英国ファンタジーツアー日記 その5

「ザ・ワールド・オブ・ウェッジウッド」を後にし、グロスター(Gloucester)へ向かいます。
ビアトリクス・ポターの絵本『グロスターの仕立て屋』のモデルになったお店と、
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ハリーポッターと秘密の部屋』のロケ地となったグロスター大聖堂を見学します。
ウェッジウッドでは一時、雨に降られましたが、グロスターに着くころにはお天気に。

絵本のモデルになったお店はグロスター大聖堂のそばにあるので、先にそちらをご案内し、あとは集合時刻を決めて、自由行動です。

お店は現在はピーターラビットグッズを売っています。絵本に描かれたのと本当に同じ外観ですね。絵本では遠くにグロスター大聖堂が見えるように描かれていますが、実際には見えません。


見てください、この青空!!

グロスター大聖堂は、現在、英国国教会の教会です。もともとは7世紀創建のセント・ピーター修道院。ノルマンディー公ウィリアムがイングランドを征服したのが1066年(混乱していたイングランドを統一し、強固な征服王朝をつくった)。彼はウィリアム征服王となり、修道院の改修を命じました。身廊は1089年から1130年ごろにかけてつくられたとのこと。どっしりとしたノルマン様式の柱は、その当時のもの!

その後、増築や改修が、1499年ごろまで何度も行われたようです。400年以上かかって完成しているので( ;∀;) さまざまな建築様式が混在しているとのこと。
添乗員さんが教会建築にお詳しい方で、基本的に教会は、東を向いて礼拝するよう、東向きに建築されるとお話ししてくださいました。東向きに建築されるので、入り口は西側です。なぜ東向きかというと、太陽が昇る方向であることや、キリストが東から現れるという聖書の言葉が理由の一つらしいです。
そして、最初は祭壇から作り始めて、それを支える両側の柱と屋根が作られて……と進んでいくのだとか。詳しい方からお話を聞くととてもためになりますね。

内部の見学は無料ですが、いくらか寄付をするのが礼儀とのこと。写真を撮る場合は3ポンド払ってくださいと書いてあったので、3ポンド払わせていただきました。
どこもかしこも美しいので……教会はどこもそうですが……信者たちの敬虔な気持ちや、祈りが、形となって表れているようです。

たくさんある見どころの中で、やはり一番の興味は、ハリー・ポッターの映画のロケがされた、上の写真の回廊。ホグワーツ魔法学校の廊下として出てきますね。回廊なので、ぐるっと回れます。

ドアを通って中庭へ。まっさおな空♪緑の芝生。バラも少し咲き始めていました。

廊下としてロケされた場所はオックスフォードにもあり、私は以前、そちらも訪れているのですが、こちらの回廊の荘厳さには、圧倒されました! 扇形の天井がそれは見事です。

こうした回廊の床に使われている石は、墓石が多いんだよ…と、添乗員さん。下に埋葬されているわけではないので怖がる必要はないようです。また、墓石を踏むのも失礼にはあたらないそうです。誰かの踏み石になるのはありがたいこと、あるいは、踏まれることで現世とつながっているという意識もあるようです(日本とはだいぶ感覚が違うんですね)。

グロスターの町も、駐車場は少し離れたところにあって、大聖堂のある中心部までは歩きます。歩くことで、町の様子がつぶさに感じられるのでいいですね。

古い建物も多く(ま、イギリスはどこに行っても古い建物が多いんですが(^^;)落ち着いた街並みで、気に入りました(#^^#)
もっとゆっくり回ってみたいところですが、次の目的地があるので、それはまたいつか来た時のお楽しみですね。
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その4

イギリス三日目。6月2日(土)
湖水地方をあとにし、グロスター、レイコックを見学後、オックスフォードへと向かいます。
ホテルのあるウィンダミアからグロスターまでは約350キロ。どうしてもお昼と休憩を途中で取ることになり、
どこに立ち寄ろうか悩んだ末、中間地点にあるストーク・オン・トレントの「ワールド・オブ・ウェッジウッド」にしました。

