お茶農家さん宅で紅茶づくり

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前述した、アソル・ハイランダーズのレクチャーとパレードは、スージーさん(スコットランドでお茶栽培を個人では初めて商業的に成功させた女性)も一緒でした。スージーさんは、キャサリンさんも所属する「ティー・ガーデンズ・オブ・スコットランド」を立ち上げた方で、お茶仲間です。
今回のスコットランド滞在では、スージーさんのおうちにも一泊させていただきました♪

スージーさんはムギやジャガイモなどを栽培する農家で、機械が入らない変形地の利用としてお茶栽培にゼロから挑戦。寒い冬に苗が枯れても諦めずに続け、やっと手摘み・手もみの紅茶で、販売先を見つけられるほどになりました。100%スコットランドの紅茶で、オーガニックです。エディンバラの「Pekoe Tea」さんでのみ販売しています。

はじめは、ビニールハウスでお茶の木を栽培している光景が不思議に映りましたが、寒いスコットランドでは、こうした防寒対策は必須です。ブルーのシートは虫取り(昭和に、よく台所にぶらさがっていたあのべたべたしたハエ取り紙ね(^^;)。


こちらはヴィクトリア朝、果樹園だったウォルド・ガーデンWalled Garden。お城の果樹園だったとのことで、ものすごい広さです。傾斜もけっこうあり、こちらは茶の木を地植えしています。冬は覆いをかけますが、やはり寒さでだめになった茶樹も…。

一緒に紅茶を作りましょう!と、スージーさんがあらかじめ摘み取った茶の葉を萎凋してくれていました。それを交互にもんで、濡れタオルでくるんで発酵させ、最終的に乾燥。日本にあるような製茶道具は、当然英国にはないので(^^; 自分で試行錯誤して作ったそうです。大量には摘み取れないし、手もみなので少量ずつしか作れない。こつこつと貯めてブレンドして商品にするそうです。


だいぶ発酵してきてます。手で触って確認したり、温度をはかったり。

発酵している間は、スージーさんの愛犬と一緒に森のお散歩へ。

映画に出てくるような光景ではないですか(笑) 木の枝を投げて、犬がそれを取ってくるという…そういうことが目の前で普通に繰り広げられます(^^ゞ

丘陵地の高い場所に農場があるので、眺めがとてもいいのです。

心地よい風が吹き、いつまでも眺めていられるくらいの爽快さ。

できあがった紅茶は試飲させていただきました。私はお茶の専門家じゃないからよくわからないけど、嫌みのないすっきりした紅茶でした。品種は、イングランドのトレゴスナン茶園がダージリンの古い茶樹から挿し木で育てたものなので、ダージリンのような香りがしましたよ。
今頃は、スージーさん、紅茶づくりにお忙しいだろうな~。またいつか、お訪ねしたいです。

スージーさんのお茶栽培、英国のお茶栽培事情については、『月刊茶』2018年9~12月号まで連載させていただきました。年間購読する雑誌ですが、バックナンバーでその号だけ購入することも可能です。よかったら読んでみてくださいね。→http://shizuoka-cha.com/index.php/books

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