相田みつを美術館

旧古河庭園のあと、有楽町にある相田みつを美術館を訪ねた。

大好きというのではないけれど、どこかひかれるところがある。
何も知らない状態で行ったので、相田さんの人生や書家としての苦労や夢などが素直に入ってきて共感できた。

美術館が、相田さんが好んで散策した古墳の雰囲気にしつらえてあるのもすてきだった。椅子もたくさんあって、都会の真ん中にありながら、ゆったりとくつろげ、癒される空間。

ああいう感じの字と文を書くので、下手うまとか、インスピレーションでパパッと書き上げたのだろうと思われがちだが、実はすでに10代で書の腕は抜群であったし、あの文が生まれるまでは長い詩があって、その詩を推敲を重ねて短く凝縮していった集大成で、あの短い文が生まれるのだという。

短くなった言葉も納得のいくまで何枚も書き直していた。

すばらしい書道を真似ているだけでは何も生まれない。自分にしかできない書を生み出したいということで、試行錯誤が繰り返された。
書家一本でいくと決めたはいいけど、収入は不安定で今ほど書家としての仕事も少なくて、家族は苦労したらしい。

お兄さん二人を戦争で亡くし、兄のぶんまで自分は生きると決めた。

相田さんの言葉の中には仏教の教えがこもっている。

…と、そんなことをビデオを交えて知るうちに、道はちがえど、自分もこんなふうに、目的に向かって、あきらめずに、まっすぐに歩いていきたいな、と思った。

「つまづいたっていいじゃないか 人間だもの」が有名だけれど、私はそれよりもっと心に響く相田さんの言葉がいっぱいある。
ずらりと並ぶポストカード売り場でさんざん悩み、8枚ほど購入。これをかわるがわる飾って、元気になろう。

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