ストーク・オン・トレントは、陶磁器の町として有名で、たくさんの陶磁器メーカーが軒を連ね、工場見学できるところも多いです。
日本でもファンが多いウェッジウッド窯は、1759年に、ジョサイア・ウェッジウッドによって創業。貧しい家庭に育ったジョサイアは、労働者階級でも手が届く器づくりを目指しました。乳白色の硬質陶器「クリーム・ウエア」を生み出し、これが実用陶器として多くの家庭に普及しました。
新古典主義が流行した時には、磁器に近い炻器を下地にした新素材で「ジャスパー・ウエア」を開発。ウェッジウッドを代表するほどの人気を博しました。

入り口に建つジョサイアの銅像。手に持っているのは、研究を重ねた末に完成した、ジャスパー・ウエアで再現したポーランドの壺。ポーランドの壺は、ミュージアムへ続く通路の壁にも描かれています(下の写真の一番右)。

そうしたウェッジウッドの歴史が詰まっているミュージアムをはじめ、アウトレット、ギフトショップ、紅茶の試飲などを、お昼の時間まで、自由に見て回っていただきました。

ウェッジウッドは、お茶のコレクションも豊富です。試飲ができるコーナーで、全部、試飲させてもらいました!(^^)!
ギフトショップは、ディスプレイがとにかくゴージャスで、うっとりしてしまいました。最初は買う気はまったくなかったのですが……

上の写真の、持ち手がついてないティーカップ(ティーボウルといったほうがいいのかな)と、スクエアのソーサーが気に入ってしまい…えい!と購入を決めてしまいました(;’∀’) この赤い花柄模様は「CRIMSON JEWEL(クリムソン・ジュエル)」という名前で、「ワンダーラスト」シリーズの一つ。ワンダーラスト(ワンダーは”感嘆すべきもの”、ラストは”熱望”の意)・シリーズは、18世紀に上流階級の子弟が教養旅行と称して行っていた”グランドツアー”から着想を得ているとか。それぞれのデザインにはインスピレーションを得た国があるそうで、私が気に入ったクリムソン・ジュエルはネパール。国旗にも用いられ、ネパールのナショナルカラーでもある赤をベースに、スイレンやクリサンセマム、ハニーサックルなどオリエンタルな花々をあしらったとのこと。ほかにも、ロンドン、京都(日本です!)、ハノイなど、個性的な柄が並んでいました(上の写真のポストカード参照)。

私がこのシリーズに出合ったのは、つい二日前でして(^^; ツアーが始まる前に一人で取材で訪れた「チャッツワース」のレストランで”ウェッジウッド・アフタヌーンティー”を体験したときです。このクリムソン・ジュエルの茶器が出てきて、好きな柄だな~~と思っていた矢先だったんです。もし、そのアフタヌーンティーで出合っていなかったら、購入はしてなかったと思うので、これも縁なのかな、と思います。

↑これが、チャッツワースでいただいた、ウェッジウッド・アフタヌーンティー。一番上の赤いのがクリムソン・ジュエル、二段目の青いのが京都、三段目の黄色がハノイ。

チャッツワースのこのアフタヌーンティーの三段トレイセットは、ウェッジウッドのギフトショップに、まんま、ありました!↓

丸いお皿も欲しかったなあ…。いつか揃えられたらいいなあ。

さて、ウェッジウッドのティールームでの、私たちのお昼は――はい、こちらもアフタヌーンティーです!! せっかくイギリスに旅行に来たので、ぜひみなさんにもアフタヌーンティーを味わっていただきたいと思いました。通常は2時からのアフタヌーンティー、なんとか12時からのランチとして出してもらえないか、旅行会社さんに交渉をしていただき、OKしてもらえました♪

みなさんとても喜んでくださって…食べる前に撮影タイム。上の写真は4人分。下の写真は2人分。盛る人数によっても写真映えが違いますね(私のチャッツワースのATは一人分なので、ちょっと寂しい感じ…( ;∀;))。
さすがウェッジウッド、フード類はどれもおいしかったです(特にサンドイッチ)。おなかいっぱいになって、次の目的地グロスターへ!(つづく)

今日は私の誕生日♪

今日は私の誕生日です。年齢は……言える年ではないので控えさせていただきますが(^^;
お祝いの言葉もたくさん寄せていただきまして、ありがとうございます。

写真は、お仕事先からいただいたバースデーケーキです♪(大好きなチーズケーキ) 去年もいただきました、感謝、感謝です。
息子が大学で家を出ているので、夫婦二人だと、こういう大きなケーキは買わなくなってしまいましたので、大きなケーキ、うれしいです!(^^)!

今までも何度も書いているのですが、やっぱり言いたい!! 私はピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターと同じ誕生日なんです!!!
ビアトリクスのように絵はうまくないですが…何度もそのことに慰められました…(笑)

生まれてきたからにはだれにも使命があって、私はまだそれを成し遂げていない…。
あと何年(あるいは何十年)生きられるのか、わかりませんが、それでも、数えられるくらいの最終章が見えてきているので、がんばって、前に進んでいきます。

英国ファンタジーツアー日記 その3

昼食後は、参加者のみなさんにサプライズ・プレゼント! 湖水地方在住の画家・祖父江英之さんに、ウォーキングツアーで美しい自然をご案内いただきました。

実際に暮らされて感じる湖水地方の美しさや、暮らしぶりや、画家としてビアトリクスをどう思うかなどなど、たくさんのことを聞いたり、お話ししていただいて、普通のツアーでは味わえない貴重な体験となりました。祖父江さん、ありがとうございます!

まずは、ニア・ソーリーから、歩いてエスウェイト湖へ向かいました。エスウェイト湖は、ビアトリクスがとても美しい、とお気に入りだった湖。『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』の舞台になった湖の一つです。空は晴れて、暑いほど日差しが降り注ぎます。湖の周りは遊歩道が整備され、生息している動物などの案内板も。

湖の写真は、やっぱり晴れている時が一番ですよね~。

エスウェイト湖の駐車場でバスが待機してくれていて、ここからホークスヘッドの町へ向かいます。ここにはビアトリクス・ポターギャラリーがあります。もとは、ビアトリクスが結婚したウィリアム・ヒーリス弁護士の事務所だった建物です。

『パイがふたつあったおはなし』でもこの建物が描かれています(^^♪
こちらのギャラリーのポイントは、テーマに合わせてビアトリクスの原画を実際に見ることができること。

ホークスヘッドは、『まちねずみジョニーのおはなし』の舞台(”まち”として描かれた)にもなっています。絵本にも描かれている、建物の下がトンネルのようになっていて、人や荷馬車が通るシーン、ありましたね。

ピーターラビットグッズの専門店がありました。同じ原画をもとにしているのに、こうもピーターたちの顔が違うのはなぜなのか??これはピーターじゃないでしょう、というグッズも(笑)

ビアトリクス・ポターギャラリーも小さいので、二手に分かれて交互に見学。その後、自由時間をもうけて、町を散策しました。以前来た時(何十年も前…”(-“”-)”)よりも、かなり観光地化されているのに驚きました。ニア・ソーリーから一番近い、割といろいろなお店が揃っている町で、駐車場も余裕なので、みなさんここに立ち寄るのでしょう。以前来た時、ニア・ソーリーからのバスが停まってくれなくて(手を上げないと停まらないらしい…バス停にこれから乗るぞって体で立ってるのにものすごい早さでスルーされた。そんなのあり??!バスの便がただでさえ少ないのに)、泣きながらホークスヘッドまで歩いたことを思い出します。バッグパッカーでものすごく荷物が重くて…(;O;)今では懐かしい思い出ですが。

私のツアーはゆっくり時間をとってスケジュールを立ててありますが、夕食の時間までまだ余裕が出たので、祖父江さんがその時間内で行ける、景色のきれいな場所として、ジョン・ラスキン(1819-1900)が晩年に過ごした家「ブラントウッド(Brantwood)」に案内してくださいました。
湖水地方は、大小たくさんの湖が点在する風光明媚な地域で、ブラントウッドがあるのはコニストン湖岸です。バスからの眺めも美しく…

ジョン・ラスキンは思想家・美術評論家で、思想面ではあのウィリウム・モリスに影響を与えています。彼の思想から影響されたアーツアンドクラフツ運動や、その後の運動家の精神的支えになったそうです。『不思議の国のアリス』の作家ルイス・キャロルとも交流がありました。
もう閉館時間が迫っていて建物の中は見学はできないので、景色と、ギフトショップだけ見せていただきましたが、確かに、ここからの眺めは最高です!!言葉がありません。

