「赤ん大将」シリーズ

図書館の児童書コーナーをぶらぶら見ていたら、佐藤さとるさんの『赤んぼ大将さようなら』(あかね書房)を見つけた。懐かしい!

私は佐藤さとるさんファンなので、もちろん、『海へいった赤んぼ大将』と『赤んぼ大将山へいく』は小学生の頃に読んだ。
とてもおもしろいお話で、機械言葉や動物言葉を自分がしゃべれないことが残念でならず、また、モモンガ服を着て自分も空を飛べたらいいな、と何度憧れたことか。

『赤んぼ大将さようなら』は、題名からしてその続編だろう。早速借りて読んだ。

“25年”が過ぎて、大人になった主人公・たっくんが登場する。うまい、実にうまい流れである。さすが、佐藤さとるさんだ。すっかり引き込まれて、あっという間にその世界に入り込んでしまった。

あ~、終わっちゃった…。寂しい…。でも、何冊ものシリーズになって、たっくんがいろんな冒険するのも、俗化してしまうことになって、つまらないだろうな、と納得もする。やはり、ここで終わっていいのだ。

あとがきを読むと、『海へいった赤んぼ大将』が出版されたのが昭和43年、『赤んぼ大将山へいく』が昭和45年、とある。うっそー、そんなに昔の話なの? と驚いた。初版が出た当時、私は本を読める年齢ではなかったのだ。

そして、最後の『赤んぼ大将さようなら』が出たのが、二巻目が出てからちょうど25年後の、1997年だったという。
“25年後”とは、物語の中と同じではないか。不思議な導きを感じてしまう…きっと、書いてほしいといううえからの力がはたらいたのだろうな!

佐藤さとるさんは、ついこの間、新刊を出された。『天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし) 』(あかね書房)だ。これも早く読んでみたい。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください