日本の歴史ファンタジー


荻原規子さんの勾玉三部作『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』(徳間書店)と、『風神秘抄』をやっと読破した。
ずっと読みたいと思いながら、ぶ厚さ(400ページ以上)と、漢字の多さに尻込みしていたのだが、読み始めると終わりがどうなるのか気になって、一気に没頭してしまった。

日本の古代を舞台にしたファンタジー。子ども向けとはとてもいえない壮大なストーリーと、実際にいた、あるいは起きた歴史的出来事を上手にかみあわせたアイデアがとてもおもしろかった!
おもしろいというよりももっとすごい感動だった。こんなお話が書けるのか…ああ、私にもこんな才能があれば(~_~;)。

荻原さんはナルニア物語などを読んで感動したそうだが、日本人である自分は日本を舞台にしたファンタジーを書こう、自分が読みたいファンタジーを書こう、と思って、これらのお話を書き始めたという。

私も、ずっと外国のファンタジーや物語を好んで読んできたけれど、ここ数年は、自分が住む日本を知らずに外国のものにばかり目を向けるのはまずい、と思い、物語も映画も、日本のものばかりをあえて読んで(観て)きた。

そして思ったことは、日本は捨てたものではない(これは外国かぶれしていた自分への言葉)、日本をもっともっと見直し、見つめてみたいということだ。日本人として生まれ、日本語を話し書く自分は、日本をしっかりと知っておかねば、と。日本のよさも。

日本のファンタジーのすばらしさは、いぬいとみこさんの『木かげの家の小人たち』や、わたりむつこさんの『はなはなみんみ物語』シリーズでも明らかにされた。

上橋菜穂子さんの『狐笛のかなた』や、たつみや章さんの月神シリーズも大変すばらしいお話である。

上橋菜穂子さんの守り人シリーズ、そして荻原さんの勾玉シリーズ、そしてそして、斉藤洋さんの白狐魔記シリーズを読み終え、ほうっとため息をついた。やっぱり日本のファンタジーっておもしろい!!!

斉藤さんの白狐魔記は、文章にまったく無駄がなく、美しい日本語だった。それに狐が仙人となって生き続け、日本のさまざまな時代の出来事に関わっていた、という設定がおもしろい。これは自分の子にも絶対に読ませたいと思った。
ファンタジーが好きな方、ぜひご一読ください♪

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