コニストン湖をのぞむ高台に建てられたこの家をラスキンは1871 年に購入し、亡くなるまでの18年間を過ごしました。
アーツアンドクラフツ運動に影響を与えた人ですから、美意識は高く、館内を見学できれば、彼が自宅をどういう空間にしていたかもうかがえて興味深かったでしょうが、それは次回のお楽しみとしましょう。人間が自然界を壊していることも当時から主張しており、そのお庭も250エーカーもあると聞いてびっくり。短時間で見る場所ではなさそうです(;’∀’)

このあと、名残惜しく祖父江さんとお別れし、夕食を予約している「リンデス・ハウ」へ。ここはビアトリクスの両親が以前に借りたことがある建物で、ビアトリクスの父が亡くなったあと売りに出ていたのを機に、ビアトリクスは一人残された母を湖水地方へ引き取る際の母の家として共同購入しました。現在はホテルになっています。ビアトリクスの写真などが飾ってありました。夕食をいただいているときはにわか雨がありましたが、食べ終わったころには雨がやみました。本当にラッキーです。

ビアトリクスゆかりの場所はほかにもあり、今日一日で見れたところは少しではありますが、ビアトリクスが愛した湖水地方の自然と、ビアトリクスが過ごしたヒルトップ農場、原画が展示してあるギャラリーを見ることができ、さらにさらに、ビアトリクスゆかりの場所で昼も夜も食事ができて、これ以上ないというくらいの充実感でした。
明日は湖水地方を離れるかと思うと、名残惜しい……。
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その2

イギリス二日目。6月1日(金)は、丸一日、ピーターラビットと作者のビアトリクス・ポターゆかりの場所をめぐります。
まずは、レイ・カースル(Wray Castle)へ。ビアトリクスが初めて湖水地方を訪れたのは1882年(16歳のとき)。
家族でここに滞在しました。裕福な医者が何年もかけて建てたという、まさに城のような屋敷です。

ビアトリクスはここで、ハードウィック・ローンズリー牧師と出会います。ローンズリー牧師はナショナル・トラストの創設者のひとり。
のちにビアトリクスに大きな影響を与えることになるのです(ビアトリクスはナショナル・トラストの主旨に賛同し、多くの寄付をすることになります)。
レイ・カースルはナショナル・トラストが管理していますが、オープン前なので、外観を見て、周りを散策をさせてもらうにとどまりました。

そして、いよいよ、ピーターラビット絵本の舞台となったニア・ソーリーへ。幅の狭いくねった田舎道が続く湖水地方。
特にニア・ソーリーへの道は顕著で、大型バスでは行けないということで小型のバスで向かいました。
私は以前、レンタカーでニア・ソーリーを訪ねましたが、びっくりするほど道が狭くて、対向車が来るのも見えないくねくね道が続き、
待避所がどこで出てくるのかもわからなくてハラハラし通しだったので、もう二度と自分で車を運転して行きたくはない場所です(;’∀’)
ロンドンの二階建てバスの運転手さんの上手さもさることながら、今回のツアーバスの運転手さんもお見事の腕前。
対向車との距離数センチ、というスリル満点のすれ違いに成功したときには、参加者みんなで拍手喝采でした(^▽^;)

ビアトリクスがピーターラビットの絵本の収入で、1905年に購入した農場「ヒルトップ」は、現在ナショナル・トラストが管理し、
一般に公開されています。小さな家なので、人数制限があります。チケット売り場はヒルトップから離れたところにあり、
私たちのツアーは日本からすでに予約済みですが、添乗員さんが全員のチケットをゲットしてくるまでかなりの時間がかかりました。
時間指定での入場、私たちは11時の予約で、時間に遅れたら、入れません。

実は、5月の末から6月にかけて、イギリスの学校は「ハーフターム」という、学期の中間休みがあるんです。
知人から、この時期はハーフタームで、みんなが子どもを連れて旅行をするので、どこに行っても混むよ、とは言われていました。
実際に、ヒルトップも、家族連れで大賑わい(子供が好む施設はどこもすごい人でした)。当然、マイカー移動の人々で道路も混むわけです。
今回のツアーはもろにハーフタームに重なってしまったため、通常以上に混雑していたと思います。今回は湖水地方のホテルの空きに
合わせたためどうしようもなかったのですが、この時期にイギリス旅行を計画される方は、ご注意を。

ヒルトップ入場時刻11時まで時間があるので、絵本の舞台になった場所を説明しながら、ニア・ソーリー村の中を散策。
と~っても小さな村なので、あっという間に回れてしまいますが、じっくりと味わいながら写真も撮って…
憧れの湖水地方です、お天気もいいし、みなさん大興奮です!(^^)!

