ニューイングランドツアー日記 その16

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次の目的地は「ボストン・ティーパーティ・シップ&ミュージアム」。アメリカ独立戦争の引き金になったボストン・ティーパーティ事件がわかる博物館です。

ガバメント・センター駅から地下鉄に乗ろうと一日券を改札口に入れたところ、エラーで中に入れない!! 先ほど入れなかったのがまだ続いているのでしょうか…でももう1時間以上経っているので、時間は関係ないはず。何度やってもダメで、近くにいた男性が見かねて助けてくれようとしますが、他の改札機械もだめ。職員に聞こうとしますが、ボストンの地下鉄って、ほとんどの駅に職員がいないんですよ。外に出ても誰もいないし、さすがに次のところまでは歩く気力はありません(けっこう距離がある)。ええい!!とやけくそになり、ずらりと並んでいる改札機械に、かたっぱしから入れてみました。すると、何代目かの機械でうまく入れたではありませんか。一体、何なの????
まあ、入れたからいいんですけどね…でも、どうして私、いつもこうなるんだろう???ホームに先ほど助けてくれた男性がいたので「入れたよ!」と声をかけると、「なんでだろうね?おかしいよね?」って感じで笑って肩をすくめてくれました。

レッドラインの「サウス・ステーション」駅から、歩いて7分ほど。ボストン港の入り江にあります。
ガイドさんから、入館料を払わなくても外から船が見える、ということは聞いていましたが、本当に、道路から船がまる見え、おまけに、私は見れなかったのですが、茶箱を海に投げ捨てる場面も見えるんだそうです。
帆船は、事件の舞台になったイギリス船ビーバー号、ダートマス号、エレノア号の3隻のレプリカで、入館者も参加しながら事件を再現・体験するスタイルを取っています。最初は入館するつもりでしたが、このあとどうしても「イザベラ・スチュアート美術館」に行きたかったので、ここはカフェとギフトショップ(利用は無料)だけにしました。


入り口に立っているこの人は…サミュエル・アダムズ???かな???

ボストン・ティーパーティ事件とは何か?
イギリス東インド会社によってアメリカに輸入されたお茶があまりにも高かったことと、本国政府が東インド会社にお茶を植民地で独占的に販売する権利を与えたことに対する怒りが引き起こしたもの。1773年、ボストン港に入港していた同会社の船に、夜、モホーク族に変装した男達が侵入。茶箱342箱(価格1万8千ポンド)を海中に投げ捨てました。イギリス当局は犯人を捕らえようとしたが、植民地人は「ボストンで茶会(ティーパーティー)を開いただけだ」と冗談を言ってごまかし、真犯人を見つけることはできませんでした。
イギリス本国は報復としてボストン港を封鎖し、さらに強圧的諸条令を制定して植民地側を屈服させようとします。反発した植民地側は茶はもちろんイギリス製品の不買運動などに立ち上がり、1774年9月にはイギリスの強圧的諸条令に対してアメリカ植民地の12の代表が集まり、フィラデルフィアで大陸会議を開催し、アメリカの独立を決定。こうして1775年にアメリカ独立戦争の火ぶたが切られました。
人々は茶を飲まないことを決め、かわりにコーヒーを飲むようにしたため、今、アメリカはコーヒーの国になったといわれています。


ティールームは地下にあり、先に注文をしてから席に着きます。窓からは帆船の様子が見えます。


私が頼んだのは「ティー・テイスティング」。古くからある5種類の紅茶(コング―、シングロ、ヤング・ハイソン・グリーンティー、ボヒー・ブラックティー、スーチョン)の試飲ができるというもの。どんなふうにテイスティングするんだろう??カップはどんなもの??とおそるおそる頼みましたが、いざ部屋の中に入ってみると、上の写真のように、すでに淹れてあるものをコックをひねって好きなだけ飲む、という、いわゆる飲み放題的な(^^;スタイルでした。大きな紙コップを渡されたのにもΣ(・□・;)
テイスティングだけするつもりでしたが、レジの女性に「他に注文は?」と聞かれ、ふっと目に入った「ボストン・クリームパイ」。ボストンの人びとが大好きな、甘いスイーツだとガイドさんから聞いていました。甘ったるいけどまた食べたくなるんですよね…ともお話していた魅惑のケーキ。甘いものは控えているのだけど、勢いで頼んじゃいました(;^_^A


ガイドさんの言うとおりにと~~~~~っても甘いケーキでしたが、紅茶と一緒にいただいたのでそれほど気になりませんでした。もとを取らなきゃ、と、紅茶も5種類、がぶがぶ飲んで、おなかはもういっぱいです(笑)


私は紅茶党なので、ここのギフトショップはもう、天国♪♪ いくらコーヒーの国といっても、この博物館のギフトショップで紅茶を売らないのはおかしいですものね~。茶箱を投げ捨てている絵が描かれた紅茶はそれはたくさんあります。お友だちへのお土産も、ここでじっくり選びました。


木箱に花の絵が描かれているのは、ボストン・ティーパーティ事件当時のものとされる、現存する唯一の茶箱の柄を模したもの。ジョン・ロビンソンという少年が、ボストン・ティーパーティ事件のあと、岸辺で浮いていた茶箱を見つけて持ち帰り、階段の下に隠したんだそうです。ロビンソン家の茶箱は受け継がれ、現在博物館内に展示されています。実物の箱は当然古いのでもっと茶色くて、花の模様ももっと簡素、実物に近い木箱のお土産用レプリカも売っていました。
名残惜しいですが、今日の最後の目的地「イザベラ・スチュアート美術館」へ向かいます。

旅行記はつづく

 

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