備前焼の里へ①

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天満屋さんでの「英国展」で岡山に一泊したので…備前焼の産地を訪ねてきました。
備前焼は、日本六古窯の一つですよね。場所はというと、JR赤穂線「伊部駅」。岡山から35分くらい、電車で移動します。1時間に1本くらいしか便がないので、乗り遅れないようにしないと(;’∀’)

こちらが伊部駅。この駅の建物の二階に備前焼伝統産業会館があり、さまざまな作家さんの備前焼を見ることができます。
備前焼は、千年以上の歴史を持ち、釉薬を使わず、絵付けもせず、そのまま焼くことから「土と炎の芸術」とも呼ばれるとか。胡麻(ごま)、緋襷(ひだすき)、棧切(さんぎり)といった窯変の模様が特徴だそうです(焼き物に詳しくないので具体的にどんな模様かわからないですが…(^^;)。

建物にはめこまれているのは、備前焼の宮獅子。この宮獅子は、町のあちこちで見かけました。備前焼と宮獅子って深い関係があるようです。なので調べてみました。

備前焼というと、壺(つぼ)や皿、花瓶などが多いですが、江戸時代初期から戦前まで、細かな意匠を凝らした細工物が主流だったそうです。壺などがほかの地域の陶磁器に押されて衰退したため、細工物に活路を求め、宮獅子をはじめとする細工物が、窯元の主力商品として作られ、全国へ流通したのだということです。

信号を渡ってすぐに見えてくるのが、桃蹊堂。備前焼六姓窯元のひとつで、室町時代より続く老舗だそうです。

昔の風情を残す古い街並みを歩いていくと…天津神社が見えてきます。この神社は、備前焼の作家、窯元ゆかりの寺社で、備前焼がたくさん寄進されています。守護の狛犬、参道、屋根瓦にいたるまですべて備前焼。

狛犬宮獅子って…素朴な疑問、違うんでしょうか??

狛犬とは、社寺の門前に守護のため置かれる獣の像。高麗から伝来したので高麗犬(こまいぬ)とも、胡麻犬などともいわれるとのこと。普通は左右1対。
起源はインド、ペルシアとされ、日本では仏教が伝わったのと同じころに入ってきたとのこと。日本人は見たこともない異様な獣の姿を見て「高麗の犬」「こまいぬ」と呼んだのだそうです。
もともとインドではライオン(地上最強の動物で、仏を守る聖獣)でしたが、インドから中国に伝わって獅子になり、朝鮮半島を経由して日本に伝わり、ライオンも獅子も見たことがない日本で、狛犬という形に変化していったようです。

厳密には違うのでしょうが、それを供える意味は同じなので、区別する必要はないともいえますね。今まで漠然と、神社の前にいる狛犬や獅子を見ていましたが、今回備前を訪ねたことで、じっくり考える機会になりました。

全国の宮獅子や狛犬を訪ねるコアなファンもいるようです。備前焼の宮獅子は、備前焼特有の陶技があって、瀬戸の狛犬とも違い、観るものが見れば、これは備前焼の宮獅子だ、とわかるという記事もありました。

別の神社の境内にあった宮獅子はこんなお顔。怖いのか、愛嬌があるのか、微妙…(笑)

天津神社境内には、十二支の備前焼もあるようで…↑これらがそうですね。時間がなくて全部見つけることができませんでした( ;∀;)
(つづく)

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