↑『パイがふたつあったおはなし』に描かれた家と前庭。「バックルイート」は現在B&Bになっています。(初めて湖水地方を訪れた時に泊まりました♪)

↑このポストは『ピーターラビットのアルマナック』でピーターがバレンタイン・カードを出している場面に描かれました。

一番右に見える白い家は、ビアトリクスがウィリアム・ヒーリス氏との結婚後に住んだ家「カースル・コテージ」です。個人宅のため、中は見れません。ビアトリクスはプライベートはこの家で過ごし、ヒルトップのほうは仕事部屋や、接待として使っていたそうで、中央に広がっている牧草地を横切って、ヒルトップと行き来していたそうです。

11時には全員が時間通りに集合し、いざ、中へ。人数制限しているとはいえ、やっぱり20人以上の人々が、狭い一つ屋根の下にいるというのはたいへんな混雑で…。一つのところに集中しないように、ばらけながら見学して行っている感じです。
以前は館内の撮影は禁止でしたが、今は撮影オーケーになっているんですね、これはうれしかった!(でも館内はとっても暗いのでぶれてしまう…)

ビアトリクスは、実際の家の中をスケッチして絵本に描いているので、ここがあのシリーズの挿絵になったところだ!と、確認しながら
見ていくと、時間もあっという間に過ぎてしまいますね。ギフトショップも見たいし、お土産も買いたいし…!忙しい!!(;’∀’)
建物の入り口も、上の写真の庭からの写真も、人が途切れるまで、かなり長い時間、じっと待って、やっと撮ったんです(-_-;)

↑お昼は、ヒルトップのとなりにある「タワーバンク・アームズ」で。このパブも、絵本に描かれています。お店の前の車が停められるスペースにはぎゅっと車が停まっているので、車のないすっきりした全体写真が撮れません…(これはどこもそうなのですが)。なので、かなりアップでパシャリ。こちらは1階がパブで、2階が宿泊施設になっています。すぐ隣りがヒルトップですから、絶好のロケーションですよね~。私はまだ泊まったことがないので、いつか泊まりたいです。

私たちは奥の個室でお昼をいただきました。暖炉の上には、ピーターたちのぬいぐるみが並んでいました♪
(つづく)

英国ファンタジーツアー日記 その1

アップが滞っていた、英国ファンタジーツアーの日記を書き始めます(やっとか!!)。

ツアーは今年(2018年)5月31日(木)出発でした。
成田空港から、ロンドンヒースロー乗り換えで、マンチェスター空港へ降り立ちました。
といっても、私はみなさんより一週間ほど早くにイギリス入りして取材をしていたので、
マンチェスター空港でみなさんをお迎えしました。(マンチェスターまで何をしてたかはまた別途書きますね)

なぜマンチェスター空港かというと。
湖水地方に一番近い空港だからです。
今回のツアーは、湖水地方から、オックスフォード、そしてロンドンと、南下するスケジュール。
ピーターラビット』シリーズの舞台として知られる湖水地方は、個人旅行するには遠くてアクセスもしづらいので、
行きたくても行けない方がきっと多いはずなので、移動時間はかかりますが、ツアーに組み込ませていただきました♪
マンチェスター空港から湖水地方までは、車で約2時間。
成田発の便が遅れ、ロンドンの乗り換えもぎりぎり間に合ったということで…
みなさんかなりお疲れのご様子です。今日はホテルで寝るだけなので、体も頭も、ゆっくり休められます。
ウィンダミアのホテルについたのはもう夜中の12時をとっくに回っていましたし、真っ暗で外が見えませんでしたが、
翌朝おきて…おお!!!目の前がウィンダミア湖でした!!!
曇りですが、イギリスで曇りはごく普通(というか雨でないだけありがたい…)。
この日はどんどん天気がよくなって、ピーカンになるんです。
私は二度、湖水地方へ行っていますが、二度とも曇りか雨でしたので、本当に奇跡です。

