注目される台湾の紅茶

世界緑茶協会の機関誌『緑茶通信』の最新号(45号)に、台湾の紅茶事情について寄稿させていただきました!
2年前、台湾紅茶ツアーを開催し、その時に訪ね、見て、学んできたことを、わかりやすくまとめました。台湾というと烏龍茶が有名ですが、実は紅茶でもめきめきと頭角を現してきているんですよ。
台湾観光で行ってほしい紅茶関連のスポットも写真満載で紹介しました。一般の方にも楽しんで読んでいただける内容ですので、よろしかったらご覧くださいね。

本屋さんには並んでいませんが、HPから購入できますよ♪ 毎号、興味深いお茶関連の記事がたくさん掲載されていますので、お茶好きの方、ぜひ(≧▽≦)→http://www.o-cha.net/

この『緑茶通信』には、以前にも寄稿させていただいたことがあります。41号の、国産紅茶特集号です。私は「国産紅茶の楽しみ方」ということで、5ページ、写真満載で書かせていただいています(≧▽≦) 実はこの表紙の写真も、私が撮影したものなんですよ~~~。

「国産紅茶の描く未来Ⅱ」という特集タイトル。はい、「国産紅茶の描く未来Ⅰ」があります。33号がそれで、”緑茶”のみを扱ってきた冊子が、初めて国産紅茶の特集をしたということで話題になりました。残念ながら、33号は完売していますが、41号のほうは、まだ在庫があるようなので、ぜひバックナンバーをお買い求めいただけたらと思います。
これまでのバックナンバーの内容や、お申込みはこちら→http://www.o-cha.net/kyoukai/kikanshi.html

JR静岡駅南口すぐのところに、「しずおかOchaプラザ」というのがあるのをご存知でしょうか。こちらを運営しているのも世界緑茶協会です。お茶関連の書籍がずらっと並んでいて閲覧ができ、お茶を飲むこともできますよ。イベントも行っているので、詳しくはこちらをご覧ください。→http://www.o-cha.net/kyoukai/ochaplaza.html
静岡駅までいらっしゃる機会があったら、ぜひお茶プラザにもお立ち寄りくださいませ。雨にぬれずに行くことができます!ここで『緑茶通信』を購入可能、バックナンバーも存分にご覧ください!よろしくお願いします(^^♪

台湾旅行記2019 その14(最終回)

3月16日(土)曇り
今日が、台湾最終日。結局、雨にはあわずにすみました、本当にラッキーでした。
10時半にはお迎えが来るのですが、それまで何もしないのはもったいない(^^;
6:30に起きて、朝ごはんを食べに出かけたのでした。
台北の人びとにとってポピュラーな豆乳の朝ごはんがいただける、あの有名な「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」へ行ってきました。こちら、朝5時半から開店ですが、さすがにその時間に行くのは無理なので、7時到着をめざして早起きしました。
お店にはすでに長蛇の列が…ひえええ~~~。並ぶのが苦手な私、ひるみましたが、せっかく早起きして来たのですから、がんばります。あとからあとから人が並び、最後尾の人が見えなくなっていきます…。
食べ終わってお店を出たら、私たちが並んでいたあの列の長さは短いものだった、ということが、はっきりとわかりました。早めに行ってよかったです。短い列だったとはいえ、30分くらい、並びました。

左下が、絶対頼むべき(笑)「鹹豆漿(シェンドウジャン)」。干しエビ・ザーサイ・ネギ・黒酢・塩などが入った器にアツアツの豆乳を注ぐと、お酢の酸や塩分が作用して凝固し、ふわふわのおぼろ豆腐のようになります。ここにカリカリの油條(ヨウティアオ:揚げパン)やパクチーがトッピングされますが、パクチーなしを注文。
これは確かに、おいしい!

左上が、岡本先生が食べられた「厚餅夾蛋(ホウピンジャータン)」。厚餅夾蛋とは、窯の内側に貼りつけて炭火で焼く香ばしいパンに、ネギ入りの卵焼きを挟んだもの。入り口のガラス窓から、焼いている様子が見えるので↓ それを見ていると食べたくなっちゃうんですよね(私はホテルに戻ったらしっかり朝食をいただくつもりだったので、こちらはパスしましたが…)。

右下が、毎朝作られる新鮮な豆乳にほんのり甘さをつけた「甜豆漿(ティエンドウジャン)」。台湾の方は甘いのが好きですよね…。私は甘い豆乳は苦手なので、これは味見程度、いただきました。

ネットには、もち米で作られる台湾式おにぎり「飯糰(ファントン)」もおすすめ、と書いてあったので、こちらはお昼用にテイクアウトしました(写真右上の、ラップに包んであるのがそれ)。

