ボローニャ国際絵本原画展を観てきました♪

スシーラ・ティーさんでのタータン・セミナーまで時間があったので、「西宮市大谷記念美術館」へ行ってみました。
『2018 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』を開催していたので、これは!!観たい!!と、かけつけました。
最寄りの駅から歩いて約10分。重い荷物を持っていたことと、暑かったため、もう少し駅に近かったらなあ、と残念でしたが…(;’∀’)

閑静な住宅街にあるこの美術館は、もとは故大谷竹次郎氏(元昭和電極社長・現社名SECカーボン(株))の邸宅だったそうです。西宮市に土地建物、美術作品を寄贈したことで、美術館として一般に公開されるに至ったとのこと。
何より印象的なのは、ロビーの大きなガラス窓の向こうに、一幅の絵のようにひろがる日本庭園。座って、ずっと眺めていたくなる落ち着きと安らぎがあります。庭は散策が可能で、点在する石灯籠や五重塔、そして赤石や青石といった巨大な庭石は大谷竹次郎自身が集めたものだとか。

さて、私の目的の『ボローニャ国際絵本原画展』では、イタリアのボローニャで毎年開かれる児童書専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で行われる、世界最大級の絵本原画コンクールの入選作品をすべて見ることができます。

「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は1964年から続く、世界で唯一の児童書専門の国際見本市として名高く、出版に携わっていれば必ず耳に入る有名なイベントです(一度行ってみたいと思っているのですがチャンスがなく…)。私の最新刊『すてきなタータンチェック』を出してくださった福音館書店さんは毎年行かれていて、今年は日本の出版社では初めてとなる「最優秀児童書出版社賞(Best Children’s Publishers of the Year)」をアジア部門で受賞されました!!!本賞は、前年の出版活動において創造性などが優れているとされた出版社に授与され、アフリカ、中南米、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの6つの地域からそれぞれ1社が選ばれ、福音館書店さんはアジア部門での受賞でした。

ボローニャでの絵本原画コンクールで入選することは、世界各地のイラストレーターの夢でもあり、勲章でもあります。すでに絵本として発表された作品も未発表のものも、すべて平等に審査されるからです。今年は約70カ国3053作品の応募があり、日本人10名を含む25カ国77作家(うちユニット3組)が入選しました。

どれも個性的で、力のあるすてきな作品でした。なんだか、私も絵を描いてみたくなります(絵を描くことは実は大好きなんです(^^; 特にパステル)。絵もそうですが、お話も、絵を見ていて沸いて出てきそうでした。想像力(および創造力)を掻き立てられるというのは、こういうことだな~と、実感しました。入選作すべての展示は本当にありがたく、見ごたえも十分、満足感でいっぱい。

おそらく全国を巡回するのだろうな、と思って調べたら、やはり、巡回しますね!
四日市市立博物館(三重) 2018年9月29日(土)~ 10月28日(日)
石川県七尾美術館(石川) 11月2日(金)~ 12月9日(日)
長島美術館(鹿児島) 12月15日(土)~ 2019年1月20日(日)

ご興味のある方はぜひ、行ってみてください(≧▽≦)

タータンセミナー@スシーラ・ティーさん

神戸ファッション美術館での『タータン展』の翌日は――西宮市の紅茶教室「スシーラ・ティー」さんで、タータンのセミナーをさせていただきました♪
二日間で3回のセミナー。3回とも満席で開催できて、本当にありがたく、うれしかったです。

なんと、東京からはるばるいらしてくださった方もいらっしゃいました! 前日の、ファッション美術館でのセミナーを聞かれた方が、もう一度お話が聞きたいとこちらにもご参加くださったことも、光栄で涙が出そうでした。

少人数制ならではの内容でさせていただきました。スシーラさん手づくりのスイーツと、紅茶でのティータイムも魅力です(#^.^#)

スコットランドの紅茶メーカー「メルローズ」の紅茶2種、スイーツは、スコットランドのお菓子「クラナハン(クラナカンとも)」。

お話したいこと、見ていただきたいものはたくさんあり、2時間でも足りなかったです。

スシーラさん、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)>

実は、スシーラさんではあと一回、10月に「日本産紅茶」というテーマでセミナーをさせていただくことになっているんですよ~。
日時は…10月7日(日) 19:00~ →台風のため、延期となりました。詳細は後日。
10月8日(月・祝) 11:00~/ 14:00~ →台風のため、延期となりました。詳細は後日。