昨年、湖水地方は世界遺産に認定されたので、訪れる人が増えて(ただでさえ人気の観光地なのに)、私のツアーも湖水地方のホテルが決まらなくて(こじんまりとした宿泊施設が多いので、10人以上が泊まれるツアー向けのホテルは少ないのです)
発表がとても遅れてしまいました。
最終的に、今回お世話になったロウ・ウッド・ベイリゾート&スパが、この日しか空いていない、という貴重な(?)日を基準に
ツアーの日程も変えることになったのですが、参加者のみなさんからもこのホテルはとても評判がよかったので、ほっとしています。
1850年の創業ということで、歴史と格式が感じられました。
ベッドには、ホテルオリジナルの犬のぬいぐるみ。購入でき、売り上げの一部は恵まれない子どもを支援する団体に寄付されるとのこと。

コーヒー、紅茶の品ぞろえがすばらしいことに感動して(今回のツアーで泊まったホテルの中ではいちばん!!)いたのですが、
ふっと横を見ると、な、なんと、セーラ・ネルソンジンジャーブレッドが置いてあるではありませんか!!!

湖水地方銘菓として知られるジンジャーブレッドは、ヴィクトリア朝の料理家セーラ・ネルソンが1854年に作ったもの。
住んでいたグラスミアの土地の名前をとって「グラスミア・ジンジャーブレッド」と名付けられました。
ジンジャー(ショウガ)の入ったお菓子はほかにもあったのですが、セーラのジンジャーブレッドがぴか一だと評判を呼び、
わざわざ小さな村の小さなお店まで買いに来る人々が後をたたなかったという伝説のお菓子です。
私はまだ食べたことがなかったので…真夜中だというのに、太るというのに(;’∀’) 誘惑に負けて食べてしまいましたよ。
少しあたためて食べるのがいいそうですが、電子レンジもないし(-_-;) ちょっと堅かったですし、ジンジャー風味のお菓子にあまりなじみのない日本人には、おいしいとは感じられないものですが、これがこちらの人々が愛するお菓子なんだな~と思って、紅茶と一緒にいただきました♪
翌日、ツアーから部屋に戻ると、新しいジンジャーブレッドが置いてありました。お土産に持って帰りたいと思ったけれど、
紙袋にポン、と入っているだけなので、脂がすでにしみていたし、これは無理と諦めました。でも、思いがけなく、食べてみたかった銘菓がいただけて幸運でした。
(つづく)

タータンの新刊見本が届きました!(^^)!

私の四冊目のタータン本となる、『すてきなタータンチェック』(福音館書店)が手元に届きました!!!
これは、小学生向けの科学月刊誌「たくさんのふしぎ」の9月号です。毎月、違うテーマで発刊されている人気の雑誌です。

子ども向けですから、わかりやすく書いてあるのはもちろんですが、だからといって、決してレベルは低くありません!
二年くらい前から制作が始まり、何度も何度も打ち合わせを重ね、原稿は数えきれないほど書き直し、
納得いくまで、妥協せずにできあがったものです。(もっとも、私は自分の本のクオリティで妥協したことは一度もありませんが)
大人が読んでも楽しいタータン入門編になっていますよ(#^^#)

そして、私の今までの三冊のタータン本とも、かなり違っています。
今までの本は、私自身が撮影した写真がメインで構成していましたが、今回はほとんどがイラストでまとめてあります。
しかも、イラストを担当いただいたのは、な、なんと、あの大御所の穂積和夫さんです!!
日本のイラストレーターの先駆者的存在の方で、メンズファッションをけん引してこられた方(ジャパニーズ・ダンディの異名も…)なので、
その道に詳しい方はきっと、え~~~!!!と、驚かれるはず。
私も、いまだに信じられないくらい、感激で胸がいっぱいです。
穂積さんとはまだお目にかかったことはないのですが、いつか、直接お会いしてお礼を申し上げたいと思っています。

