『ホームレス中学生』

お笑いタレント「麒麟」の田村裕くんの自叙伝『ホームレス中学生』(ワニブックス)。
話題になっているのは知っていたし、TVでも内容を紹介していたので、わざわざ読もうとは思わなかったのだが。

子どもが友だちから借りてきた。今の小学生はこういう本(物語ではなく、いわゆるエッセイ本ね)を貸し借りするのか、と驚いたのですが。

まあ、とにかく、子どもが学校に行っている間。ぱらぱらとめくっていたら、椅子に座ってそのまま一気に読んでいた。

これは、よくあるタレント本とは違った。くだらんブログをまとめた本と同じように、軽くみていたが…この本を読んで、不覚にも(?)泣いてしまった。

中2で家がなくなって、父親から捨てられるっていうのは、極端すぎるし、ひどすぎる…。でも現実にあったこと。

こういう体験をした子が、平成の世にも、いるんだなあ…。がんばったんだねえ…。きょうだいが助けてくれたんだねえ…。

亡くなったお母さんへの思い。きょうだいへの思い。友達への思い。子どもの友だち、近所の子どもへの思い。

やさしい気持ちはみんな持ってて、助けられて生きているんだなあって。あったかくなりました。この子が、誰も責めずに、感謝の気持ちを持って書いているところがいい。

がんばってるひとたちを応援したくなるし、自分もがんばろうって、思えた。

つらい体験を書いているのだけど、さすがお笑い芸人らしく、おもしろくて、でもほろりとさせる。
この本が売れているのが、よおーく、わかった。

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