日本全国で実は相当な数の紅茶が作られています。10種類ほどの日本産紅茶をテイスティングして頂く予定です! 産地によって&生産者によって味わいの違う、奥深い日本産紅茶の世界をお楽しみに~!
●日本産紅茶に合うお菓子のペアリングを提案します。

□定員:各8名
□会費:各5,500円(会員) 6,000円(一般) *私の紹介で…と言って申し込みされた方は、会員価格にしてくださるそうです!
紅茶・お菓子のティータイム付き♪

*一週間前よりキャンセル料がかかります。
お申し込み、詳細はこちらです
お申し込みはメールでもオーケーです♪スシーラ・ティーさんへ。college@happy-tealife.com

タータン展で講演させていただきました♪

先週、9月15日(土)、待ちに待った『タータン展 ~スコットランドからの贈りもの~』が、神戸ファッション美術館で、開幕になりました!!
日本初、おそらく世界でも初となる、大規模な展覧会です。単なる模様、ファッションの一つとしてしか見られていなかった”タータン”が、美術館という公の施設で扱われるということ自体が、今までなかったと思います。
私のタータンの本を読んでくださった企画会社の方が、タータンの展覧会をやりたいと思っているのですが…と、ご連絡をくださったのが3年前。タータンが取り上げられるなんて、それだけでうれしかったから、なんでも協力します、がんばります!と即答しました。
あれから3年……
かなりの難関があり、展覧会に慣れていらっしゃる企画会社の方もさすがに青ざめていたこともありました。
しかし、多くの方のご協力と強い思いのおかげで、タータン展が開幕に至ったこと、本当に感慨深く、胸が熱くなりました。私は裏方としてお手伝いさせていただきましたが、何かを作り上げることが大好き(だから本を書いているのですが)であり、携わったことのない大きなイベントでもあり、こんなふうに進行していくんだな~とか、展示品の基準はそうなんだ~~とか、たくさん学ばせていただき、楽しかったです。

開幕の前日14日には、オープニングパーティがあり、報道関係者をお呼びしての式典、そして、神戸松蔭女子学院大学の生徒さんたちのタータンファッションショーも開催されました!若い女の子たちが自分でデザインしたタータンの衣装を発表される姿は会場に華やかさを加えてくれましたよ♪
神戸ファッション美術館の入り口には、その衣装の何点かが展示してあります~。

タータン展って、何が展示してあるんだろう?と思いますよね。タータンの衣装はもちろん、タータンができあがるまで、タータンはどうデザインされるのか、タータンは歴史と大きくかかわっているのでその歴史を知ることのできる絵画や風刺画、日本のタータンの流行の変遷など、さまざまな角度からの展示品があります。へ~~これがタータンなんだ~~と、きっと、興味を持っていただけるはず。素敵なフォトスポット↓も用意されています!!

神戸新聞社さんが主催のため、13日の神戸新聞には、見開きでタータン展のご案内が!!!これはすごすぎる~(≧▽≦)

私は、オープニング初日に記念講演会をさせていただきました(#^^#)
人数が集まらなかったらどうしようと心配していましたが、ほぼ満席状態で、たくさんの方が聞きに来てくださいました。遠くからかけつけてくださった方もいらっしゃいました。お友達が来てくれたことで、私の緊張はだいぶほぐれました、ありがたいことです。

私の講演会は終わってしまいましたが、ギャラリートークワークショップはいろいろございますので、そちらもぜひご参加くださいませ。クリックすると拡大します↓

タータン展は、神戸ファッション美術館を皮切りに、現在のところ、全国5か所での巡回開催が決定しています。神戸ファッション美術館が先頭を切ったのは、何よりもよかったと思います。
神戸はヨーロッパ航路の玄関口として発展し、スコットランドとのゆかりも強い場所。加えて、神戸はファッションの街としても有名です。
そしてそして!神戸には、神戸を象徴するイメージデザインとして、産官学が一体となって推進している「神戸タータン」があります。神戸タータン協議会の方がタータン展に全面的に協力してくださったことも、タータン展の流れを大きくしてくださったと感じます。グッズコーナーには、神戸タータングッズもたくさんありますよ~。鮮やかなブルーがさわやかなタータンです。
今回、タータン展オリジナルのミント・タータンがデザインされました。こちらは淡いミントの色が、やさしく、かわいらしく、女性にはたまらない柄になっていると思います。グッズコーナーも、充実していますよ~。