中身もちょこっとご紹介しますよ~。

おかっぱの女の子は、小さい頃の私を想像して描いてくださったそうです。私、子どもの頃、本当におかっぱでした。小さい頃の写真をお見せしていないのに、どうして穂積さんはわかったんでしょう???(笑)

『すてきなタータンチェック』の発売は8月1日となります。税込み720円。
お値段的にもお求めやすいので、ぜひぜひ、書店でご予約、お買い求めいただけましたら幸いです。

8月1~6日まで開催される、浜松の遠鉄百貨店本館8階「英国フェア」でも販売させていただきます。

英国フェアでは、『すてきなタータンチェック』のほかにも、
私の一冊目のタータン本『タータンチェックの文化史』(白水社)
二冊目の『スコットランド タータンチェック紀行』(産業編集センター)
三冊目の『図説 タータンチェックの歴史』(河出書房新社)

そして『図説 英国ファンタジーの世界』(河出書房新社)も販売いたします!
サインもいたしますのでお立ちよりくださいね。
お待ちしています(^^♪

イギリスが舞台の本に夢中になる

英国ファンタジーツアーの日記がまだ書けていない中で、英国とつながる本をずっとよみふけり、英国にはどっぷり浸かった日々を送っています(^^;

ひとつめは、お友達から教えてもらった漫画『魔法使いの嫁』(ヤマザキコレ作/マックガーデン刊)。
略して「まほよめ」。

目に見えないものが見えるために周りから(家族からでさえも)うとまれ、疎外されてきた少女チセが、
イギリスの闇のオークションにかけられ、骨の頭を持つ不思議な生き物エリアスに落札され、イギリスでの生活を始める。
少女には魔法使いとしての素質があるので、エリアスは自分の弟子にすることにしたと告げ、嫁としても迎えるという。
チセはイングランドでさまざまな力を持つ人や生き物と出会い、忘れたい自分の過去とも真剣に向き合うようになる。

というのがあらすじです。ファンタジーといえばファンタジーですが、かな~りダークなファンタジーですね。
第一巻の表紙に、アフタヌーンティーの風景が描かれています♪ それに呼応するかのような、アニメのお茶のシーン(以下のサイトから借用)も。

とても人気が出て、2016年にはアニメ化されたんだそうです。グッズもいろいろ出てますね。
こういうアイデアって、どこから出てくるんでしょう。尊敬しちゃいます。私にはとてもとても、考えられないストーリーです…。
今も連載されているとのことで、今後もとても楽しみです。まほよめの情報はこちら→http://magus-bride.jp/

そしてふたつめは、子ども向けのファンタジー『アーチー・グリーンと魔法図書館の謎』(あすなろ書房)。
これはイギリスの作家D.D. エヴェレストが書いたシリーズもので、私は続きが読みたくて、ツアーの日記も書かずにこの本に
夢中になっていたのでした……(;’∀’)。
2冊目の『アーチー・グリーンと錬金術師の呪い』3冊目の『アーチー・グリーンと伝説の魔術師』と、一気に読み切りましたよ。

図書館で偶然見つけたのですが、なんと、舞台がオックスフォード!! ツアーで訪ねた町じゃないですか!!さらにツアーで訪問した
ボドリアン図書館が舞台になっている!!!とあっては、読まずにはいられません!
それも、魔法の図書館が存在し、それはボドリアン図書館の地下にあるっていうんですから!

これはハリー・ポッターシリーズととても似ていて、自分が魔法使いの家に生まれたこと、すごい魔法使いであることを知らずに育った男の子アーチーのお話。
12歳の誕生日にそれがわかって、わけがわからないまま、魔法図書館での修業が始まります。
そして、危険な”暗黒の魔法”の復活をたくらむ人々と、アーチーは戦わなければならなくなるのです。

まさにハリー・ポッターのようなストーリーですが、あそこまで長々と続かないので読みやすく、魔法図書館という独特の世界観も、
本好きの私にとっては魅力的でした。
英国、ファンタジー、図書館がお好きな方、ぜひ読んでみてください(^^)/

赤毛のアンのお話会@西宮、無事終了しました!

