熊本~宮崎旅行③

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いよいよ、今日の最後の目的地・草千里ケ浜へ。阿蘇市内から車で30分足らず。阿蘇くじゅう国立公園の中を、どんどん上っていきます。今日は山を上ったり、下ったりが激しい一日で、耳にきます(^^;


途中、素敵な風景があると、ついつい、停まって写真を撮ってしまいます(≧▽≦)

広大な草原で馬が草をはむ草千里ケ浜の光景は、小学校の時の国語の教科書で見て、なぜか、ずっと心に焼き付いていました。三好達治の「大阿蘇」という詩についていた写真でした。

「大阿蘇」

雨の中に 馬がたつてゐる

一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる

雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる

馬は草を食べてゐる

尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて

彼らは草を食べてゐる

草を食べてゐる

あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる

雨は降つてゐる 蕭蕭と降つてゐる

山は煙をあげてゐる

中岳の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濛濛とあがつてゐる

空いちめんの雨雲と

やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる

馬は草をたべてゐる

艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の

雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる

たべてゐる

彼らはそこにみんな静かにたつてゐる

ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる

もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう

雨が降つてゐる 雨が降つてゐる

雨は蕭蕭と降つてゐる

教科書に載っていたのは雨が降っていない写真だった気がします。この詩の「もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう」が強烈に響きました。とにかくいつか行きたいと思っていて、今日叶いました。日本国内は、いつでも行けると思うからか、なかなか腰があがりませんね。
阿蘇は今、ユネスコジオパークに認定されているんですね。

これが、標高1,100メートルの展望所から撮影したもの。草千里ケ浜は、阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある78万5000平方メートルの大草原。約3万年前に形成された直径約1kmの火口の中に、約400mの火口が生じた二重の火口なんだそうです。
火口に雨水が溜まってできたといわれる池は自然の神秘を感じさせてくれる美しさ。


左へ目をやると、煙をあげている中岳。眼下に見える駐車場まで下っていき、車を止めて、草千里ケ浜を歩きました。まさか、歩けるなんて思っていませんでした(柵で囲ってあって外から見るだけだと勝手に想像していた)。また、馬がいるのは、乗馬クラブの馬を放牧しているからなんですね。


馬の近くまで歩いていって、記念撮影している人も。さすがにそんなに奥までは歩いていく時間がなかったですが、ずっと夢に見ていた草千里ケ浜を歩けたのは感動でした。


丘をのぼると、中岳からのぼる噴煙がより近くで見れました。ロープウェイで中岳展望所まで上がることもできるようです。
でも時間がないので(こればっかり(笑))、山を下り、今日泊まるペンションがある南阿蘇へと向かいます。ギリギリ、真っ暗になる前にペンションに着くことができました。とにかくほっとしました。ペンションに向かう道は、車一台通るのがやっとの細い田舎道。ナビがあっても、暗い中、一人でこういう道を通るのは心細いです。


天文台を持っているペンションで、宿泊すると星空ツアーに参加できるのが魅力で選びました。平日でしたが満室でした!
月が明るい晩だったので、あいにく星は観測できませんでしたが、土星と月がきれいに見えました。星空観測は大好きなんですが、道具も持っていないし、息子も大きくなったこともあり、10年以上、星空観測はご無沙汰でした。時々、こうして星空を見る気持ちの余裕は大事だなと、しみじみと思いました。
(つづく)

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