このお店は、実はフードコートの中の一店。こんな感じです。

このあとホテルに戻り、私はしっかり、ホテルの朝食をいただきました。お迎えの10時半まではまだ時間があるので、台北駅から歩いていける逸仙公園に行ってみましたよ。公園の中には、孫文が台北を訪れた折に宿泊した日本旅館と庭園(地下鉄の工事で現在の場所に移設)が、紀念館として一般開放されています(入場は無料)。


着物を来た女の子を撮影しているカメラマンがいました。便乗して私も遠くから撮影(笑)

こうしていつものごとくめいっぱい時間を使い、無事にお迎えの車で空港へ。でも、混載車で格安ツアーなので、途中、フルーツ屋さんと免税店に立ち寄りました。去年行った免税店とは違うお店でした。買うものなく、時間をやり過ごすのって…ね(-_-;)

チェックイン後、スーツケースがちゃんと検査を通過したかを確認し、ガイドさんとおわかれ。搭乗ゲートを確認後、朝に買っておいた台湾式おにぎりと、空港内で見つけた紅茶味のクロワッサンと、自販機で買った台湾ウーロン茶とでお昼。おにぎりの中身は…ザーサイや肉鬆(台湾風肉そぼろ)、油條など、食べ慣れないものがいろいろ、ぎっしり入ってました(笑)

14:15発の便は、遅れることなく飛び立ち、17:45に関空に無事に到着しました。こうして私の3回目の、台湾旅行(今回は4泊5日)を終えました。お疲れさまでした!
まだまだ、台湾で行きたいところはいっぱいあります。台湾は、ふっと思い立って“行っちゃおうかな”と、気軽に行ける距離なのがいいですね。きっとまた行くと思います~(#^.^#)

今回買ってきたお茶の一部。

実は、去年買ってきたお茶も残っている…((+_+)) がんばって、どんどん飲まなくちゃ。

台湾旅行記2019 その13

行きたかった茶館は、「ASW Tea House」です。
迪化街を私が気に入っている理由は歴史的な建物がたくさん並んでいるところ。迪化街の歴史的建物がパッケージに描かれたお茶を見つけ、お茶の質はそっちのけで(!)、パッケージが気に入ってパケ買いしてしまうほど、古い建物フェチの私です(^^;

↑この写真の左下に描かれているのが、歴史的建物の、Watosonsビル。目指す「ASW Tea House」は、このビルの二階にあります。Watosonsビル(↓)は、かつて台湾中部で漢方薬局を営んでいた李俊啓氏が1917年に建てた、台湾初の西洋薬局でした。「ASW Tea house」の名は、屈臣氏の英語名であるA.S WATSONにちなんだものだそうです。

台北にありながら、イギリス風の内装。お茶もスイーツも、台湾のものも、イギリスのものもあり、両方セットになっているのもおもしろいです。岡本先生はイギリスの紅茶を、私は台湾のウーロン茶を注文。お菓子は両国のお菓子のセットを二人でシェアしました。なんといっても、ここは雰囲気がすばらしい。迪化街の喧騒がうそのように静かで、一人でゆっくりくつろぐのもおススメです。

このあとは、私のお友達がおススメしてくれたお茶屋「青葉茶葉」へ行ってみましたが、閉まっていました…((+_+))事前に予約したほうがいいよと言われていましたが、やっているだろうと甘く見ていました。本当に残念。

でも、そばに、インドの紅茶店を発見↑ まだオープンして間もないそうです。「ナルギス」と読むのでしょうか。ホームページを見ると、仲介者を入れず直販している、とあります。日本にはまだ入ってきてないのかな??
もうおなかがたぷたぷでお茶は飲めないので、中だけ見せてもらいました。お値段はけっこうしますΣ(・□・;) 台北で、インドとインドのお茶を味わえるお店があるなんて、バリエーションが広がっていいですね。
昨日立ち寄った、ダージリン茶を扱う東門駅のお店もしかり、台北では、インドのお茶が人気があるのでしょうか。

今日も、結局、たくさん歩き(笑)、たくさん買って、暗くなってからホテルへ戻りました。夕食は、台北駅2階のフードコートへ。日本にもあるお店がたくさんあり、台湾ならではのところを探すほうが大変だったりします(^^; 最終的に入ったのは「池記」というお店。あとから調べてわかったのは、ワンタンメンで有名な、香港のミシュラン店だということ。ここは台北の一号店なんだそうです。
実は、私はワンタンメンのセットを頼んだつもりだったのですが、間違ったようで(-_-;) 鶏肉がどかーんと載った丼が出てきた…。ああ、ワンタンメン、食べたかったな…(爆)。