タータン展の様子は、こちらの公式サイトで見れますので、ぜひフォローしてくださいね。

神戸ファッション美術館のサイトはこちら

タータン展のチラシです♪クリックすると拡大します。

赤毛のアンセミナー10/20@銀座

10月20日(土)に、お友達の主催で、赤毛のアンと舞台になった島の魅力をお話させていただきます。
お申込みをお待ちしています(^^)/ ご興味のある方が周りにいらっしゃったら、お声かけいただけましたら幸いです。

10月20日(土)10:30~12:30
赤毛のアンでめぐるプリンス・エドワード島
誰もが一度は行ってみたいと憧れるプリンスエドワード島。そこは赤毛のアンの舞台であり、赤毛のアンの作者モンゴメリが愛した生まれた故郷です。この島に暮らした経験を持つ私が、物語の魅力とともに、島の人々の話や島の魅力を、写真を交えてお話します。
詳細・申し込みは→https://www.facebook.com/events/456996601454514/

≪旅カルチャー講座第7回≫
【赤毛のアンで辿るプリンスエドワード島】
★日時 2018年10月20日(日)10:30~12:30(10:10受付開始)
★定員:15名
★会場:土屋グループ銀座ショールーム
〒104-0061東京都中央区銀座3丁目8-10 銀座朝日ビル3F
☎0120-406-211/03-5579-9981
★参加費:4,000円(税込)≪紅茶+お菓子≫

※お申込みはメール(tokokitani@yahoo.co.jp)にて、「赤毛のアン講座」申し込みと明記した上、お住所・お名前(フルネーム)・メールアドレスを明記の上、お問い合わせください。メール到着後、申し込み方法をご返送いたします。参加費振込完了で参加決定となります。参加費のお支払いがメール到着後10日以上ない場合は、ご参加されないものとみなします。また、キャンセル料は3日前から発生しますので、ご注意ください。

≪講座内容≫
・島の旅の仕方(行き方、交通手段、物価等)
・島の四季 、島の自然の豊かさ
・赤毛のアン関連の観光施設
・作者モンゴメリゆかりの観光施設
・アンの時代と現代の共通点
・アンの時代背景を知る  等

いよいよ15日からタータン展開幕♪

全国5館をめぐる日本初の大規模な「タータン展」、いよいよ15日土曜日から、神戸ファッション美術館を皮切りに始まります!! 私は明日から神戸ファッション美術館へ~♪

”タータンチェック”は日本での通称。世界的には「タータン」です。
日本をはじめ、世界中で愛されている「タータン」。しかし、その定義や歴史などまではまだまだ知られていません。
本展は「タータンとは何か」に始まり、タータンにまつわる美術作品や資料を通じてその文化的背景をご紹介する、日本初の大規模なタータン展です。

私も関わらせていただいているイベントです。初日15日には、タータンのセミナーをさせていただきます!事前予約が確実です。

★奥田実紀のセミナー「タータンの魅力」 
2018年9月15日(土)14:00~15:30
参加費:無料(タータン展への入場が必要です)
申し込み:メールworkshop@fashionmuseum.or.jp もしくは電話078-858-0050(いずれも神戸ファッション美術館)までお申し込みください。

 

(写真をクリックしていただくとチラシ画像が拡大されます)

タータン展の公式フェイスブックページはこちら。フォローお願いします。 → https://www.facebook.com/pg/tartan.scotland/posts/

タータン展の巡回予定
2018年9月15日~11月11日 神戸ファッション美術館
2018年12月8日~2019年2月17日 三鷹市美術ギャラリー
2019年4月13日~5月26日 岩手県立美術館
2019年9月21日~11月4日 久留米市立美術館
2019年12月14日~2020年3月1日 新潟万代島美術館

和紅茶セミナー10/7・8@西宮市

兵庫県西宮市の紅茶教室「スシーラティー」さんでセミナーをさせていただいています。3回目となる最後のテーマは…

日本産紅茶の魅力
日時:2018年10月7日(日) 19:00~
10月8日(月・祝) 11:00~/ 14:00~ *全3回開催します。ご都合のよい日時をお選びください。

