十二国記シリーズ

小野不由美さんの十二国記シリーズを読み始めた。
日本人が描いたファンタジー作品としてはとても有名で、アニメにもなっている。英語版も出るとか。

初出は1991年で、シリーズはまだ未完という。とりあえず一作目の『月の影 影の海』を読む。

主人公は陽子という名の女子高校生。突然異世界に連れ去られ、何も知らない世界でたった一人、命を狙われて逃げ回る。陽子は実は異世界の国の王になる運命を持っていた。

と、あらすじは単純に書けるが、内容は実にハードでシビア。ほわほわっとしたファンタジーが好きで、血が流れるストーリーが苦手な私にとってはとっつきにくさがあった。

上巻は、陽子は逃げてばかりいる。普通は助けてくれる人がすぐに現れる展開になるが、これはそう簡単には進まない。ひえー、こんな流れで書くなんて! と驚くと同時に、下巻からの核心に迫る展開には、時間も忘れてぐんぐん引き込まれて一気に読みきった。

小野さんの作り上げた十二国の世界はすごいの一言。普通の人では考え付かないだろう。ちょっとミステリアスなところも、彼女独特の雰囲気なのだと思う。

古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジーということで、漢字が多く読み方も難しい^_^;けど、それも慣れればどうということはない。

王になった陽子のその後が知りたくて、シリーズの順番とばして『風の万里 黎明の空』を読む。
これはさらにおもしろかった。王になったはいいが、何も知らない陽子はどのように国をたてなおしていくのか。そんな陽子を官僚や国民はどう思っているのか。他国は?

私には到底たどりつけない独特の世界感なので、それがかえって刺激になりますね。

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