ヴィクトリア女王とブレア城

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5月25~26日、スコットランドにあるブレア城で、年に一度の「ハイランダーズ・パレード&ギャザリング」という大きなイベントが開催されます!!https://blair-castle.co.uk/scottish-highland-castle/atholl-highlanders-parade-gathering/

ブレア城は、タータンの本のリサーチのためスコットランドを訪問した際、行きました(拙書『スコットランドタータンチェック紀行』でご紹介しています)。
実はその時から、このハイランダーズ・パレードは、見たくて見たくてたまらなかったんですが、時期的に折り合いがつかず、夢はかないませんでした。
なぜ夢に見るほど憧れたかというと。
このブレア城のハイランダーズは、「アソル・ハイランダーズAtholl Highlanders」といって、ヨーロッパで唯一認可されている私兵なんです。
1745~46年のジャコバイトの反乱で、スコットランドではゲール語の使用、タータンの着用、バグパイプ使用、軍隊の編成などが禁止されてしまいます。軍隊だけは、スコットランドのどのクランも現在に至るまで禁止されているので、このアソル・ハイランダーズは例外なわけです。

1839年、城主だった第6代アソル公爵は、エグリントン伯爵主催の、中世の勝ち抜き試合の再現トーナメントに招待されます。地所内の60人の男性と4人のパイパーを雇って公爵は護衛を組織し、はるか遠く、エグリントン伯爵のお城まで旅をしたそうです。その5年後の1844年、ブレア城を訪れ、3週間滞在したのが、あのヴィクトリア女王夫妻でした。
トーナメントの時に組織した護衛たちは、今度は女王の護衛を立派につとめあげます。女王は感謝の印として、正式の軍隊として認可しました。

軍隊というと、軍事訓練を受けたり戦争に赴いたりするのかと思ってしまいますが、訓練は儀式の訓練だけとのこと。隊員は普段は自分の仕事があり、いわゆる名誉職みたいです。隊員になりたい人はたくさんいるようですが、公爵からの指名のようです。

ヨーロッパ唯一の私兵隊ということで、バグパイプや、ハイランド・ギャザリングといった、スコットランドにまつわるイベントやお祭りで呼ばれて、世界中を飛び回っているそうです。ですから、この日のハイランダーズ・パレードを目当てにあえてこの時期に来る観光客も多いんですよ。

そして、実は私、去年のこのお祭りの場にいたんです!!! 日記のアップが一年も遅れてしまいましたが(;^_^A
これは夢じゃないかと、何度も顔を自分で叩いた(笑)ほど、忘れられない、貴重でありがたい機会でした。
なぜなら、ただ観光客としてそこにいたのではなく、現公爵と血縁関係のある方々と一緒にVIP席にいたからなのです!! 二日間とも、私はその方々(つまり貴族さんです!!!)と一緒に過ごし、歓待していただいてお話をして…。その中には、アソル・ハイランダーズの隊員の方ももちろんいらっしゃって、それもみなさん上層部の方ですっ!!私がまごまごして、ぽーっとなって、頭から湯気が出てたとしても許していただきたい(^^; わけのわからない東洋のおチビ(私のこと)を温かく受け入れてくださり、文法もなってない私の英語を必死に聞いて答えてくださって、そしてそれがまた上品で礼儀正しくて、かつ、きさくなんですよ。私は本当に感動しっぱなしでした! ああ、こうして書いてたらまた興奮してきました(笑)

お祭りについては次の日記にまた詳しく書くことにして。ヴィクトリア女王の話に戻ります。

実際にヴィクトリア女王が訪れ、女王のご配慮によって、私兵が現在にまで続いているという、歴史と名誉を持つブレア城。現在NHKで放映しているドラマ『ヴィクトリア』の、7話でロケがされています♪ 1844年の訪問の様子が描かれているはず~~(≧▽≦)もう、今から待ち遠しい!!
私が訪問した去年は、ちょうど、このドラマの特別展を城内で開催しており、女優さん、男優さんたちが着た本物の衣装などが飾られていて、私はコーフンしてそれを見てきたのでした。(本編はまだ日本では放映されていなかったので写真を見て妄想していたわけですが(;’∀’))
ブレア城とヴィクトリアのドラマについてはこちら→https://blair-castle.co.uk/itvs-victoria-lands-blair-castle/

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