ドリンクとサイドメニューが選べるセットを頼み、二人でシェア。美味しかったです。
実はこのお店で、喧嘩騒ぎがありました。お客同士、正確にはお客の一人が一方的にもう一人のお客に怒鳴り散らしたという…。台湾の方は、おだやかで大声でしゃべったり、声を荒げて怒鳴る人は少ないと思っていたので、びっくりしたと同時にショックでした。言葉がわからないので、どうして怒っているのかは不明ですが、周りのお客さんたちもみな唖然(;’∀’) お店の人はとばっちりを受けてかわいそうでした。

こうして今日も充実した一日が終わりました。明日は10時半にはお迎えが来るので、実質、今日が最終日となります。昨日、足をマッサージしてもらって、かなりよくなったけれど、今日もまたたくさん歩いたので、足が悲鳴をあげています(笑) 今日もマッサージをしてもらいたかったなあ。
(つづく)

台湾旅行記2019 その12

台湾風アフタヌーンティーでおなかいっぱいになったあとは、迪化街(ディーホアジエ)へ! 台北で最も古い問屋街。19世紀中頃の清朝末期、貿易や船荷を扱う商店が街を形成し始めたのが始まり。
清朝は樟脳、日本統治時代には茶葉が台湾の特産品となり、その積出港となっていたのが「大稻埕(だいとうてい)」。「大稻埕」というのは、迪化街の昔の名前で、地名の由来は、この地の開拓を進めた住民が、水田に空き地を作って、刈り取った稲籾を干し、その大きな空き地を「大稲埕」と呼んだことから。
20世紀初頭の日本統治時代は、台湾全土から乾物、漢方薬、お茶、布などを扱う商店が集結し、台湾の主要な商業エリアとなりました。通りには、美しいバロック建築の建物が並び、裕福な商人たちはこの街に集まって商売をしました。「迪化街」という地名は、戦後になってついた名前だそうです。


これは干ししいたけ。

東門駅と同じく、迪化街も、何度行っても楽しいところ。私の目的はお茶ですが、大好きな乾物もたくさんあり、また、カフェ、おしゃれな雑貨屋さんもいっぱいあって、時間がいくらあっても足りないほど、私は楽しめるんです。

迪化街は、MRT「北門駅」から行っていましたが、今回はMRT「大橋頭駅」から行きました。というのも、「スターバックス・コーヒー保安門市店」に立ち寄りたかったからです。

朝一番で、龍山寺駅そばの「スターバックス・コーヒー艋舺店」に行ったことを書きましたが、午後はこちらの保安門市店です!こちらも古い建物をリノベーションしているんですよ。一階の一部がスタバになっています。
1926年日本統治時代に建設されたという赤レンガの建物。なんと美しい!!バロック建築でしょうか。
もともと、パイナップルを缶詰にして輸出し、パイナップル王と呼ばれた葉金塗氏の邸宅だったそうです。建物の外観には、パイナップル王の功績を今に残すパイナップルの装飾がほどこされ、また、台湾限定のパイナップルケーキも販売されていますよ。

ここではお茶はせず、見学だけして、向かいにあるスーパー「カルフール」でお買い物。カルフールはフランス資本の会社ですが、スーパーは台湾土産を買うのにもいいところですからね!

カルフールでもお買い物をし、そのあと、迪化街でもお買い物(笑) 途中、ガイドブックに載っていた、おいしい肉まんの屋台を見つけ、一個を二人で分けて食べました。この肉まん、20元と安くて!!おまけに、今まで食べた肉まんの中で一番おしかったかも!!!!感動!! もう一個食べられたけど、行きたい茶館があったので、おなかに余裕を持たせておかないと(^^;
(つづく)

台湾旅行記2019 その11

龍山寺を見学後は、「新富町カルチャーマーケット」へ。往時の公設市場の中で、唯一原形を留めているとのこと。
ここは大戦前の1935年に、食料市場として建てられました。レンガ造り、石壁、独特の馬蹄形デザイン、中央に設けた吹き抜けは、通風と採光を考えて設計され、効果を発揮しました。レンガ造りの公衆トイレも整備されました。


↑現在の、リノベ後の建物

新富市場は大戦後に元気がなくなるものの、1960年代以降経済成長とともに盛り返します。しかしスーパーなどの進出で客足が流れ、さらに市場外に展開していた屋台が、「東三水街市場」を新たに発足させたことにより、新富市場は衰退の道へ…。
2006年に市の史跡に指定され、全面的リノベーションが行われ、2017年にアート・食・文化をコンセプトにした複合施設「新富町カルチャーマーケット」として生まれ変わりました。


馬蹄型がよくわかる部分。

当時の建物、そして当時使われていた什器などを残しながら、モダンさを加えて、若い世代にも受け入れられるよう、おしゃれに蘇らせているのが見事です。(電球が、小籠包が入っている蒸しかごなのもナイスアイデア!)

日本語を話せる女性スタッフの方が親切にいろいろと説明してくれ、カルチャーマーケットができあがるまでの歴史や、リノベしたデザイナーの談話を盛り込んだビデオも見せてくれました。ちゃんと日本語の字幕付きがありますので、ぜひ、お時間のある方は、このビデオをご覧になっていただければと思います。この市場のたどってきた道が大変によくわかります!


カルチャーマーケットのすぐ横にあるこの和風の建物。これは市場の事務所・宿舎として使われていたもので、現在は、伝統菓子ブランド合興壹玖肆柒が手がけるカフェ「合興八十八亭(ハーシンバーシューバーティン)」になっています。このお店が、中華菓子のアフタヌーンティーセットをやっているとのことで、ここも絶対に来たかったところでした!


店内は昭和を思わせるレトロ感。

私たち以外にお客はなく、貸し切り状態で、アフタヌーンティーの写真もバシバシ、好きなだけ撮りまくりました(^^; せっかく台湾に来たので、台湾らしいアフタヌーンティーを味わえたのは、とてもよかったです。

昔の市場が衰退した原因のひとつとされる「東三水街市場」は、カルチャーマーケットのすぐ横に、アーケード街となって続いています↓ 台湾の市場らしい雑多な雰囲気(^^; 食料だけでなく、いろんなお店が並んでいましたよ。たしかに、こんな市場が外にできたら、小さな建物の中の市場は忘れ去られてしまうのも無理はないかもしれません。

でもリノベされ、生まれ変わって本当によかったですよね。龍山寺まで行ったら、ぜひこちらにも足をのばしてくださいね。
(つづく)

台湾旅行記2019 その10

3月の台湾旅行記を書き終えないうちに、また台湾の花蓮で地震が発生したとのニュース。去年2月に旅行した時に、花蓮大地震が起こったことを思い出します。今回は去年ほどの大規模な地震ではなかったことが幸いですが、お亡くなりになった方のご冥福、けがをされた方の回復をお祈りします。

3月15日(金)曇り
今日はゆっくりに起き、朝食後、MRT「龍山寺駅」へ。まず訪れたのは「スターバックス・コーヒー艋舺店」。市指定古蹟に指定された歴史的価値のある「萬華林宅」をリノベーションしています。台湾のスタバは古い建物を上手に利用している店舗が多く、ぜひとも見てみたかったのです。「萬華林宅」は、日本統治時代の1932年に、地元の名士であった林細保氏が、住居兼店舗として建てた4階建ての建物。

正面の外壁には西洋風の装飾、屋根には日本風の瓦が用いられ、台湾と西洋、日本の建築様式が融合しているのが特徴。スタバは一階と二階。

台湾らしく、メニューには台湾茶もあり、もちろん台湾茶を注文しました。


岡本先生の娘さんが、各国のスタバのオリジナルタンブラーを集めているとのことで、娘さんへのお土産に買っていかれましたよ。


二階への階段は石造りです!重厚すぎる…寒々しさも…(^^;

このあと、台北で最も古いといわれるお寺「龍山寺」へ。台北のお寺はどこも装飾が派手ですが、ここはもう、どこもかしこもすごい!の一言。願い事へのご利益があるとして、地元の人からも厚い信仰の対象となっています。
清時代の1738年、大陸福建省泉州から漢民族が渡ってきました。この移民が創建し、福建普江安海龍山寺の分霊を迎え入れます。生活環境が悪く疫病が流行したため、神のご加護と平安を祈るためだったそうです。

境内の総面積約は1800坪で、御本尊を祀った本殿を中心にして、周囲に前殿、東側の鐘楼、後殿、西側の鼓楼が配置されています。それらは渡り廊下で繋がっていて、上から見ると「回」の字の形をした構造になっているとか。

本殿は国宝に指定され、 8頭の龍が螺旋(らせん)状に32組の層をなして輪廻(りんね)を象徴している円形天井があり、一本の釘も使われていないのだそうです。派手なだけでなく、装飾の美的価値もすごいです。仏教の神様だけでなく、道教の神様まで、ものすごい数の神様が祀られています。そうした神様に一心に祈る人々の姿からは信仰の深さが感じられます。観光客だけでなく、地元の方々と思われる参拝者もたくさん。本当に心のよりどころになっているのだなあ、と思いました。
(つづく)

台湾旅行記2019 その9

東門エリアには茶館もたくさんあります。もう食べ物は食べられないけれど、お茶なら入ります!!
てか、目的は茶館めぐりですから、がんばってGO!!
一番行きたかった「紫藤蘆(ズートンルー)」はけっこう駅から遠いんです。すでに午前からたくさん歩き回って足がくたくたに疲れてしまった私。紫藤蘆にたどり着く前に足が悲鳴をあげてしまい、その途中にある「青田茶館」で休憩しませんか~と、岡本先生に直訴(笑) 青田茶館から紫藤蘆まで5分くらいと、近いんですけど、その5分が歩けず…(-_-;)
でも、青田茶館はさすがにガイドブックに載っているだけあって、雰囲気がバツグン。住宅街の中に現れる、立派な門構え。中に入ると落ち着きのある庭と、懐かしさただよう木造の日本式家屋がひっそりとありました。