7月15・16日と、西宮市の紅茶教室「スシーラティー」さんにお招きいただき、赤毛のアンのセミナーをさせていただきました。
いつもはテーマごとに、3回、6回と、お話しすることがたくさんあるアンのセミナー。1回のセミナーではとても全部お伝えできないのがいつも残念なのですが、ぎゅっと凝縮して、がんばってまとめました(^^;
すでに梅雨明けし、毎日酷暑が続いている中、足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。心より、感謝いたします。

先月の英国ファンタジーツアーにご参加くださった方々が、遠くからご参加くださって、うれしい再会もありました。
また、フェイスブックでつながっている方と実際にお目にかかれたり、何年か前にお会いしてご無沙汰していた方とも、笑顔の再会。
そして、スシーラさんに通っているみなさまも、みなさん、とても良い方々ばかりで、私のほうまでうれしくなってしまいました。

セミナーの最後は、スシーラ茶園の紅茶と、私が訳させていただいた『赤毛のアン レシピ・ノート』(東洋書林)にある、「モック・チェリーパイ」を代表の吉田直子さんが手づくりしてくださいました♪ 吉田さん、ありがとうございます!!!(^^)!
このレシピ本は、赤毛のアンの作者のモンゴメリが実際に使っていたレシピをまとめたもので、
「モック・チェリーパイ」は、モンゴメリの息子の大好物でモンゴメリが息子のためによく作っていたお菓子です。
”モック”というのは”まがいもの””~もどき”という意味で、実際にはチェリーが入っていないのにチェリーの味がするんですよ。チェリーが手に入らない時の代用レシピ(?)みたいなものでしょうか。
材料が簡単に、あるいは自由に手に入らない時に女性たちがどう工夫して料理を作っていたかがうかがえるのがこの”モック~~~”と、モックという言葉がつくお料理です。
不思議の国のアリス』に、モック・タートル(ウミガメもどき)という架空の動物が出てきますが、
これはウミガメの肉の代用として仔牛の頭肉を使った「モック・タートルスープ」をパロディにして作り出したといわれています。
ウミガメのスープはおいしいと人気があったそうですが、希少種のため、ウミガメを使っていないのにウミガメのスープの味を出すという工夫がされたのですね。

そういえば、このウミガメのスープを作れと命令された家政婦(メイド)さんが困り果てていたところ、モンゴメリのモック・チェリーパイの話をヒントとしてしてもらったことで見事スープを作ることができた、というエピソードが、小説『オークブリッジ邸の笑わない貴婦人』という小説に書いてありました。このシリーズ、私、とても大好きなんです。現代にあってヴィクトリア朝の暮らしを忠実に送りたいという老女のところへ、家政婦紹介所から一人の女性が派遣され、ヴィクトリア朝のメイドの仕事をこなしていく…というお話。
ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください(#^^#)

そして、スシーラさんでのセミナーは、実は今回が終わりではないんですよ~うふふ。
テーマは違いますが、9月16・17日は、タータン(チェック)をテーマに。10月7・8日は、和紅茶(国産紅茶)をテーマにさせていただきます!!
ご参加、お待ちしています。詳細はこちらからどうぞ。http://happy-tealife.com/blog/4781/
 

英国フェア、浜松で開催決定!!

静岡県内では、静岡市以外ではなかなか開催されない英国フェアが、浜松で開催決定になりました!!
英国好きには見逃せないイベントですよ!(^^)!

【英国フェア ~世界があこがれる英国の魅力を一堂に~】
2018年8月1日(水)~6日(月)
遠鉄百貨店本館8階スペース8
10:00~18:30(最終日は17:00閉場)

英国の記念グッズ、王室御用達商品など、さまざまな英国グッズが集まりますよ。

私は…以下のイベントをさせていただきます!!

『スコットランド タータンチェック・トークショー』
8月1日(水) ①11:00~ ②15:00~(各20分)
参加費:無料
*トークショー終了後、著書販売&サイン会をさせていただきます(^^)/
トークショーのない時も、私の著書は会場内で販売していますので、ぜひご覧になってくださいね。

1日のイベント当日はずっと会場内にいると思いますので、お声かけください!(著書のところにいるかと…)
土日も、時間が許す限り、会場でお手伝いをさせていただきたいと思っています。


*写真は私が昨年イギリスから買ってきたお土産で、イメージ写真として使っています。