”和紅茶””国産紅茶”などという名称で、最近ブームになっている日本産の紅茶。実は相当な数の紅茶が全国各地で作られています。
『紅茶をめぐる静岡さんぽ』を出版し、日本産紅茶の応援団を自称している私。
日本各地で生産された紅茶を10種類厳選し、テイスティングして頂く予定です!
産地によって&生産者によって味わいの違う、奥深い日本産紅茶の世界をお楽しみください。

□定員:各8名
□会費:各5,500円(会員) 6,000円(一般) *私の紹介で…と言って申し込みされた方は、会員価格にしてくださるそうです!
紅茶・お菓子のティータイム付き♪

お申し込み、詳細はこちら。お待ちしています(#^^#)
http://happy-tealife.com/?p=8582&preview=true
お申し込みはメールでもオーケーです♪スシーラティーさんへ。college@happy-tealife.com
*一週間前よりキャンセル料がかかります。

英国ファンタジーツアー日記 その20(最終回)

無事に12時前にはホテルにつき、荷物もまとめて、歯も磨いて(笑)チェックアウト。ロビーでツアーのみなさんと一緒になり、バスでヒースロー空港へと向かいました。バスの中でみなさんがどこに行かれたのか聞いたり、自分の行ったところを話したり。ガイドさんからは、出国手続きについての詳しい説明もありました。

今回私は、ウェッジウッドでお買い物をしたので、付加価値税(VAT)という、消費税の還付手続きができます。イギリスの消費税は20%と高額なので、少しでも戻ってくるなら(全額は戻りません)、申請したほうがいいです。お店によって、最低購入価格が違いますが、だいたい50ポンド以上買い物すると還付申請ができるので、買ったお店で「VAT還付申請用紙(VAT FORM)」をくださいと言って、もらいましょう(空港ではもらえません)。言わないとくれないお店もあるのでご注意を!
とはいえ、還付手続きのカウンターはいつもとても混んでいて…今回も時間までに順番が来ない可能性があり、どうしようか迷いましたが、なんとか間に合いました。これは自己責任なので、還付手続きに並んでいたから遅れた、という理由は通用しませんし、飛行機の時刻が迫っているから先にやってほしい、という要求も通用しません、ひたすら順番です…( ;∀;)

搭乗開始時刻までは自由時間で、みなさん、お土産などを買い物されていました。私は、一度行きたいと思っていた、フォートナム&メイソンのカフェで休みました。ランチを食べていなかったので、ウェルシュ・レアビットを注文。これはウェールズ料理で、チーズにビールや調味料を加えたレアビットソースをトーストにのせて焼いた、いわゆるチーズ・トースト
「レアビット」とは、うさぎの「ラビット」がなまったものらしく、語源には諸説ありますが、1500年頃、貧しい農家ではうさぎの肉が高価なため手に入れることは困難で、チーズをトーストの上にのせて食べたのがはじまりとか。1785年にはレストランで提供が始まったとのことです。私的には、初めて食べるので、どきどき。

そして、これ、超おいしかった!チーズが濃厚~~。はまりそうです~~。チーズが濃すぎて、この半分で、もう、おなかにたまりました。残せばよかったのですが、高価だし、もったいなくてがんばって完食。これがあだになりました…。というのも、飛行機が15:45発なので、すぐには料理は出ないだろうと思ったら、しばらくして料理が出てきたんです…(-_-;) ウェルシュ・レアビットは、お持ち帰りにすればよかったなあ。

機内で楽しみなのは、映画です。今回は観たかった映画が4本も観れました!
・ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男
・パディントン2
・ピーターラビット(実写版)
・グッバイ・クリストファー・ロビン(「クマのプーさん」の原作者A・A・ミルンと息子クリストファー・ロビンがつむいだ物語誕生秘話)
*これは日本では未公開みたいですが、10月にDVDが発売されるそうです。

クマのプーさんといえば、ディズニーが実写版の映画を作ったそうで。『プーと大人になった僕』。クリストファー・ロビン役はユアン・マクレガー。来月9月14日から公開されるそうです。これも観たいな。

