではないか・・・。752ページって、アマゾンに書いてあるじゃないの。
それも見ずに注文してしまった。
もちろん、ページ数が多かろうと買ったけれど、この本を英語のできない私がどれだけの時間かかって読み終えることができるのか。自信がない(ほんとに)。

気を取り直して、日本語の本の話。最近読んでおもしろかった本。

森絵都さんの『ラン』。

うわあー、これだよー、やられたよー。と悔しいような嬉しいような。森さんの『カラフル』のファンだった私は、それと似た「あの世とこの世」というテーマの話が好きだし、今回もそのテーマ。こういう話が書きたいってことを、森さんがやってくれた。おもしろいし、じんとくるし。いいなあ。

それにしても、最近はジョギングがはやっているらしいが、『一瞬に風になれ』もそうだし、走ることをテーマにした小説が多いですね。

それから、イギリスに行くので、ずっと気になってた高尾慶子さんの本をかたっぱしから読んでいる。だいぶ前に出ている本だが、売れている本を売れている時期に読まないというあまのじゃくな私は、結局今になって読んでおります。

『イギリス人はおかしい』『イギリス人はしたたか』『イギリス人はかなしい』などなど、イギリス人を斬る(?)痛快エッセイ。
何十年もイギリスに住んだ高尾さんの、はきはきとした口調がおもしろく、視点もするどく、読んでいて笑ってしまう。この方は文章もうまいな~。

これを読むとイギリス人って・・・って思ってしまうけど、日本人って・・・っても考えさせられる。

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