すぐそばに台湾大学があるので、このあたりは日本統治時代は文教地区。この建物は台北帝国大学(現在の台湾大学)の教授の家として使われていたそうです。戦後、政府に接収されたのち、台湾大学へ委託。大学の教授が住んでいましたが、退去後は住む人もなく朽ち果てていたとのこと。近所の画廊の社長さんが見かねて、大学に頼み、自費で改修を行い、ギャラリー兼茶館に生まれ変わらせました。
敷地は90坪もあるそうです。茶館の男性がしきりにマンゴーの木の話をしてきます(笑) 自慢の樹なんですね。大きなガラス窓から見える中庭に、樹齢100年以上のマンゴーの木があり、毎年ちゃんと実をつけるんだとか。

ここはお茶代のほかに、お湯代も一人いくら、と取られるので、合計金額が他の茶館の2倍くらい高かった!!台湾にしてはぼったくり(^^; まあ、静かで、ゆっくりできるし、雰囲気と場所代だと思えば仕方ないでしょうか。

最初にお茶の淹れ方、飲み方を実演して見せてくれます。無駄のない、流れるような美しい動き(≧▽≦)
カフェスペースの横に、これまた素敵なギャラリー『敦煌畫廊』が併設されています↓

私はここにすっかり腰をすえてしまったため、紫藤蘆へ行くのはもういいかな、と思いましたが、岡本先生が、ここまで来たならがんばっていきましょう!!と元気づけてくれたので、紫藤蘆へ向かいました。紫藤蘆もガイドブックに載る有名店ですが、いかんせん、遠い!! そして、大通りに面しているので、想像していたよりも車の往来の音が気になりました。

建物も、中の雰囲気も、とてもいいので、車の雑踏がなかったら最高なのに…。お茶のクオリティも、青田茶館よりも、こちらのほうが断然、私はいいと思いました。お茶で選ぶなら紫藤蘆です(青田茶館の半分ほどの料金ですし…)。


(私はもちろん、台湾のウーロン茶。これがめっちゃおいしかった!)


(各テーブルに備えられるお湯の入ったポット。アルコールランプで常時お湯を沸騰させているので、熱いお茶がいつでも楽しめる)


(岡本先生は蓋椀)

茶館を2つ回り、ゆっくりと時間をかけてお茶をいただいたので、だいぶ体力は戻ってきましたが、また東門駅まで20分以上歩いて戻る気力はなく…(^▽^;) タクシーを使おうと思いましたが、タクシーを拾う前に、大通りのバスの便をチェックしたところ、MRTの駅までバスがたくさん出ていることがわかったので、バスに乗ってみることにしました。悠遊カード(交通系ICカード)で、電車にもバスにも乗れるので、ピッとやるだけ、便利ですね。
油断していると降りる場所を通り過ぎてしまいそうだったので、電光掲示板を凝視して、目的のMRTの駅名が出たところで、無事に下車!バスに乗るなんて、どうってことないことですが…慣れてない海外でバスに乗るって、すごく緊張するものです。

ホテルに戻り、疲れ果てた体を休めます。もうこれは、足のマッサージをやってもらいたい!! 昨日のマッサージ店では顔エステをやってもらったので(足もやってもらおうと思っていましたが店の接客が気に入らなかったので顔だけにした)、まだ足のマッサージはやってもらっておらず、今日はとことん足がダメージを受けていたため、ホテルのそばのマッサージ店を検索。お店によってメニューや料金がけっこう違います。値段と時間がお得なお店を見つけたので、そこへ行くことにしました。ホテルからは歩いて5分ほど。
マッサージの前に、岡本先生が三越を見たいというので、三越の地下でお土産品を物色。フードコートもあるので、そこで夕食を食べてもよかったのですが、日本でも食べられるものばかりでつまらない。「今日は疲れたので、コンビニでいいですよ」と岡本先生が言ってくださったので、ではそうしましょうということで、まずはマッサージ店へ。
思った以上に接客も、内容もよく、すっかり気分がよくなってホテルへ戻りました。もしまた台北でマッサージをしたくなったら、ここへ行こうと思いましたよ。

ホテルへの帰り、屋台で売っていたネギ餅がおいしそうだったので1個買って、二人でシェアしました(味がわからないものは危険なので試しに1個ということで…(^^;)。コンビニに寄り、私は肉まんを買って、麗采蝶精品茶館で買った東方美人のアイスティーとともに、ホテルの部屋で、ゆっくりと夜ごはん。
こうして今日ももりだくさんのスケジュールで、よく歩きました。マッサージで気分一新、大満足です。雨が降らなかったのもありがたかったです。
(つづく)