2018年6月7日(木) 11:30頃、無事に成田空港に到着。
一週間に渡る英国ファンタジーツアーは終了しました。今回も、すばらしい参加者さんに恵まれ、病気もケガもなく帰ってこれたこと、おかげさまです、ありがとうございました。またこのようなテーマでツアーが企画されるかはわかりませんが、ご希望の声をいただきましたら検討させていただきますので、どうぞ、声をお寄せいただけましたら幸いです。

20回にわたった英国ファンタジーツアー日記はこれで終わりですが、引き続き、私のブログをご愛読くださいね。ブックマーク、あるいはお気に入りにご登録いただけますと幸いです。

英国ファンタジーツアー日記 その19

2018年6月6日(水)ツアー7日目、最終日。
今日もいいお天気です!ロンドンで雨に降られなかったのは、今回が初めて。本当に天気には恵まれました(暑かったけど)。
今日は午前中がフリータイム。12:30にホテルを出発して空港へ。15:45の便で日本へ帰国します。
ホテルのチェックアウトタイムは12時までなので、12時前に帰ってこれれば荷物は部屋に置いていけます。歯も磨きたいので、がんばって12時前にホテルに戻れるよう、計画しました。

まずはお気に入りのテンプル駅へ。このあたりの街並みがとても好きです。朝早いのでどこも開いてませんが(^^; 仕事へ向かう人々の喧騒を感じるのもなかなかですね。

こちら↑は、ハリー・ポッターの映画で、グリンゴリッツ銀行の外観として使われた「オーストラリア大使館」。

写真の左のほうに、ちんまりと収まっている小さな白いビルが見えますでしょうか。これが紅茶のトワイニング社

ここからバスで、セントポール大聖堂へ向かいます。

前回ここを訪ねたのは夜で、おまけに雨も降っていたので、今日はこんなに天気がよくてラッキーです。セントポール大聖堂も、ハリー・ポッターの映画のロケがされました。トレローニー先生の占い学の教室に続く幾何学的な階段はこの聖堂だそうです。すでに見学希望者の長い列ができていたので、時間がかかるかなと思って、見学は諦めました。

ここから歩いて川のほうへ。「ミレニアム・ブリッジ」↑があります。この歩行者専用の橋も、前回来たのはセントポール大聖堂と同じ日、夜で雨でした(^^; ハリー・ポッターの映画で、死喰い人に攻撃された橋がこれです。

テムズ川。お日様の光でキラキラ~♪ 向こうに見えるのは「タワーブリッジ」。

さて、このあとが本番です。今日の一番の目的地「Ragged School Museum」へ向かいます。Raggedとは、みすぼらしい、ぼろを着た、という意味。つまり、昔、貧しい子供たちのための学校だったところが、博物館になっていんです。こちらは開館日が限られているので、あらかじめ、今日オープンするかどうか、ちゃんと確認しました。駅から10分くらい歩くので、ここでもホテルのhandyスマホが活躍してくれ、迷わずたどり着けました。
オープンは10時。ホテルに遅くても11:45には帰っていたい。ここからホテルまでは、歩く時間も含めると1時間はかかります。そうなると、40分くらいしか、見学時間がありません。オープンと同時に入れるよう、10分前には到着。日陰で待っていると、スタッフが到着(遅い出社だな(^^;)。「もう入れる?」と聞くと、「まだよ。10時オープンだから」と言われました。気持ちは入れてくれ~~と必死に焦っているのですが、10時を待つしかありません。

10時きっかりに中に入りました。
ここは、医者で博愛主義者のトーマス・バーナードが設立した、貧しい子供たちのために無料で教育をほどこす学校です。バーナードはアイルランドから医者になるためにロンドンに来た際、子どもたちの育つ環境の劣悪さに愕然としたそうです。学校は1867年に始まり、1908年まで続きました。この学校は、彼の慈善活動の第一歩でした。

当時、貧しい子供たちにも教育を受けさせようという動きは活発で、そうした目的で作られた学校の中でも、バーナード博士のこの学校の生徒数は最大だったそうです。貧困層がこの地域に多く住んでいたこともあるでしょう。
教育だけでなく、食事や、最低限の医療もほどこしていたようで、バーナード博士の名は海外にまで知れ渡っていました。
実は『赤毛のアン』にも登場するんですよ。マリラが、隣りの州の孤児院から孤児を引き取ることにした話をリンド夫人にした場面。マシユウは最初”故国イギリスの孤児院の子はどうだろう”と持ち掛けたのだが、自分はいやだと言った、ロンドンの町中をうろついている浮浪児みたいなのはごめんだ、せめてカナダ生まれの子にしてくださいと言った、とマリラが言います。ここは原文だとMatthew suggested getting a Barnardo boyとなっています。バーナード・ボーイというのは、バーナードが1870年に設立した男子孤児院の子ども、という意味でしょう。

