英国ファンタジーツアー日記 その10

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オックスフォード大学で、観光客に公開している学寮はけっこうありますが、ほとんどのところが16時前後で終わってしまいます。そんな中で比較的長く開いているのがモードリン学寮(http://www.magd.ox.ac.uk/)。設立は1458年。
作家のC・S・ルイスが特別研究員として働いた学寮で、卒業生としては作家のオスカー・ワイルド、ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク現ブータン国王などがいます。

モードリン学寮のシンボルでもある美しい塔は、1490~1510年にかけて建てられました。塔で行われる恒例の伝統行事が、毎年5月1日のメーデーにあるそうです。朝6時、塔の上でカレッジ聖歌隊がラテン語で聖歌を唄うとのこと。塔の下には、夜通しパーティをした何百人という学生たちが。この様子は、作家C・S・ルイスの晩年を描いた映画『永遠の愛に生きて』にも出てくるそうです(私は観たのにすっかり忘れていた…(^^;) 建物の外には、すがすがしく響き渡る声を聞きに、多くの観光客が集まるそうです。

C・S・ルイスの部屋があったのは、このニュー・ビルディング。新たに増設されたので”ニュー”とついていますが、建物の完成はなんと1735年です!!(笑) 当時人気のあったパラディオ様式で建てられたので、他のゴシック様式の建物とは雰囲気を隔していますね。
ルイスは毎週木曜日に、自分の部屋で文学サークル「インクリングス」の集まりを持ちました。読んだ本について語り合ったり、自作の詩や小説や評論を仲間に披露したそうです。
ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビットの冒険』の作者J・R・R・トールキンはそのメンバーの一人でした。メンバーはみな、忌憚のない意見を述べ、議論をたたかわせたとのこと、その様子を聞いてみたかったものです。

夕方だったからか、私たち以外の観光客はほとんどいなくて、一人占めしている感じで自由に散策ができましたよ。

前回来たときは気づかなかった、ダイニングホール(上の写真)も見ることができました。ルイスもここで食事をしたんだろうなあ…。ルイスのお気に入りの散歩道だった「アディソンの小道」を歩けば、ルイスもここを歩いて想像力をふくらませたのかなあ、って思う。大好きな作家が時を過ごした場所に自分もいて、同じ景色、空間を体感できることは、何よりの幸せ。

夕食は各自自由に取る予定でしたが、宿泊しているホテルでいただくことに急遽決まり、モードリン学寮見学後にも時間的な余裕ができたので、1時間ほど、自由時間になりました。
とにかくこの日も暑くて……歩いての移動はけっこう体力的にもきつく(観光で回る場所は比較的狭い範囲ではありますが、距離的にはかなり歩きました。一万歩超えてたと、参加者さんから聞きました(;’∀’) そんなに歩きませんよ~なんて言ってしまった私、本当にすみませんでした<(_ _)>)、カフェで休憩を取った方が多かったようです。私ももちろん、カフェに入りました(^^;
本当はアリスの店にもう一度行きたかったのですが、すでに閉店した後でした…イギリスのお店は閉店時間が早すぎるんですよね…。

アンティークショップがまだ開いていたので、これを逃してはならない!と、カフェの前にまずは!アンティークショップへ!買うつもりはなかったのですが、ふっと気になったティーカップ&ソーサーと出合いまして…。これも縁と、オックスフォードの思い出に購入しました♪
アンティークではなく、ビンテージです。1939~1970年頃の、ミントンの「Adam」。私らしくない柄を買ったね、と友人から言われましたが、自分でもそう思います(笑) お皿もついたトリオのいでたちが美しかったんです。

暑さと歩き疲れでくたくたになった一日でしたが、満足感でいっぱい。ホテルでゆっくりと、夕食をみなさんといただいたあとは、ぐっすり眠りました。
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その10” に対して 2 件のコメントがあります

  1. Nao より:

    大学生の頃、映画ブレイブハートを見てから、スコットランドは、わたしにとって、ずっと憧れている国で、いつか、行ってみたい国です。図書館で、奥田さんの御本を見つけて、少しづつですが、読んでいます。からだが弱いので、嬉しいです。ありがとうございます。

    1. mikiokuda より:

      こんにちは!コメントありがとうございます。スコットランド、素敵なところですよ、ぜひいつか行ってみてくださいね。私の本も読んでくださってありがとうございます(#^^#)

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