台湾旅行記2019 その8

お昼を取った牛肉麺館のすぐそばに「麗采蝶精品茶館」がありました。こちらの茶館は岡本先生の生徒さんおススメのお店でした。この場所に移転してきたばかりとのことで、中はとてもきれい。ティールームでお茶をしたかったけれど、今、食べたばっかりですし、このあと豆花(豆乳プリン)を食べる予定にしていたので、残念ながら諦めました。

こちらは台湾茶ではなく、インドのダージリンのお茶を専門に扱っています。台湾で、海外の紅茶専門店は珍しいのではないでしょうか。日本でもダージリンのお茶は高価ですが、値段を見てびっくり…物価が安いといわれている台湾でもとても買えません(;’∀’) でも、親切に試飲などもさせてもらいましたし、水出しのアイスティーをオシャレなボトル売りをしていたので、そちらをひとつ、買ってみました。曇りとはいえ、歩くと暑くなり、蒸すので、水分補給は必須です。ダージリンのお店ですが…私は東方美人のアイスティーを買いました(笑) やっぱり、台湾に来たらウーロン茶でしょう。
台湾では、細長い透明なボトル入りでアイスティーを販売していますが、このお店のボトルは、蓋の部分がカップになって、直接口をつけずに飲めるというところも、考えられてておしゃれだなと思いました♪

このあと、豆乳屋さんが経営しているカフェ「二吉軒豆乳」で、念願の豆花(トウファ)をいただきました!!台湾でうれしいのは、牛乳ではなく、豆乳を当たり前のように料理に使うこと。豆乳屋さんらしからぬ(?)おしゃれなパッケージデザインも若者に人気らしく、こちらも行列ができていました。お店も、ウッディでスタイリッシュなオープンスペースで、カウンターなんかもあり、若者がいっぱい。

豆花には味がついていないので、トッピングで楽しむんです。私たちは、豆花に豆乳がかけられた(シンプル極まりないですが(笑)豆乳がおいしいのでこれで十分)「豆漿豆花(60元)」にプラス10元であずきをトッピングしました。感動~~(≧▽≦)
けっこう量もあって、二人で1個頼めばよかったも、です(^^; いろいろトッピングは、トッピングの組み合わせを間違えると悲しいことになるので、一回目の今回はシンプルにあずきのみ。次はもう一種類くらいプラスしよう~。
(つづく)

台湾旅行記2019 その7

3月14日(木)曇り

雨という予報でしたが…明けてみれば曇りで、時折晴れも出て、結局雨は降らなかったんです。すごい幸運!岡本先生、晴れ女?!

まず向かったのは、MRT[東門駅」。小籠包で有名な「鼎泰豊」があり、お茶屋さんやティースタンド、雑貨屋さんなどがたくさん立ち並んでいて、去年二度来ていますがまったく飽きないエリアです。

いつもは「鼎泰豊」のある5番出口を出るのですが、今回は裏道から攻めようと(笑)4番出口を出ました。
出てすぐのところにお茶屋「興華名茶」があり、せっかくなので、そこで試飲をさせてもらいました。日本語は完全ではないですが話せて理解もされていました。自園・自製・自販で、農薬は使わず、お茶の味を最大限に引き出すために手間をおしまない(儲け第一主義にはならない)、という姿勢が、説明だけでなく、お茶の味からもひしひしと伝わってきました。
何種類か飲ませていただきまして、どれも香りが高く、嫌みがなく、心まですっと癒してくれる力を感じたので、岡本先生とシェアしていくつか購入。今度行った時も立ち寄りたいと思えるお茶屋さんでした。ぶらぶら歩きで、自分好みのこのようなお店に出合えるのも、楽しみのひとつですね。

このあとも、雑貨屋さん、タピオカミルクティーのお店、以前行ったゴージャスなお茶屋さんなどを見て回りました。


(岡本先生が飲んだ、チーズフォーム)


(台北のマリアージュ・フレール(と私が命名した・笑) ゴージャスなCHA CHA TEA)

去年は寒すぎて食べる気にならなかった、ウーロン茶のジェラートを今回は!と思い、「ZQG TEA GELATO」へ。ちょっとお高いですが東方美人のジェラートをいただきました♪


(お店のフェイスブックにいいね!すると、小サイズの好きなジェラートをおまけしてくれます)