バーナードは、子どもたちが大きくなって自立できるよう、大工仕事や靴磨きなどの技術も教えましたし、カナダやオーストラリアなどの、イギリス連邦に属する新しい土地でよりよい暮らしができるように養子縁組にも関わりました。
1873年には女子の孤児院も設立。生涯、貧しい子供たちのために尽力しました。1905年に亡くなるまで、バーナードは96の孤児院に関わり、8500人以上の貧しい子供たちを助けたそうです。その意思は引き継がれ、現在「バーナード」というNPO団体となっています。ダイアナ元妃は、生前、この団体の会長をつとめていました。

マリラがバーナード・ボーイはいやだと言ったおかげで(?)アンがグリーン・ゲイブルズにもらわれてきたともいえますね。『赤毛のアン』は、イギリスからカナダに移民してきた人々が作った村のお話なので、ちょくちょく、こんなふうに、故国イギリスのことが出てくるのです。
こうした、物語の背景を知ると、より物語が深く味わえるので、私はセミナーでこうしたお話もさせていただいています。

スタッフの方がバーナード博士のことや、当時の子どもたちの様子などを丁寧に説明してくださいましたが、いかんせん、私には時間がなく(-_-;) 後ろ髪をひかれつつ、ホテルへと急いで戻りました。
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その18

アフタヌーンティーを抜け出してまで向かったのは、はい、「ワーナー・ブラザーズ・ロンドン・スタジオ メイキング オブ ハリー・ポッター」(ハリー・ポッター映画のテーマパーク)です!今日はハリー・ポッターに浸る一日♪ ワーナー・ブラザーズも事前予約が必要で、前払い、キャンセルしても払い戻しはありません。→https://www.wbstudiotour.co.uk/
個人で行く場合は自分で予約しないといけませんが、ロンドンからの日帰りツアー(いろんな旅行会社が扱っています)に参加すれば旅行会社のほうで手配してくれます。また、自分で手配して、自分で電車を使って行く場合との料金を比べても、ほとんど変わらないので、手間を考えるとツアーで行ったほうがいいです。私も最初はツアーにしようかと思いましたが、ツアーだと丸一日それだけに取られてしまうという点がネックで今回はやめました。自分で手配すると、希望する入場時刻を選べるので都合がいいのです。私は一番最後の16時入場で予約しました。20時閉館なので、4時間あれば十分かなと考えました(実際、その時間の予約で、私的には十分でした)。

ワーナー・ブラザーズ・スタジオの最寄り駅「Watford Junction」までは、ユーストン駅からナショナル・レイルに乗り、特急で20分。最寄り駅からは送迎バス(有料。現金のみ受付け、おつりは出ません)で約15分です。

ナショナル・レイルはオイスターカードが使えるのですが、それを見落としてしまい、事前にチケットを買ってしまいました(ちゃんと調べないとこういう無駄足をふんでしまう…けっこうそういうことがある私)。ユーストン駅から出る電車は特急だけでなく、各駅停車もあります。ギリギリまでアフタヌーンティーを堪能していたので、間に合わないかもととても焦っていて、飛び乗った電車はなんと各駅停車…((+_+)) 途中で乗り換えられるのかがわからないまま、結局各駅停車で1時間もかかってしまいました…(;゚Д゚) ああ、なんたる不覚…。
そんなハプニングがありましたが、20分前(20分前までに必ず来るようにとチケットに書いてあるのです)には余裕で間に合いました。あー、冷や汗かいた。

ディズニーランド並みの人気アトラクションなので、チケットも早くから予約しないと取れませんし、送迎バスも一回では乗り切れないほどでした(二階建てバスなのに)。ハーフタームということで、車内は親子連れではちきれんばかりです。

