ふたりの女王メアリ―とエリザベス

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待ちに待った初日、浜松のシネマイーラさんで観てきました!
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』


左側がエリザベス一世、右がメアリー。右下は、私がスコットランドで買ってきた、メアリーの肖像画のポストカード(女優さん、少し似てますね)。

まだスコットランドとイングランドが連合して一つの国になっていなかった16世紀スコットランドの女王はメアリー・スチュアートイングランドの女王はエリザベス一世
これだけなら特に問題はないのですが、メアリーはイングランド王家の血もひいていたので、イングランドの王位継承権も主張しました。庶子のエリザベス一世とは違い、メアリーは正統な血筋だったからです。しかしイングランド枢密院も、スコットランド枢密院(の要人)もそれを許さない。なぜなら、メアリーがカトリック教徒だったから。当時からイングランドはプロテスタントの国、そしてスコットランドでもプロテスタント教徒が勢力を増していて、カトリックのメアリーを引きずり降ろそうとする動きが活発化していました。イギリスの歴史を語るうえで、宗教は重要なポイントなんですよね。

今まで、エリザベス一世を主人公にした映画は何作もありますが、メアリーが主人公の映画は古い白黒映画くらいしかなくて、おまけにそれもDVDになってないし(;’∀’) エリザベスの映画にちょこっと登場するくらいでした。なので、今回、メアリーが主人公ということでとても楽しみにしていました(何しろ私、スコットランドびいきですから(^^;)

衣装、設定、演技すべてにおいて想像以上にすばらしいものでした。スコットランド、メアリーびいきをぬきにしても、今までのエリザベス一世の映画を抜いてダントツによかった!!
歴史解釈はいろいろあれど、今まで疑問に思っていたこともこの映画で、もしかしてこれが本当かも、と納得できることばかり。正直に言うと、私、主人公のメアリーより、エリザベス一世に魂をゆさぶられました。どうしてもメアリーに肩入れしてしまいそうになりますが(^^; 本音は、二人とも好きなんです。
女王といえど女。でもだからといって国のことを一番に考えないといけない。そして自分の意見だけで国(枢密院)は動かない。陰謀もうずまいている。信じられるのは誰? 現在のように平和な時代ではなく、激動の16世紀を、葛藤や涙を乗り越えて強く生き抜いた、ふたりの女王。ふたりはいとこ同士だったから、愛情だってあったはず。そうした心の揺れ動きが映画にもしっかりと描かれていて、脚本、すばらしい!!と、お友だちと感動してました。

まだ全国で上映中。おススメです!!
そして、岩手県立美術館での『タータン展』は5月26日までです。お見逃しなく(#^.^#) →http://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20190413.html

 

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