東方美人のジェラートはお店の一押しだそうです。お茶を使ったアイスクリームやジェラート(その他のお菓子も)は、実際に食べてみるとお茶の味がちょこっとしかしない残念なものが多いですが、こちらの東方美人はしっかりと味と香りがします。ホワイトチョコレートを加えていることもあってコクが深く、満足感があります。
オーナーが、斜め向かいにあるお茶屋さんとのこと、なるほど、それでお店にお茶が並んでいるんですね。お茶だけでなく、ジェラートに使う素材は値段が高くても良質なものを買い、おいしくなる量をちゃんと使うのが、オーナーのポリシーなんだとか。日々新しいジェラートを開発しているとのことで、今まで出したジェラートの数もそれはそれはたくさんありましたよ。今度行った時はまた違ったジェラートが登場していることでしょう。
スタッフの女性は英語が堪能で、とてもきさく。おしゃべりが弾んだので、お昼に麺が食べたいのだけどおススメのところありますか?と聞いてみました。こってりした麺じゃなくてさっぱりした麺がいいの!と言うと、すぐそばの『永康牛肉麺館』というお店を教えてくれました。こってりした牛肉麺のお店だけど、さっぱりした麺もあるからそれを頼むといいよ!というので、教えてもらった通りに行ってみました。

牛肉麺は、煮込んだ牛もも肉が入ったラーメン、台湾のB級グルメです。色が濃いのはラー油などがかかったこってり味。
1時半頃でしたが、お店の外には行列が!!よくよく調べるとここは、ガイドブックにも載っている、牛肉麺の有名なお店でした(^^;
並ぶのは好きではありませんが、回転が早そうだったので並んで、10分くらいで入れました。

さっぱりした麺は「清燉牛肉麺」(写真奥)、牛肉は当然乗っていますので…肉に負けそうな私は(笑)、小サイズのごま麺(写真手前)のほうをチョイス。こってり濃厚なつゆでしたが、ごまだったのでくどくなく、胃もたれはしなかったです(笑)
(つづく)

台湾旅行記2019 その6

士林官邸」のあとは、岡本先生のお友だちがおススメしている、お茶問屋さんへ。私も岡本先生もお茶好きなので、台湾旅行の一番の目的はお茶!! 台湾にはお茶屋さんがそれはたくさんあるので、どこで自分好みのお茶が売っているのかは、訪ねて、試飲してみないとわからない…(台湾では試飲してから買うのが普通)。
岡本先生が、お茶に詳しいお友だちのおススメのお店を聞いてくださったので、立ち寄ってみることにしました。
昨日予約した「九份ツアー」のバスのピックアップ時刻は16:10。それまでにホテルに帰らないといけなくて、時間がない!!ので、そのことを伝え、手早く2種類飲ませていただきました。(お店の方、ありがとうございます)

時間前にホテルに戻り、荷物を置いて、少し休んで…いざ、九份へ出発!
ツアーはいろいろなホテルを回り、合計で30名ほどの参加者がありました。渋滞もなく、1時間ほどで九份に到着。
九份という名は、もともと九世帯しか住んでおらず、買い物に行く人が九世帯みんなの分をまとめて買っていた(分け合った)ことからついた、とガイドさん。山向こうにある「「十份」もそういう由来みたいです。
金鉱があった金爪石から近かった九份は、戦前はゴールドラッシュに沸いて活気がありました。しかし戦後、1971年に金鉱が閉山し、衰退しました。見捨てられたおかげで(?)古い家やお店が今に残り、そのレトロ感がいいと、観光地として人気が出ました。
アニメ『千と千尋の神隠し』に出てくる屋台風景に似ている(モデル?)ということで、圧倒的に日本人が多いとガイドさんが言っていましたが、台湾の映画のロケがされたこともあり、台湾の方も多かったですよ。(もちろん、日本人も同じくらいたくさんいましたが)

駐車場から、狭い石の階段をのぼって上にあがっていきます。去年はタクシー利用で来たので、違う場所でおろされました。

「豎崎路(シューチールウ)」という石段をのぼると、小さな広場があります。そこに堂々とそびえる茶館&レストランが「九份茶語(ジョウフーチャーユィ)」。古い建物を利用しているとのことで、外観からして趣があります。
赤い提灯は、夜になるとはっきりと浮かび上がり、ノスタルジック感を盛り上げます。ここを撮影しない観光客はおそらく一人もいないかも(^^;

ツアーの食事はこのお店なのですが…場所は別館とのことで…ちょこっと歩いて、別館へ向かいました。大きな窓からは、台湾北部の基隆港が望め、暮れていく夕日をつぶさに見れました。ああ、晴れているとこんなふうに見えるのね…去年来た時は大雨だったので、晴れのありがたさをしみじみと感じました。