ワーナー・ブラザーズ・スタジオは、入り口から楽しめる工夫があちこちにされているので、入る前からテンションがあがります!!パーテーションの柵もこの通り。

もともとは飛行機の整備工場だったところらしく、とにかく天井も高いし、広いったらありません。まあ、映画のセットを組めるくらい広大な場所じゃないと、撮影も無理ですものね。

予約時刻16時になり、予約していた人たちがスタッフの指示に従って一斉に入るのですが、前座からのもっていき方が上手いっ!!この歳になると胸がどきどきするような興奮や感動を味わうことが少なくなるのですが、私、久しぶりに「うわあああ~っっ!!!」と声を出してしまいました、鳥肌が立ちました。すごいです、ここは想像していたよりもはるかなスケールとリアリティで人々を魅了します。まさに、別世界、ファンタジーの世界がそこにありました。
真っ暗な中、扉が開いて、さあ、そこは――ホグワーツ魔法学校のグレートホール!

ハリー・ポッターの映画が好きな方は、絶対に訪ねることをお勧めします! シリーズそれぞれの撮影に使われた実際のセットが見れるんですから!飾ってある肖像画や、置いてある薬品、教科書、道具といった細かいところまでじっくり見れるし、俳優さんたちが着ていた衣装、特殊効果の説明などなど、撮影現場の裏側まで体験できちゃいます。もう、本当に興奮しちゃいますよ!!

こちらはスネイプ先生の魔法薬学の教室。さっきまで、似たような教室でアフタヌーンティーを楽しんでいたので、余計にテンションがあがります!!

私、写真は撮られるより撮るほうが好きで、どこに行っても自分自身の写真はほとんど撮らないのですが、ここでは舞い上がって、撮ってしまいました(^▽^;) ただ、シャッターを押してくれる人を探すのに苦労しまして…みんな、複数で来ているので割り込むようにして頼みづらく…そこで気づきました、お一人様は私一人じゃないですか!!ガーン。誰に押してもらおうかとあわあわしていたら、「シャッター押してもらえますか」と声をかけて来たかわいい女の子(大学生くらいかな?)、おおっ、お一人様です! 喜んで押してあげて、代わりに私のも押してもらいましたぁ~~。よかった~~~。

その後も、ポイント、ポイントで、その子と撮り合いっこしました(笑) 意図して一緒に行動しているわけではないのですが、巡る速度がおんなじくらいだったようです。

中に入る時はみんな一緒ですが、入ったあとは自由に回るようになっているので、自分のペースで、好きなだけ見れます。もう終わりかな、と思ってもまた次が、また次が…と、とにかく果てしないほど場面が展開していくのもすばらしい演出。大満足です。
私はわりと見て回るのは早いほうですが、今回ばかりはけっこうゆっくりと見学し、たっぷり2時間かかりました。カフェ以外に休めるところがないので、カフェで”バタービール”を飲みたかったのですが、席がなくレジにもずらっと行列ができていたので諦めました。カフェではアフタヌーンティーをやっているのは知っていましたが、すでに取り扱い時間は過ぎていましたし、過ぎていなくても、お昼にアフタヌーンティーをいただいたうえに、またアフタヌーンティーはとても無理(-_-;)どんなアフタヌーンティーなのか、写真が見たくて検索してみたのですが出てこず…うーん、興味あるなあ。

帰りの電車は帰宅ラッシュにかかっていたようで混んでいましたが、今度はちゃんと特急に乗りましたよ!ユーストン駅まで、あっという間でした。行きのあの1時間はなんだったんだ…。夏は21時くらいまで明るいので、ホテルに帰った時もまだ明るかったです。
かなり歩いたものの、それほどおなかもすいていないし、一人では外食もつまらないので、いつものように、日本から持参したカップラーメンで済ませました(^^; ツアー参加者さんからいただいた湿布を貼って、足をマッサージして、明日に備えます。
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その17

ロンドンでは地下鉄じゃなく、なるべくバスを利用するようにしています。乗り降りが簡単で、窓からの景色も楽しめるからです。乗ったらすぐに二階へ!二階の一番前の席がお気に入りの席です。写真が撮りやすくて、高い場所からロンドンの街並みを見るのはとても爽快です!高いところからだと、建物の様子もはっきりとわかります。
こちらは有名な「ハロッズ」。バスの二階からだとこんなふうに見えます。