食事のあとは、1時間ほど自由時間。私も岡本先生も、茶館でお茶を飲みたかったので…メインストリートである「基山路」へ続く石段を登り始めました。途中には、「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の油屋のモデルになったとされる茶館「阿妹茶樓(阿妹茶酒館)」があります。去年はここでお茶をしたな~なんて感慨にふけっていましたが、このあたりから、石段は上から下りてくる人、下から登る人でごった返し始めました。すぐに、身動きが取れなくなってしまいました!うんとも、すんとも、まったく動かないのです。
幅が狭い石段に、一気に大勢の人が、上から、下から、集まったのです!動こうともがいても、どうしようもできません。石段ですから、足を踏み外したら、将棋倒しです。「きゃ~!」という声も聞こえて、これはもう倒れるかも!もうだめかも(*_*) 命の危険を感じました。息もつまりそうです。
でも、このままとどまってはいられません。何しろ、バスの集合時刻があるのですから、何とか抜け出さないといけません!!岡本先生が先に人ごみにわけいって必死に登っていきます。私も追おうとしますが、動けません。じりじりと前に人についていき、はじっこへ移動することに成功。そこから無理やりつっこんで、登りきることができました!
いや~死ぬかと思いました。本当です。汗びっしょり。

登った先に岡本先生の姿はなく、しばらく探しましたがいらっしゃらないので、これはもう、別行動をして、バスで集合するしかないと思いました。お互いに探し回るだけで貴重な自由時間が過ぎてしまったら、何のために来たのかわかりません。岡本先生は何年か前に九份を訪れていて様子はご存知とわかっていたし、石段の上にいなかったということは、もう駐車場での集合時間に焦点を合わせて自分の観光に向かったのでしょう。そういうわけで、私も自分の観光を進めました。


(メインストリートの「基山路」。イモ洗い状態なのがおわかりいただけるでしょうか)

石段でもたついたためにもうほとんど時間が残っていませんが、メインストリートを歩いて、お茶や太陽餅なども買うことができました。
問題はどうやって駐車場に戻るか、です。来たあの石段はおそらくぎゅうぎゅうで動かないはずですから、違う道で戻らないといけません。どこから抜けていくかがわからなかったので、お店の方に聞いて、人がほとんどいない暗い階段を下っていきました。これで広い通りに着かなかったら完全に迷子だ…(;O;) 不安になりながらも、小さい町なんだからどこかで車道につながっているはず。だんだん明るくなってきて、先ほど夕食を取ったお店のところに出た時は心底ほっとしました!

バスで岡本先生と落ち合い、お互いに行きたいところには行けたということがわかり、胸をなでおろしました。すごいのは30名全員、ちゃんと集合時間に遅れずにやってきたことです。みんな、あの大混雑の石段をちゃんと抜けてきたんですね。あっぱれです。

ガイドさんに、命の危険を感じるほど石段がごった返していたことを伝えると、いつもあんな感じですよ、事故は今までありませんよ、との返事。ある意味、すごい場所ですね(;’∀’)
安いツアーなので、帰路、一軒、パイナップルケーキのお店に立ち寄りました。焼き立てのパイナップルケーキや、他のお菓子も試食できて、まあ、これはこれで楽しかったかな(笑)

そして、士林夜市でバスを下りました。夜市を見るのは、実は今回が初めて(^^; 士林夜市は、数ある夜市の中でも規模が大きく、観光客向けではありますが、地元の人でもけっこうにぎわっていましたよ。私は見かけによらず(?)おなかが繊細なので(^^; まだ夜市で食事をする勇気はなく、もっぱらお土産の買い物。何個買うともう一個がただ、とか、数を買うと安くなるのが多いです。岡本先生と分け合うことができたので、助かりました。


大好きなフルーツがいっぱい!食べたい。


日本の金魚すくいならぬ、台湾のえび釣り。

このあと、予約していたマッサージ会社がピックアップにきてくれて、マッサージを受けたあとはホテルまで送ってくれるという予定でした。でも、約束の時刻を15分過ぎても車が来ません。私たちと同じように待っている日本人の方を見つけ、遅いね、電話しようか、と画策していたところ、やっと車が到着。途中で違う車と落ち合って電話でトラブルに対応しているような様子がみられ、乗客を入れ替えたりもして…わけのわからないことで時間が取られたおかげで、マッサージ店に着いたのは1時間も遅く…。マッサージ店の人は謝りもしないし、こちらが抗議しても言い訳ばかり言い、何人かの日本人の方は気分を害してキャンセルしますと言って出ていきました。
私も気分が悪かったけれど、荷物も多いし、ホテルまでの行き方もわからないし…ということで、マッサージを受けました。マッサージ自体はよかったけれど、お店の対応に不満が残り、いい気分ではありませんでした。もう次はありませんね。
実名は出しませんが、もっと接客やシステムを直さないと、クレームが増えていずれ日本人ツアーで使ってもらえなくなるのではないでしょうか。大好きな台湾だけに、本当に残念でなりません。

こうして二日目の、早朝から夜までの観光がやっと終わりました。
(つづく)