ただ、バス利用の難点は、道路が混んでいること。ヴィクトリア&アルバート博物館から、アフタヌーンティーを予約している「カッター&スクイッジ(Cutter&Squidge)」のそばまで、バスが通っていたのでそれに乗ったのですが、やっぱり途中がめちゃ混み。間に合わないかとハラハラしました。初めて行くお店なので、道順も不安、迷ったら到着が遅れてしまいます。wi-fiをレンタルしていかなかったので、持参した地図を読み間違えたらアウトです。
しかし!!!今回は、心強い味方が!!!それが、ホテルの部屋に備え付けてあった「handy」です。グレードの高いお部屋に宿泊できたおかげで、部屋には、ホテル宿泊者が無料で使えるレンタルスマートフォン「handy」がありました!初めて知るサービスです(いつも安いところに泊まっていますからね(^^;)。宿泊している間は自由に持ち出して使ってOKとのこと。う、うれしすぎる~!(日本でも導入したホテルがあるようですね)
そういうわけで、handyのおかげで、バスを降りてからお店まで、迷うことなく行くことができ、ほぼ時間ジャストに到着できました。

今回予約したアフタヌーンティーは、ハリー・ポッターをイメージした「Potion Room(魔法薬学の部屋)」という名のアフタヌーンティーです。このお店は今までも、ハロー・キティやディズニー映画のキャラクターをモチーフにしたオリジナルのアフタヌーンを企画しているスイーツ店。添加物を使わず手づくりしたお菓子も人気だそうです。
今回、ハリー・ポッターをイメージしているとあって、始まった5月から話題になっていました。ネットでの事前予約が必要で、前払い、キャンセルしても払い戻しはなしという、かなり厳しい条件でしたが、これには絶対に行きたかったので、思い切って予約!一緒に行きたいと希望されたツアー参加者さんが何人かいらっしゃったので、みなさんもぶんも一括で予約しました。お一人の方だけ二週間前の予約になり、席が空いているか心配でしたが、最後の一席が奇跡的に空いていて(感謝!)予約できました。
いつ終了するかわかりませんが、サイトを確認したら現在もまだ開催しているようです→https://cutterandsquidge.com/pages/potionroom

お店の地下が、魔法薬学の部屋です。私たち参加者は、「カッター&スクイッジ・錬金術学校」の生徒という設定で、部屋に入る前に、ハリーたちと同様、黒いローブの着用をうながされました。(きゃ~気分が盛り上がりますね♪♪)部屋は暗く、スネイプ先生の魔法薬学の部屋を思い起こさせるようなしつらえです。黒いとんがり帽子をかぶった魔法薬学の先生が出迎えてくれて、席に座ると、一人一人に合う杖を授けてくれます!!!(まるで杖がハリーを選んだ映画の一場面のよう)。
まずは飲み物を選ぶのですが、「ユニコーンの涙」とか、魔法的な名前がついているのが楽しい♪
ウェルカムドリンクのジュースは、ビーカーで出てきた薬(?)を、杖で呪文をかけてから(うふふ)加えると、色が変わるという楽しい仕掛け。最初のスイーツは、魔法薬の調合の仕方を先生から教授してもらって、これまた杖で呪文をとなえて、調合薬をふりかけると、ぶくぶくと泡立ってくる…という仕掛けです。

先生が言っていることがよく理解できなかった(何しろ英語ですから(^^;)けれど、それなりに魔法薬の授業は楽しく、童心に返ってハリー・ポッターの雰囲気を味わいました。

運ばれてきたおなじみの三段トレイは、鳥かごのような形でかわいらしい(#^.^#) 乗っているスイーツも大鍋の形をしているなどの工夫がありましたよ。写真に写っているフード以外にも、物語に登場するロック・ケーキが出てきましたし、最後のほうには生菓子がワゴンで出てきたそうです。”そうです”と書いたのは、私は電車の時間があり、途中で抜けてしまったからで(^^; 最後まで体験できなかったのが残念です、行かれる方は2時間半たっぷりアフタヌーンティーの時間があるので、余裕を持って予定を組まれてくださいね、私のようにならないよう…。
こちらのアフタヌーンティー、最後にお土産もつきました。アフタヌーンティーの名前が書かれたピンバッジ。けっこうな大きさなので(^^; 記念に飾ってあります。

(つづく)